工業化学科 -Chemistry-
工業化学科の紹介
工業化学科 TOPIC
工業化学科 紹介動画
「工業化学」って何?
みなさんは「化学」にどのようなイメージを持っていますか? 「化学」は難しいと思っている人もいると思います。しかし、私たちの周りには「化学」があふれています。例えば、あなたが着ている服。「ポリエステル」「ナイロン」と表示されていませんか? これは薬品を混ぜて作った「化学繊維」で、とても丈夫です。 また、お風呂ではシャンプーやボディーシャンプーを使っていませんか? この中には「界面活性剤」という化学物質が含まれていて、身体や髪を洗うときの泡の正体です。 他にも、携帯電話がどんどん小さくなったこと、水素で自動車が動くこと、コンビニで並んでいる商品の多くは「化学」の影響を受けています。 病気になったときに飲む「薬」も「化学」です。工業化学科を卒業して大学の薬学部へ進学し、薬の専門家になる先輩たちもいます。 工業化学科では、皆さんの生活に根付いている「化学」を幅広く勉強し、より社会性をもって学習していくことをモットーにしています。 身の回りにある物質はどのようにできているのか?燃料電池って何だろう?地球の温暖化やオゾン層破壊を防ぐにはどうすればよいのか?そんな疑問を一緒に考えていきましょう! |
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主な学習内容
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■工業化学科カリキュラム Click here
卒業後の主な進路
■工業化学科卒業生進路一覧 就職→Click here 進学→Click here工業化学科で充実の高校生活を
■バレーボール・バスケットボール・野球・ラグビー・卓球・陸上競技など部活動主力選手が多数在籍。部活+勉強=文武両道。■国公立大学や薬学部など、大学進学なら工業化学! 実験が好き、理科が好き大歓迎!あなたもぜひ工業化学科へ!
工業化学科の施設設備
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■C棟2F 新化学材料実習室 click here (3年生 課題研究)アルミナを1600℃の高温で焼結し、セラミックスを製造する実習を行います。 |
■C棟2F 電子顕微鏡室 click here (2年生 機器分析)電子顕微鏡やガスクロ・液クロ・蛍光X線などの機器を使用して、分析をする実習を行います。 |
■C棟2F ケミカルバイオロジー実習室 click here (3年生 バイオ) 酵素や菌、カビなどを使ったバイオ実習を行います。 (2年生 機器分析)吸光光度分析など機器分析の実習を行います。 |
■C棟2F クリーンルーム click here (3年生 バイオ )雑菌の少ない空間にあるクリーンベンチを使用して、菌の植え付けなどの実習を行い、微生物の生態を学びます。 |
■C棟2F バイオリアクター実習室 click here (3年生 バイオ)発酵装置のバイオリアクターを使っての発酵実習や、人工気象器・インキュベータなどを利用して、植物や微生物の培養行います。 |
■C棟2F 化学分析実習室 click here (1年生 定性分析)陽イオンの定性分析を行います。また、資格検定の講習や実技作業練習、各種研修会に使用します。 |
■C棟2F ケミカルサイエンス実習室 click here (3年生 有機合成)医薬品の原料や染料などを合成する実習を行います。 |
■C棟1F 情報化学実習室 click here (1・2年生情報)コンピュータのソフトを使用した実習を通して、コンピュータの基礎知識を学びます。その他、課題研究や学校行事などで多目的に使用します。 |
■C棟1F 環境化学実習室 click here (2・3年生 機器分析) GC/MS・NMR・原子吸光・元素分析・FTIR・ガスクロ・液クロなどの機器分析を学びます。2年生では基礎を、3年生では応用的な実習を行います。 |
■C棟1F 化学演示室 click here (3年生 化学工学)二重管式熱交換器を使用した伝熱実習と、流動試験装置を使用して化学工学の実習を行います。 |
■C棟1F 基礎化学実習室 click here (1年生 基礎化学)ガラス器具や天秤などの使い方、試薬の調整など化学の基礎的な内容を学びます。 (2・3年生 定量分析)2年生は中和滴定、3年生は酸化還元滴定を行います。「高校生ものづくりコンテスト」の課題であるキレート滴定の練習も行います。 |
■C棟1F ボイラー室 click here (3年生 化学工学)ボイラーの運転や水の軟化方法などの実習を行います。また、発生した蒸気は他の実習室に送り使用します。 |
■C棟1F 化学プラント実習室 click here (3年生 化学工学)17段精留塔・蒸発缶・平衡蒸留・固体熱伝導率の測定など、化学工学の実習を行います。 |
工業化学科の設備一覧 Click here
資格検定
取得可能な主な資格
*印の資格は、工業化学科を卒業したり指定科目を30単位以上取得したりして、必要なときに申請すると試験を受けなくても与えられます。 |
全国工業高等学校長協会理事長賞受賞工業化学科の3年生の森本恭矢君が令和6年2月8日付でジュニアマイスター顕彰制度の理事長賞として表彰されました。この賞はジュニアマイスター特別賞の受賞者の中から特に優秀な者に送られる賞です。おめでとうございます。 |
