デザイン科 廣峯神社大絵馬・姫路神社大絵馬製作

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毎年廣峯神社と姫路神社からデザイン科へご依頼いただいている干支の大絵馬。来年の巳年の絵が完成しました。また、12月19日(木)には神戸新聞社から取材に来ていただきました。
年末年始、廣峯神社や姫路神社に参拝される際には是非デザイン科製作の巳年の大絵馬をご覧ください。
■絵馬の内容について
背景は華やかさを感じさせる「金の扇」と「桃の花」、その前には神の使いといわれる白蛇。白蛇の白には、金の扇の照り返しの光と、桃の花の桃色をバランスよく配色しました。
白蛇の前の桃は、ご依頼を頂いた廣峯神社のご注文で、干支の動物と桃を描いてくださいとのことでした。姫路工業高校で描かせてもらったすべての絵馬には、干支の動物と桃を描かせていただいています。桃はパワーが強く、邪気など悪いものを追い払う力があるのだそうです。
2025年の乙巳(きのとみ)の年は、多くの人にとって成長と結実の時期となる可能性が高いといわれています。 「乙」(きのと)は未だ発展途上の状態を表し、「巳」(み)は植物が最大限まで成長した状態を意味するそうです。この組み合わせは、これまでの努力や準備が実を結び始める時期を予感しているということで、全体の構図としては、右肩上がりを感じさせる構図にしました。そしてこれまでやって来たことが右肩上がりで伸びて行くことを感じさせています。
蛇が右上に舌を出している様子は、蛇はその舌で匂いを感じるのだそうですが、絵馬の蛇が右上を見つめながら更に匂いを探る姿は、これからまだまだ右肩上がりで登って行く運気を表現しています。
すべての参拝者に喜んで絵馬を見ていただくには、どのような図柄にするか、いろいろと考えました。
・神の使いといわれる白蛇で縁起よくする。
・少し微笑んでいるような口元にする。
・目を少し縦長にすることで愛嬌を表す。
・うろこをできるだけ単純化する。
・淡い色使いでやさしさを表現にする。
・背景を、金の扇と桃の花で華やかにする。(桃を入れるのは廣峯神社からの条件)
・ネットで様々な画像を参考にし、CGソフトで原画を作成した。(主に顧問の先生の指導で完成)
・文化祭や定期テスト、学校行事などと並行しながらの製作なので、実際に描き始めたのは11月中旬くらいから始めました。
・製作に参加した人数は白のペンキ塗りや文字のレタリング、木材の加工など総勢30人弱くらいの人が関わっています。
・生徒だけではなく、デザイン科のOB、生徒の保護者、姫路工業高校の先生方も製作に参加しています。
・並行して姫路神社の絵馬も製作した。 (姫路神社は、桃の代わりに金の宝珠、桃の花の代わりに桜の花)
・画材はアクリル絵の具を使用している。
・絵の完成後は、ラッカーで絵をコーティングをし、UVカットの塗料を塗って完成。

■絵馬製作に参加した感想
神社や地域の方々から、多くの参拝される方々が大絵馬の前で写真を撮ってくれ、喜んでもらえると聞いています。
自分たちが勉強していることで、地域の方々に喜んでもらえることは貴重な経験だと感じています。
「この絵馬を待ち受け画面にしてお守りにします。」とか「感動したので知り合いに送って拡散します。」など。
そういうことが大変嬉しく思います。
見てくださる方は、年の初めに神聖な気持ちで、神様の前で謙虚に純粋に素朴な気持ちで幸せをお祈りしている。そんな雰囲気の中に私たちが製作した絵馬も彩を添えることができることがすごく嬉しいし光栄なことだと感じています。
1年間ずっと神社で展示してくださるということもって精一杯描きました。 見てくださった皆さんが幸せになることをお祈りしています。

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