学校長より
洲本高等学校 学校長
越田 佳孝
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今日は12月24日です。今日で2学期の課程を終了します。明日からは冬休みです。この長い休みの間には、クリスマス、大晦日、お正月と楽しい行事がたくさんあります。健康に留意して、事故にも遭わず過ごして下さい。
私はみなさんにこういう機会を通じていつも話していることがあります。それは洲本高校の定時制で「学ぶ」ことの大切さです。創立記念式でも話しましたが、洲本高校の定時制は、「学ぶこと」の大切さを知っている者たちの、「学ぶこと」に対する熱意が創り上げた学校です。ですから、まず皆さんがしなければならないことは、しっかりと「学校に来る」ことです。次に、学校に来て「しっかりと学ぶ」ことです。そして、その「学んだ成果を将来の仕事につなげていく」ことです。その三つが、まず、みなさんがしなければならないことです。何人かの人は覚えているでしょう。いろいろな事情で、学校に来ることを控えていただかなければならなくなった時に私が言った言葉を。「こんなことのために学校に来ることができなくなるようなことはするな!!」ということです。
洲本高校の定時制は、みなさんが思いっきり、なんの遠慮もせずに話したり、くつろいだりできる「場所」です。仕事先やバイト先では、上司や先輩にいろいろ言われます。接客の仕事をしている人ならお客さんから苦情をあびる時もあるでしょう。やさしく、丁寧に、さとしてくれる場合ばかりではありません。厳しく叱責されることもあります。怒鳴られることもあるかも知れません。仕事ですから当然です。しかし、洲本高校の定時制には上司や先輩に気兼ねせずにくつろげる「時間」があります。なぜなら学校に来れば仲間がいるからです。学校に来れば仲間とワイワイ楽しい時を過ごせます。社会へ出て、働くようになれば、今のようにはいかないでしょう。そのことは皆さんも分かっているはず。そういう大切な時間と場所が、今、ここであるであることをしっかり心にとめておいて下さい。だから「こんなことで学校に来ることができなくなるようなことはするな」というのです。
同じことは、5月の創立記念講演会で、本校の同窓生で、現在兵庫県美容業生活衛生同業組合副理事長をされている山田 廣美さんのお話しの中にも出てきました。皆さんは、洲本高校の定時制はそういう場所だということを知っています。だから、校歌を、そして定時制応援歌をしっかり歌うのでしょう。こんな学校は県下にはありません。それは誇りに思ってよいことです。校歌、応援歌をしっかり歌った、そのことが何十年後かの皆さんを一つに結びつけるものになるのです。
では、長い冬休み、事故にも遭わず、病気もしないで、全員、元気に1月8日の始業式でお会いしましょう。
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