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技能検定(化学分析部門)受験者と合格者の推移技能検定(化学分析部門)3級15人、2級4人が2023年度は合格しました。学校で実施される実技試験では、3級は中和滴定、2級は酸化還元滴定、2級・3級ともに陽イオンの定性分析作業が課されます。合格に向けて放課後を利用して練習してきました。国家試験である技能検定の合格者には、化学分析技能士の資格が与えられます。![]() |
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中和滴定 | 陽イオンの定性分析 | |||
技能検定(化学分析作業74回生は3級に全員合格更に2級に13人合格!(2021)工業化学科では、国家資格の技能検定化学分析作業に取り組んでいます。技能検定化学分析作業では、専門の学習で学んだ化学分析に関する知識や技術を客観的に評価されます。今年の3年生(74回生)全員が3級に合格をしました。初めての快挙です。また、3年生の14人が更に上位の2級を受験して、13人が合格しました。学科試験ではJISや分析装置の仕組みなどを学習し、実技では陽イオンの定性分析と、定量分析を行いました。定量分析は3級では中和滴定、2級は酸化還元滴定を行いました。陽イオンの定性分析も、2級は硫化水素作業など難易度の高い操作もありました。工業化学科の生徒として必要な、化学分析の基本的な知識と技術が習得されていることが客観的に評価されました。皆なよく頑張りました。後輩たちも続いていって欲しいと思います。 |
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3級に全員合格、2級に13人合格した工業化学科の3年生(74回生) |
特別非常勤講師講座
75回生 福井工業大学原子力技術応用工学科 砂川武義教授「技術者倫理」令和4年9月6日(火)、工業化学科3年の生徒を対象に、福井工業大学の砂川武義教授による「技術者倫理」についての特別講座が行われました。技術者として必要な関係構築についてのお話を聞き、グループディスカッションを実施しました。たくさんの意見を出し合い、発表を行い、質疑応答の時間もありました。技術者の関係構築の難しさを実感したようです。就職選考前である生徒たちにとっては、大変有意義な時間を過ごすこができました。 |
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76回生 大阪大学大学院理学研究科 小林裕一郎助教授「世界最先端の材料」令和4年11月24日(木)、大阪大学大学院理学研究科より小林裕一郎先生にお越しいただき、工業化学科2年生の生徒を対象に特別非常勤講師講座を開きました。「世界最先端の材料」という題材で、超分子化学の実験を行いました。化学素材について着目した座学や実験を通して、生徒たちは熱心に聞き入っていました。今回の講座で、化学の知識の幅をさらに広げることができ有意義な時間を過ごすことができました。 |
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77回生 福井工業大学原子力技術応用工学科 砂川武義教授「化学実験の基礎操作」令和4年10月26日(水)、11月10日(水)に、福井工業大学工学部より砂川武義教授にお越しいただき、工業化学科1年生を対象に特別講座を2日にわたって開講しました。化学実験を行うにあたっての心得や基本操作についての講義を受け、爆鳴気実験や易融合金の作製などのさまざまな化学実験を紹介していただき、実践を行いました。 普段生徒たちは、化学の基礎部分の内容を中心とした実習に励んでいますが、化学実験を間近で体験し、熱心に取り組んでいました。実りある2日間となり、学んだことを今後の実習に活かしていきます。 |
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ものづくりコンテスト
第24回高校生ものづくりコンテスト全国大会化学分析部門出場 祝・優勝!
令和6年11月9日(土)、10日(日)に岩手県盛岡市で開催された第24回高校生ものづくりコンテスト全国大会に、近畿地区代表として工業化学科2年のロメロ・ビクトリアさん(花田中出身)が出場しました。 コンテストの内容はキレート滴定法による水の高度分析で、制限時間2時間30分の間に2つの未知試料を分析、全高度にカルシウム高度、そしてマグネシウム高度をそれぞれ報告するといったものです。 激闘の近畿地区大会を終え、全国への切符を手にしたロメロさんは、近畿地区大会での反省点を改善し、分析精度を高める練習と実験作業の効率化を徹底的に強化しました。 結果、過去最速の時間でコンテストを終えることができ、見事優勝を果たしました。工業化学科初の全国制覇を成し遂げることができ、「全国の頂点」に立つことができました。 おめでとうございます! |
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令和6年度高校生ものづくりコンテスト全国大会化学分析部門近畿地区予選
優勝・準優勝(総合優勝)全国大会出場決定!
