〒662-0813 西宮市上甲東園2-4-32
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毎日、県西のキャンパス内で見ている記念碑や記念物。そして校舎内の廊下の壁の掲示物。生徒も教職員も毎日見ているが、その由来を知っているだろうか。そこで、みんなが毎日見て知っているいくつかを、ふりかえってみよう。
◎鬼瓦→職員・来客玄関入って正面。卒業生の瓦師山田脩二氏の寄贈。「第10回生卒業、三十周年同窓会記念」の銘板が左にある。右側の説明板(平成元年(1989)4月)にはこの鬼神文鬼瓦について説明があり、「(鬼瓦が)雲に乗って大空をとび回ってくれることを願っています」「したたかで、バイタリティーのある、ドラマチックな高校生活を」と後輩への願いが書かれている。鬼瓦の両脇の赤色・青色の軽快なデザインの雲が素敵であり、毎日、来客を迎えている。『80年のあゆみ』には「玄関に鬼瓦寄贈さる」と平成元年4月22日の贈呈式の記事と写真が出ている。
◎「歩こうよ」→E棟1階の階段横廊下の壁に歌詞。平成7年(1995)12月「いきいきハイスクール」の取り組みの一つだった。90×180センチの木彫りの歌詞の額を作り、書道選択の生徒が分担して黒と金の墨で色付けした。「歩こうよ」は「震災のあの日を忘れないため何かを残そう」という生徒の声で、被災者への復興メッセージソングの歌詞の校内募集がされ、全16作品の中から選ばれた最優秀作品である。作詞は松田歩さん(音楽科2年)、作曲は加納久仁子さん(音楽科3年)。平成8年(1996)の震災1周年に全員の前で披露され、以降、毎年、卒業式の退場時に流れている曲である。
◎「建学の塔」→正門から入り、左手の「憩いの広場」を見ると、御影石の塔が立っているのが見える。12回生の柳新也氏(成安女子短大教授)の作、60周年記念事業の一環で建てられた。「1979 創立60周年記念 Empty Space Shinya Yanagi」の表示板がある。玄関入った事務室前にも大きな石の箱があり、「1979 60周年 Empty Space」と刻まれている。
◎「飛翔」→職員・来客玄関入ると枝をひろげた大樹のデザインの大きな銅板が壁に飾られている。「夏見記念 1981」とある。故夏見康世君の家族の御厚志を得て、美術部が製作した銅板レリーフである。『80年のあゆみ』の昭和56年の箇所に記されている。
◎E棟の階段踊り場廊下→2階にはピカソの「ゲルニカ」を模した巨大な壁画がある。4階には、かつて県西祭で2年3組が作成した爪楊枝アート(48600本!)がある。なお、C棟2階の踊り場にも爪楊枝アートの「モナリザ」が立てかけられている。
◎石柱の記念碑→
・正門の石の左側門柱の「兵庫縣立西宮高等学校」の校名表札は西宮市長の字。
この門柱の裏側に「第十一回卒業生」と刻まれている。
・「憩いの広場」の池の、玉石の側壁に「第十三回卒業生」とある。
・旧図書館前庭の大きな石の前に「第十五回卒業記念」の石柱。裏面に
「昭和三十八年三月卒業生一同」。
・旧図書館近くに「第十六回卒業記念」の石柱。横に「林泉書」の字。
・グランドの南側周縁部に「第十七、十八回卒業記念」の石板。
・グランドの南側周縁部、旧同窓会館近くに「第十九回、第二十回卒業記念」の石柱。
・講堂と食堂の間、藤棚の場所に、「創立五十周年記念」の石柱。
・テニスコート入口近くに「創立八十周年記念植樹 四翠会 昭和17年12月卒業生」
の石柱。
・テニスコート入口近くに「創立八十周年記念植樹 県西シニア会」の石柱。
◎校舎の定礎記念石板など→
・A棟玄関横の壁に「定礎 1979,7」の白い石板が埋められている。赤屋根瓦、
木造2階建ての旧校舎を取り壊し、今の校舎を建てた時のもの。
・E棟の東側壁に黒い石板。阪神淡路大震災で全壊したあとの校舎新築で「
兵庫県立西宮高等学校災害復旧工事 竣工平成9年3月」という字と会社名など。
・昇降口横花壇の側壁に「寄贈 正面ロータリー周辺・旧図書館整備
兵庫県立西宮高校同窓会、兵庫県立西宮高校PTA」の銘板。
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第十一回卒業生 | 第十五回卒業記念 | 第十九回、第二十回卒業記念 |
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第十三回卒業生 | ||
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鬼瓦 | ||
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創立五十周年記念 | 飛翔 | |
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歩こうよ |