学校長より
洲本高等学校 学校長
越田 佳孝
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今日は12月24日。今日で二学期を終了します。明日からお正月をはさんで冬休みです。1月8日の三学期の始業式には元気な顔を見せてください。
9月1日の二学期の始業式では、防災の日にちなんで、地震や水害という予期せぬ事態に遭遇したときこそ、普段からの心構えが問われるという話をしました。それは「周りに合わすな!」「周りに惑わされるな!」ということでした。二学期は様々な行事がありました。体育祭、オープンハイスクール、淡陽自動車教習所での交通安全実技教室、文化祭、遠足、三年生の修学旅行、由良総合福祉センターへの慰問ボランティア、そして生徒会役員選挙です。それぞれの行事は勿論目的が違います。しかし、共通したものがあります。それは集団の中で一人一人の果たすべき役割と責任を学ぶということです。
体育祭では100人を超える地域の方々、川西町内会のみどり会の方々が観戦に来てました。みなさんと一緒にラジオ体操、綱引き、玉入れをすることを楽しみに来ているのです。そういうとき、みなさん自身が体育祭を楽しんでいなかったら、折角来てくれた人たちはどう思うでしょう。淡陽での交通安全実技教室でも同じです。施設を一日、洲本高校定時制の専用として貸してくれた教習所の方、バイクの指導と試験をしてくれた淡路陸友会の役員の方々は、みなさんが真剣に交通安全教室を楽しんでいる姿を楽しみに、忙しい中、時間を割いてきてくれているのです。文化祭、遠足、三年生の修学旅行、由良総合福祉センターへの慰問ボランティアでも同じです。みなさんが、学校行事を休まずに、そして楽しんでいることが、周りの人たちに力と元気を与えています。それが、学校の中だけではなく、より大きな意味で集団活動の中で一人一人の果たすべき役割と責任ということです。私は、みなさんが自覚しているか否かにかかわらず、集団活動の中で一人一人の果たすべき役割と責任を果たすという意味では、大きく成長していると思っています。
「成長」とは、昨日に比べて今日、昨年に比べて今年の「変化」をいいます。これまでの自分に比べて現在の自分の「変化」です。昨年の今頃自分はどんなだったろう。どういう風に言われていただろうということを考えてみると、いろいろな意味で成長していることが実感できます。10月の生活体験発表会の県大会を全員で見に行きました。他者と比較すると洲本高校定時制のレベルの高いことが分かります。他との比較というのも成長を実感する方法であります。高校で学ぶ目的は、自らの成長とそれを客観的に見ることができる力を養うことです。ですから、私たちは、まず学校に来ること、次に授業を受けて学ぶこと、そして学んだ成果を活かし、自らの進路実現へと道筋をつけていくことが大切になるのです。洲本高校定時制での「学び」は、皆さんがこれから一生たくましく生きていく上での「資本」となります。1月8日に全員揃って元気で会えることを楽しみにしています。
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