創立80周年を迎えさらなる発展を目指して

学校長 中谷 安宏


 
兵庫県立御影高等学校のホームページにアクセスして頂いた皆様、ありがとうございます。
 
本校は、昭和16年4月に兵庫県立第三神戸高等女学校として設置されました。その後、昭和23年4月の学制改革により兵庫県立御影高等学校と校名が変更され今日に至っており、本年度で記念すべき創立80周年を迎えました。10月29日には、神戸文化ホールで創立80周年記念式典を挙行する予定にしています。
創立以来、本校を支えていただいた皆様や、本校の発展に多大なご支援・ご協力を賜わりました皆様に、心より感謝を申し上げます。
 
さて、この間、本校では校訓である「清く、明るく、正しく、強く」の精神のもと、心身ともに逞しい人間の育成を目指してきました。卒業生は、令和3年3月末で約3万7百人を数え、関西のみならず全国各地で活躍されています。
 
また、本校は特色ある教育活動を行い、魅力ある高等学校となるべく着実に歩みを進めてきました。平成19年度に設置された総合人文コースは、普通科一般クラスの学びに加えて、コース独自の課題研究やグループ学習などを実施することにより、自己発信力を高め、将来社会でリーダーシップを発揮できる人材育成を目指しています。
学校行事においては、文化祭や体育祭に加えて、夢野台高校との定期戦やアメリカのシアトルでの語学研修旅行、東北ボランティアなど、様々な魅力ある行事を実施しています。   
文武両道も本校の魅力です。90%以上の生徒が学習と部活動を両立し、その上で、現役で約4割の生徒が国公立大学に合格するなど、多くの生徒が進路目標を実現しています。
 
 こうした中、昨年度(令和2年度)は、新型コロナウイルス感染症の拡大により4月から県下すべての公立高校が約2ヶ月間臨時休校になりました。文化祭など様々な学校行事はもちろんのこと、県の総合体育大会も中止になりました。学習だけでなく学校行事や部活動にも力を注ぐ本校の生徒にとっては、大変なショックでした。しかし、生徒達はそうしたショックを乗り越えて、実施可能な教育活動に精一杯取り組んでくれました。
 今年度(令和3年度)になっても、新型コロナウイルスの終息はまだ見えない状況ですが、様々な行事を中止ではなく感染防止対策を工夫しながら実施しています。必ずこの逆境を乗り越えることができると確信しています。
 
 創立80周年を超えて、90年、そして創立100周年に向けて、さらなる発展を目指して努力していきます。今後も、皆様の一層のご支援とご協力を賜わりますよう、よろしくお願い申し上げます。