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明峰だより

本校の校長が編集長となり、学校の様子をコラム形式でご紹介します。

No.19_令和4年度3学期始業式 校長講話

 
 皆さん、おはようございます。お正月はゆっくりできましたか。
 
 3年生の皆さんの中には、1月14日、15日の全国共通テストや私大の一般入試に向けての追い込みの時期ですので、ゆっくりはできなかった人もいたと思います。放課後遅くまで、教室や特別教室の灯りをともし、黙々と勉強している3年生たち。自分の目標に向かってただ一心に頑張っている姿を見ていつも感心しています。勉強にかけた力と時間は、自分を絶対に裏切りません。確実に実力を高めてくれます。大学受験も終盤にさしかかりましたが、あともう少しの間です。全力を出し切り受験を終えられるよう頑張ってください。
 
 もう受験が終わり、進路も決定した3年生の皆さんは、この正月はとてもゆっくり過ごせたのではないでしょうか。ここで、進路がすでに決定した3年生の皆さんにお願いがあります。まだ、進路実現のために頑張っている仲間をしっかり応援してあげてください。決して、勉強の妨げになるようなことはしないでください。当たり前の事ですが、授業やホームルームには真面目に参加して、勉強する雰囲気を壊さないようにしてください。受験は団体戦とよく言われます。自分のことだけでなく、常にクラスの仲間のことを思いやって、残りの高校生活を送ってください。
 
 1年生、2年生の皆さんも、頑張っている3年生の先輩たちの姿をよく見ならい、1年後、2年後の受験に備えていってください。
 

以上

No.18_令和4年度2学期終業式 校長講話

 
 皆さん、おはようございます。今日でいよいよ2学期が終わります。また、あと8日で2022年も終わり2023年を迎えます。今日は、「時間の大切さ」についてお話しします。
 
 「もういくつ寝るとお正月・・・・早く来い来いお正月」という童謡があります。私が高校生の頃は、この唄のように正月を迎えることがとても楽しみで待ち遠しかったです。特に、親や祖父母、親戚のおじさんやおばさんからお年玉をもらって好きなことに使うのが最大の喜びでした。年末年始のテレビ番組も、各テレビ局が全力をあげて作っているだけに、どれも面白い特番ばかりでしたし、お正月の浮かれ気分を助長してくれました。
 
 さて、今、私は56歳。来年の11月で57歳になります。ESD発表会でご講演いただいた甲南大学の曽我部教授によれば、日本人男性の平均寿命が81.4歳ということでした。単純に考えると私の人生において残された時間はおそらく24年くらいということになります。ここ数年は、正月を迎えるごとに、自分の人生の残り時間が気になるようになり、正月がおめでたいこととして感じなくなってきました。残りの人生をどのように生きようか、何ができるのかを考えさせられます。
 
 また、歳を重ねる毎に1年が経過するのが早く感じるようになってきました。携帯電話の充電残量が20%を割ってしまうと、残量の減るスピードを早く感じてしまうのと同じ感覚です。皆さん、「光陰矢のごとし」という言葉を知っていますか。「光陰」とは月日のことです。だから、この言葉の意味は「月日が流れるのは矢のように早い」という意味になります。今、この言葉の意味を身にしみて感じ、1日1日を大切に過ごさなければならないなと思っています。NHK番組「チコちゃんに叱られる!」での「ボーッと生きてんじゃね~よ」という台詞が私の心にズキッと突き刺ささります。
 
 3年生は、あと2か月で楽しかった高校生活も終わります。2年生は、あと3か月で受験生になり、あと半年で部活動を引退します。残された時間を大切に過ごしてください。1年生は、まだ差し迫った感はないでしょうが、この2か月は進級できるかどうかがかかる大切な毎日になります。後悔のないよう、コツコツ勉強を重ねてください。
 
