第62回 日本海南部地区研究協議会並びに生徒研究発表会 in豊岡市民プラザ

 教育上の諸問題について研究協議し、水産教育の振興・充実と生徒間の交流を推進し水産教育の向上に寄与することを目的とし、「第62回日本海南部地区高等学校水産教育研究協議会並びに生徒研究発表」が豊岡市民プラザで開かれました。

 本大会は7月25日(木)に研究協議会、同26日(金)に生徒研究発表会の計2日間の日程で行われ、研究の成果を発表しました。

 各校、水産高校ならではの学びから得られた専門性を持った視点で地域社会における課題の発見、研究に取り組まれており、水産高校の持つ学びの環境、内容の希少性と特殊性が十分に発揮される内容となりました。

生徒研究発表の結果を以下に記します。

最優秀賞 島根県立隠岐水産高等学校

     題目「無人運航について学びを深め、未来を見よう~僕たちの将来はどうなっちゃうのぉ~」

 

優秀賞  京都府立海洋高等学校

     題目「レストランの快適化」

     島根県立浜田水産高等学校

     題目「スマート沿岸漁業の普及活動」

 

奨励賞  鳥取県立境港総合技術高等学校

     題目「沈船の魚礁効果について」

     兵庫県立香住高等学校

     題目「香住のカニ加工残差添加飼料の効果」

 

 本大会に際して、森澄実校長より「海の分野は広く、深く、生徒の興味をどこまでも受け止めてくれるものである。日本海南部地区の各地で育まれた生徒たちの研究発表による水産への熱意が集まり、ますますの元気に溢れるものとなったこと、何より喜ばしく思う」との言葉をいただきました。

 また、兵庫県教育委員会事務局高校教育課主任指導主事の長尾貴雄様より「生徒の皆様には本大会に向けて研究に取り組んだ日々を振り返り、新しく得た知識や技術、学びについて、社会のどのような場面で活かせるかについて考え、今後のキャリアに繋げるものとしてもらいたい」との激励の言葉をいただきました。

 最優秀賞を受賞した島根県立隠岐水産高等学校は、12月に開かれる第33回全国水産・海洋系高等学校生徒研究発表(令和6年度は愛知県立三谷水産高等学校開催)に出場されます。

 全国大会でのご健闘とご活躍をお祈りしております。