学校長より
洲本高等学校 学校長
越田 佳孝
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11月7日(金)、平成26年度洲本高校定時制文化祭が、「Best friends and best memories」をテーマに行われました。開始は午後6時。保護者、地域の方々はじめ一般の来場者が約100人近く集まってくれました。今年も昨年と同じように開場時刻の10分前にはたくさんの方々が列を作って待っていました。地域の人々の期待するものが大きいのです。
今年も定時制文化祭の内容は、生徒の作品展示と生徒・育友会による出店です。それに今回は生徒有志のアコースティック・ライブが加わりました。茶道部、華道部、陶芸作品、定時制の活動紹介、献血啓発コーナーの展示は定時制集会室。陶芸作品は生徒が5月の陶芸教室で作った作品です。出店内容は、4年生がアートバルーン、3年生がお好み焼き、2年生がカップケーキ、1年生がバザーです。今年も育友会が、豚汁・おでん・炊き込みご飯を用意してくれました。当日は2時ごろから育友会の役員の方々、3年生、2年生のお好み焼きやカップケーキの仕込みが調理室で始まりました。定時制の先生方も生徒や育友会の方と一緒になって仕込みをします。料理がとても上手で生徒から「神」と呼ばれている先生、その反対に生徒から突っ込みを入れられている先生等様々です。生徒も教室で見せる顔と違った一面を見せてくれます。とても上手に片手で卵を割る生徒やカップケーキをとてもきれいな形に仕上げていく生徒と、みんな生き生きとした表情をしています。
6時に放送で文化祭の開場が告げられると、私はさっそく各会場を見て回りました。203教室の育友会のコーナーでは、炊き込みご飯と豚汁を、3年生の205教室ではお好み焼き、2年生の204教室ではカップケーキを買いました。おいしかった。全日制の橋本教頭も原田事務長もいろいろ買い物をしていました。201教室の生徒有志によるアコースティック・ライブは満員の盛況でとても上手です。アコースティックですから、電子音のような喧噪がなくしっとりとしています。楽しそうで屈託のない表情は高校生そのもの。一般の人たちが、しかも大勢で自分たちの学校に来てくれているのがうれしいのです。自分たちの学校の文化祭を楽しみにしている人たちが大勢いる。その事実がうれしいのです。こういう気持ちを「自己有用感」「セルフ・エスティーム」といってもよいでしょう。1年生にとっては、そういう文化祭を目の当たりにして学ぶところが大いにあります。これが「成長」です。
来客アンケートでもほとんどの方が、「よかった」「とてもよかった」と回答してくれていました。生徒のアンケートも同じです。「小さい子どもたちも楽しめることをしたい」という来年度への提案もありました。お母さんに連れられてきた小さい子どもが4年生のアートバルーンを楽しんでいたからでしょう。こういう積極的な意見が出ることがなにより今年の定時制文化祭の成功を物語っています。最後に定時制応援歌の♪築け 洲高の 定時制♪とは、一つひとつの行事と一人ひとりの生徒を大切することで達成されるのです。
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