 皆さんにとって来年が素晴らしい年になることを祈っています。

No.17_「税に関する高校生の作文」で、岡崎 夢乃さんが表彰されました

 「税に関する高校生の作文」に作品を提出した岡﨑 夢乃さん(1年1組)が、審査の結果、優秀と認められため、11月21日(水)、本校にて山端 克明 伊丹税務署長から表彰を受けました。作文のタイトルは「税の必要性」で、平和で豊かな社会を維持していくためには、税がいかに大切な役割を担っているのかを訴えかける内容です。
 生徒の皆さんは、日頃の買い物で消費税という間接税を納めています。ほとんどの商品には10%の消費税がかかっていることは知っていますよね。数年後、皆さんが社会人になった時には、さらに所得税や住民税といった直接税を納めることになります。会社などからもらう給与明細表の中には、自分がひと月に納めた税金の額が示されます。その税金がどのように集められ使われているのかに関心を持つことは、納税者にとって大切なことです。
 今後、岡﨑さんには税についての関心を一層深めていって欲しいと思います。おめでとうございました。

 

No.16_凧あげ大会~藤ケ丘幼稚園の園児を迎えて~

 12月12日(月)2・3限の「子ども文化」の授業で、湯山台にある藤ケ丘幼稚園の園児たち120名を本校に迎え、たこあげ大会を実施しました。白地のレジ袋で作った本体に金色や銀色のセロハンで作った足を付けた凧を、園児たちが一生懸命グラウンドを走り回って揚げていました。
 授業を選択している生徒たちは、準備から当日の進行までを担当し、園児たちのお世話をしました。本校のマスコットキャラクター「めいぽん」も登場し、凧あげ大会を盛り上げました。
 この日は風がなく、凧を揚げるのに園児たちは苦労していましたが、晴天に恵まれポカポカ陽気の中で実施できました。園児たちとのふれあいの中で、本校生徒たちにとっても良い学びができました。藤ケ丘幼稚園の園児の皆さん、先生方、ありがとうございました。

  

No.15_いよいよ修学旅行 「OKINAWA GUIDE」の発行

 10月27日(木)から30日(日)まで、2学年の修学旅行が実施されます。兵庫県や沖縄県の新型コロナウイルス感染状況も、現在のところ実施に影響のない範囲に収まっています。あとは、出発当日までに、校内での感染防止を徹底し、感染者を出さないことが重要になります。今一度、全校生徒にはマスクの着用や手洗い、消毒の徹底をお願いしたいとおもいます。
 さて、2学年では夏休みの自由課題として、沖縄に関する調べ学習をしました。自分で調べた内容を新聞記事形式でまとめ提出しました。その記事は「OKINAWA GUIDE」(右写真)というカラー冊子に編集し生徒に配布されます。沖縄の方言、料理、野生動物、歴史など、写真やイラストを用いながら、とてもわかりやすくまとめられています。私もついつい時間を忘れ見入ってしまいました。かなりの力作です。
 コロナ禍で先行きが不透明な中、学年の先生方は、行き先の選定、企画、下見、しおりの作成など、1年間かけて綿密に準備されてきました。この冊子からは、2学年の生徒や先生方の修学旅行に対する熱い思いが伝わってきました。
   

 
 

No.14_大阪調理製菓専門学校との協定を結びました

  9月6日(火)、大阪調理製菓専門学校(学校法人村川学園)との「チームエキスポ共創チャレンジ協力校」の協定書の調印式を本校で行いました。この協定は、2025年大阪・関西万博を迎えるにあたり、「見に行くための万博」ではなく、自分達ができる事から、積極的に関わることで自らが「参加できる万博」と位置づけて活動することを目的としたもので、大阪調理製菓専門学校から本校に参画を呼びかけていただき実現しました。
 本校のGCⅠ(2年生の授業)を選択した生徒達が大阪調理製菓専門学校の学生や教員とともに、TEAMEXPO 2025 共創チャレンジ(泉州美食EXPOプロッジェクト)に参加し、川西市の地元食材を使用したメニューを開発し商品化することが主な取組になります。第1回授業は、9月13日(火)に大阪調理製菓専門学校から講師を招き本校で行われます。