令和6年8月2日(金)、龍谷大学瀬田キャンパス(滋賀県)にて、第24回高校生ものづくりコンテスト全国大会化学分析部門近畿地区予選が行われました。本校の工業化学科から2名が出場しました。 大会の課題は、キレート滴定法により試料水(2種類)のカルシウム及びマグネシウムの定量を行うことにより、試料水中の硬度を求め、測定結果報告書を提出することでした。 結果、ロメロ・ビクトリアさん(2年花田中出身)が優勝、後藤稟來さん(3年花田中出身)が準優勝という輝かしい結果を残し、選手2人の合計順位で総合優勝を受賞しました。総合優勝は6大会連続の受賞となります。 優勝したロメロさんは、11月に岩手県で行われる第24回高校生ものづくりコンテスト全国大会化学分析部門に近畿地区の代表として出場します。応援よろしくお願いします。
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令和5年度第23回高校生ものづくりコンテスト化学分析部門全国大会出場
敢闘賞受賞(第6位)
令和5年11月11日(土)12日(日)に熊本県立熊本工業高等学校(熊本県)で開催された、第23回高校生ものづくりコンテスト化学分析部門全国大会に工業化学科の後藤稟來君(2年花田中出身)が出場しました。 課題は、キレート滴定法により試料水(3種類)のカルシウム及びマグネシウムの定量を行うことで、 試料水中の各硬度を求め、測定結果報告書を提出することでした。 競技の結果、第6位(敢闘賞)という結果を残し、精一杯の力で大会に臨むことができました。おめでとうございます!
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令和5年度 高校生ものづくりコンテスト 全国大会 化学分析部門
近畿地区予選 優勝(連覇)と4位で総合優勝(5連覇) 全国大会出場
令和5年8月2日(水)、滋賀県にある龍谷大学瀬田キャンパスにて、第23回高校生ものづくりコンテスト全国大会化学分析部門の近畿地区予選が行われました。大会では、キレート滴定(飲料水中の硬度分析)という課題で分析技術を競いました。試料水は昨年に引続き3つになり、技術レベルのとても高い大会になりました。2時間30分の制限時間内に20回の滴定操作を行い、そのスピードと正確さが求められました。2人とも放課後や休日に練習を重ねて技術を磨いてきました。 結果は2年生の後藤稟來さんが1位、岡本紗彩さんが4位に入賞しました。選手2人の合計順位で競う総合優勝も受賞し、総合優勝は平成30年から5大会連続継続中です。例年であれば3年生が大会に参加するのですが、昨年度から計画的に準備し、全学年から校内選考会を実施し、後藤さんは学校代表に選ばれました。初の連覇を目指してほしいと思います。優勝した後藤さんは11月11日(土)・12日(日)に熊本県の熊本工業高校を会場として行われる第23回高校生ものづくりコンテスト全国大会(化学分析部門)に近畿の代表として出場します。また、良い報告ができればと思っています。
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令和4年度 高校生ものづくりコンテスト全国大会 化学分析部門 近畿地区予選
1位と2位(学校賞受賞) 全国大会出場
令和4年度 第22回高校生ものづくりコンテスト化学分析部門全国大会出場!敢闘賞受賞(8位)
令和4年11月12日(土)・13日(日)新潟県新潟市(新潟薬科大学)で開催された、第22回高校生ものづくりコンテスト化学分析部門全国大会に、3年工業化学科の岡田源太君(別府中出身)が出場しました。 課題は、キレート滴定法により試料水のカルシウム及びマグネシウムの定量を行い、試料水中の各硬度を求め測定結果報告書を提出することでした。 競技中は、安全・実験マナー・分析技術・測定精度等を厳重に審査され、第8位(敢闘賞)という結果を残すことができました。 岡田君は毎日一生懸命練習に取り組み、大会では精一杯の力で臨むことができました。本当によく頑張りました。おめでとうございます! |
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2024 第24回高校生ものづくりコンテスト近畿大会化学分析部門 優勝・準優勝(全国大会出場) 2023 第23回高校生ものづくりコンテスト全国大会化学分析部門 敢闘賞第6位(近畿優勝) 2022 第22回高校生ものづくりコンテスト全国大会化学分析部門 敢闘賞第8位(近畿優勝) 2021 第20回高校生ものづくりコンテスト近畿大会化学分析部門 準優勝・第3位・学校賞受賞 2020 新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止 2019 第19回高校生ものづくりコンテスト全国大会化学分析部門 第2位(近畿準優勝) 2018 第18回高校生ものづくりコンテスト全国大会化学分析部門 第3位(近畿優勝・準優勝) 2017 第17回高校生ものづくりコンテスト近畿大会化学分析部門 第3位・第4位 2016 第16回高校生ものづくりコンテスト全国大会化学分析部門 第2位(近畿優勝・第6位) 2015 第15回高校生ものづくりコンテスト近畿大会化学分析部門 準優勝・第4位 2014 第14回高校生ものづくりコンテスト近畿大会化学分析部門 第2位・第5位 2013 第13回高校生ものづくりコンテスト近畿大会化学分析部門 第3位・第4位 2012 第12回高校生ものづくりコンテスト全国大会化学分析部門 第3位※近畿大会には、各校化学系学科より2名出場(ただし2019年は1名出場) ※全国大会には、近畿大会より1名出場(ただし2008年、2019は2名出場) ※2012年以前の近畿大会の成績は不明 |
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