学校長より
洲本高等学校 学校長
越田 佳孝
|
 |
今日は12月の24日です。今日で2学期の課程を終了します。日本人は「節目」というこことが大変好きです。日本のはっきりした四季の変化がそういう国民性をつくりあげたのかも知れません。いずれにしても、入学式、卒業式、そして始業式、終業式、さらには成人式等、いろいろな節目に襟を正し、改めて過ぎた日々とこれからのことを考えてきたのです。今日の終業式も大晦日や元旦もそういう大事な節目の一つです。こういう「節目」に襟をただし、大きく成長する機会としましょう。
2学期の始業式で、私は「成長」の話をしました。「成長」とは、昨日に比べて今日、昨年に比べて今年の「変化」をいいます。これまでの自分に比べて現在の自分の「変化」なのです。みなさんは、この学校で学んで「三つの成長」を遂げています。一つは、学校で学ぶことによって「知識が増える」ことです。二つ目は、いろいろな体験をすることによって「視野が広まる」こと。そして三つ目が、人から何らかの仕事を任されることによって、「よし、やるぞ!」と「意識が深まる」ことです。この2学期、私は、君たちの成長を大きく実感しました。
例えば、1学期と2学期に行っている授業評価の感想です。こういう感想がありました。「昨年よりテストでよい点数をとれるようになった」とか、「とにかく毎回とても話がおもしろいので気に入っている」、「しっかり先生の話を聞いたら単語ができるようになった」「もっと言葉の意味・使いどころを知りたいと思った」という感想です。これらの感想は、学ぶことによって「知識が増え」、学ぶことによって「視野が広まり」や「意識が深まった」ことを示しています。
9月20日に、いざよいの月の下、Spring of life fever❤をテーマにした体育祭、圧巻は最終種目の全体演技でした。女子の「ソーラン節」のダンス。気合いが入っていました。「どっこいしょ‼ どっこいしょ‼」との勇ましいかけ声も揃っていました。10月11日の淡陽自動車学校で行った「第19回交通安全実技教室~ドライバーズコンテスト」もよかった。洲本警察署、淡路陸友会の方がその態度をほめていました。11月の文化祭でも、修学旅行でも、遠足でもそうです。集合時間に遅れることなく集まりました。それぞれの場面でみなさんに接した人は褒めてくれています。校長としてこれほど嬉しいことはありません。
当たり前のことを当たり前にできる。人生ではこのことが大きな意味を持つときがきっと来ます。今、君たちが、この洲本高等学校で学んでいるということは、君たちの人生におけるここという一瞬のために学んでいるといってもよいのです。私たちの学びは全てがその一瞬の時への準備にほかならないのです。
どうか、いい年を迎えてください。1月8日に元気で会いましょう。
平成28年度
平成27年度
平成26年度
平成25年度
|