No.13_令和4年度2学期始業式 校長講話

 皆さん、おはようございます。長い夏休みが終わり、いよいよ今日から2学期がスタートします。まず、皆さんにお願いがあります。夏休み中に、何か辛いことがあったり、不安や悩み人があったりする人は、どんなことでも良いので先生方に相談をしてください。先生に話しづらい場合はもちろん家族や友達でもいいし、保健室廊下にも案内が出ているように「ひょうごっこ悩み相談」など電話やメールで相談ができる公の窓口を利用することもできます。絶対に自分だけで抱え込まないようにしてくださいね。
 現在、新型コロナウイルスの感染第7波のまっただ中にあります。感染者数は減少傾向にありますが、いまだ全国で毎日15万人ほどが感染しており、感染が治まる気配はありません。新学期がスタートし、再び大勢の生徒が学校に集まることになりますが、今のオミクロン株は感染力がとても強いので、マスク着用、手洗い、うがい、黙食など、感染防止の取組をこれまで以上に意識して行ってください。9月30日には体育大会、10月27日からは2年生の修学旅行があります。どちらも高校生活の大きな思い出になる大切な行事です。しかし、その頃に、本校の生徒の中で感染が拡大している状況であれば、残念ながら中止や予定変更などの対応をとらざるを得ません。そうならないよう、皆さんが感染しないよう十分気をつけて行動してくれることを強く望みます。
 あまり時間がないので、最後に、とても大切な時期を迎えた3年生の皆さんにメッセージを送ります。受験の準備、これからは時間との勝負です。これまで多くの受験生を見てきましたが、みんな口をそろえて「時間がない!」と言っていたことを思い出します。受験直前になると「あれもできていない。これもできていない。」と焦っていました。受験まで残された時間は自分たちが思っているよりずっと早く過ぎ去っていきます。限られた時間の中で計画的かつ効率的に勉強を続けていってください。また、大事な時期ですから、くれぐれもコロナに感染しないように気をつけてくださいね。
 では皆さん、良い2学期を送ってください。

No.12_登校日  夏休みをどのように過ごしましたか?

 
 日中はまだまだ暑いですが、朝夕はずいぶん涼しくなってきました。夜中は冷房を切っていても、窓を少し開けて網戸にしておけば気持ちよく眠れます。記録的な猛暑だった夏も、ようやく終わりに近づいてきたようです。
 
 さて、8月26日(金)は、全校生徒の登校日でした。ほぼ1か月ぶりの再会で、生徒たちもとても嬉しそうでした。「やっと学校がはじまる!」と私もワクワクしています。生徒の皆さんは、この夏休みをどのように過ごしましたか? 
 
 3年生は自分の進路実現のため、一生懸命に勉強した人が多いと思います。夏休み中に、早朝から夕方まで学校の自習室で黙々と勉強している生徒もいました。学習量は裏切りません。コツコツと積み上げた学習は、確実に自分の力として蓄積されています。就職希望者や専門学校希望者は試験が直前となり、追い込みにかかっていることと思います。心と体調をしっかり整えて、万全の準備で試験本番を迎えてください。大学や短大の希望者は、秋から冬にかけて長い受験勉強が続きます。長時間の受験勉強には体力も必要です。食事・睡眠をしっかりとって受験を乗り越えてください。
 
 2年生・1年生の皆さん。宿題は順調に進んでいますか。頭髪や服装の違反はありませんか。不十分な生徒は、9月1日までに宿題を完成し、風紀の乱れをしっかり整えておいてください。
 
 この夏休み中に、困ったことがあったり、現在、不安や悩みがあったりする人は、自分だけで抱え込まず、どんなことでも良いので先生方に相談をしてください。
 
 では、始業式で皆さんと再会できることを楽しみにしています。

No.11_ツバメの雛2羽かえる ~カラスよけネットで巣をガード~


 6月下旬に紹介した生徒昇降口のツバメの巣の中で、2羽の雛が元気に育っています。昨年の夏にも同じ巣で雛がかえったようですが、残念なことにカラスに襲われ亡くなってしまいました。
 
 「今年は何とか元気に育ち立派に巣立ってほしい」という思いで、事務室の方々が手作りのカラスよけネットを製作し、巣の周囲に設置しました。最初は、親ツバメたちも慣れないカラスよけネットが気になり、巣に近づくのに躊躇していましたが、事務室の方々が親ツバメの動きを観察して、巣に近づきやすいようにネットの位置を少しずつ調整しました。ネットの効果もあって、今年はカラスから雛は守られています。餌を運ぶ親ツバメの往来もスムーズで、雛たちも巣の中ですくすく育っていることと思います。
 
 雛たちが無事に巣立っていく日を楽しみにしています。

No.10_令和4年度1学期終業式 校長講話

 皆さんおはようございます。長かった1学期も本日でようやく終わります。
 皆さんにとって、この4カ月はどのような日々だったでしょうか。
 
 さて、本日は皆さんに是非伝えたいと思っていたことをお話しします。
 
 担任の先生方から、HRなどでいつも聞いていると思いますが、地域住民の方々から本校生徒の自転車の運転マナーの悪さについて、毎日のように苦情をいただきます。
 
 坂道を猛スピードで下ってくる。2列3列で道を塞いで運転している。二人乗りをしているから、注意をして欲しいという内容です。中には、何度も車でひきそうになったという、とても切実な思いで電話をしてこられた方もいらっしゃいました。車を運転している側からしたら、もし、自転車と接触でもして事故となった場合、責任を負うことが多いため、とても迷惑だと感じられています。
 
 また、歩行者からしたら、猛スピードで近づいてくる自転車はまるで凶器のように感じ、恐怖感を感じられています。中には、お宅の生徒さんが自転車で命を落とすことを心配しています。とおっしゃっていただく方もいらっしゃいました。
 
 地域の方々の安心・安全を考えるとともに、自分の命も大切に考え、自転車の運転を心がけてください。
 
 一方、こんなこともありました。7月7日に川西市中央地区の青少年補導委員地区定例会という会議に出席してきました。地域を巡回したり、朝交差点に立ったりして、地域の子どもたちの安全を守っていただいている補導員の方々からお話を聞いてきました。
 
 地域の方々から本校にいただく苦情があまりにも多いので、この会議でも自転車マナーのことでいろいろ注意されるのかと思っていたのですが、何人かの補導員の方から本校の生徒の自転車マナーや態度を褒めていただきました。
 
 大人が一旦停止を守らない中、きちんと止まって左右を確認している生徒がいる。毎日、補導員の方に「おはようございます。ありがとうございます。」と大きな声で挨拶をしてくれる生徒が複数いるなどです。「いい生徒さんがいらっしゃいますよ。」とおっしゃっていただきました。それを聞いた時、校長として本当にうれしかったです。この生徒たちは本校の誇りです。こんな生徒が増えてくれればいいなと思います。
 
 明日から夏休みがスタートします。健康と安全には十分気をつけて過ごしてください。 

No.9_ツバメの巣 生徒昇降口の軒に建設中!

 
 暖かい地域で暮らすツバメは東南アジアで冬を過ごし、春の訪れとともに日本へ戻ってきて子育てを始めます。巣作りの時期は4月下旬から5月中旬といわれますが、6月下旬となった今、本校の生徒昇降口の軒にツバメの巣作りが急ピッチで進んでいます。巣が完成しだい、産卵、子育てに入るのだと思われます。
 「ツバメが家に巣を作るとその家に幸福が訪れ栄える」とよく言われますが、一方で、「家が幸福だからツバメが巣を作る」とも言われます。ツバメは、その家に暮らす人の行動や表情をよく観察し、この家なら安心して子育てができると判断するのでしょうか。
 巣からかわいい雛たちが顔をのぞかせる日を楽しみに待ちましょう。

No.8_文化祭が開催されました。 

 6月16日(木)と17日(金)の2日間、第47回文化祭が開催されました。梅雨入り直後ということもあり、天気の心配がありましたが、降雨はなく中庭ステージでの有志発表も無事おこなうことができました。
 コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、今回は残念ながら保護者の来校をご遠慮いただき、生徒と教員のみでの実施となりました。来年度こそは、来客を招き、本校生徒の頑張りをご観覧いただけることを祈っています。
 今回の文化祭のテーマは「協心戮力~今だけの青春を~」です。心と力を合わせ互いに協力して物事に取り組むという意味です。1年生は、色つきのセロハンを用いてステンドグラスを作製し、体育館入り口に飾りました。ステンドグラスが日の光を和らげ、鮮やかで優しい空間を創り出していました。2年生は、2学期に予定されている修学旅行の行き先である沖縄に因んだ貼り絵を作製し、体育館の壁を飾りました。とても大きな作品で迫力がありました。「夏至南風」とは、沖縄の梅雨明けを知らせる風のことで、コロナ禍が早く明けるようにとの願いがこめられました。3年生は、各教室で模擬店を出店しました。ゲームや手作り体験など、各クラスで工夫を凝らした楽しい企画ばかりで、大勢の生徒たちで賑わいました。
 体育館ステージでは、演劇部、吹奏楽部、ダンス部、書道部、美術部、コーラス同好会が、普段の活動の成果を発表し、会場を大いに沸かせました。また、各教室や廊下では、パソコン部、文芸漫画研究部、美術部、書道部、書道授業選択者、茶華道部、家庭科部の展示があり、部員の作品が披露されました。中庭ステージでは、有志生徒の演奏と歌声が響き、多くの生徒でたいへん盛り上がっていました。  
  
1年 StaineD GlasS              2学年 夏至南風
  
3年1組 模擬店                 3年4組 模擬店
  
書道部 展示                  茶華道部 展示
 

No.7_「ESD講演会~スペシャリストから学ぶ~」が行われました。

 5月25日(水)6限に本校体育館において、環境活動家、化粧ブランド「Shina Cosmetics」代表の露木志奈様に講演をしていただきました。
 地球温暖化に関する話の中で、「情報は待つだけではなく、自ら取りに行くもの」「情報の格差は、行動の格差になる」など、人生を歩む上でも重要なことを教えていただき、「行動する」ということに対して勇気をもらうことができました。
 また、社会の一員として、社会に対してアクションを起こすときに、「一人では何も変わらない」ことは確かだが、「一人から変わることが大事」という考え方も学びました。一人一人が社会を形成している一員であり、責任を持って行動して行く必要があると感じました。
 今回の講演を受けて、これからの学習活動を充実させていきましょう。

No.6_生徒総会・生徒会役員選挙立ち会い演説会が行われる~決算・予算の審議  新役員候補が意気込みを表明~

 1学期中間考査が終了した5月24日(火)の2限に、生徒総会および生徒役員選挙立ち会い演説会が、1・2年生は体育館、3年生はリモートによりHR教室で行われました。
生徒総会では、令和3年度の決算報告と令和4年度の生徒会予算案が審議され、無事に可決しました。質問や意見が出なかったのが少し寂しかったですが、生徒は大変静かに提案者の話を聞いていました。
 生徒会役員選挙立ち会い演説会では、新役員に立候補した15名が、立候補した理由や生徒会役員となったら何がしたいのかを、舞台の演台から一生懸命訴えました。体育館フロアの生徒たちも真剣な表情で聴き入っていました。演説会後に投票と開票が行われ、結果は25日(水)に発表されます。

生徒総会

生徒会役員選挙立ち合い演説会

No.5_今年度最初の考査 頑張ろう!

 5月18日(水)から5月24日(火)まで、1学期中間考査が実施されます。
1年生にとっては高校生活で最初の考査となります。中学校の考査と比べると、問題の難易度が上がるとともに量も増えます。中学校時のテスト勉強の仕方では歯がたたないかも知れません。しっかり時間をかけて勉強してください。
 2年生にとっては文系・理系に分かれて実施する最初の考査となります。各自の進路実現のために必要な科目が中心になり、1年半後の受験に直接関係する考査内容になります。「すでに受験勉強は始まっている」という意識をもって臨んでください。
 3年生にとっては成績を固める重要な考査となります。2学期の就職試験や大学推薦入試では、3年生の1学期までの成績が、推薦基準を満たすかどうかや校内選考を通過できるかどうかの判断材料になります。あとで後悔しないよう全力を出し切ってください(期末考査も同様)。
 

1学期中間考査 時間割

No.4_自転車をしっかり整備して、安全運転を心がけよう!~自転車安全点検を実施~

 3学年は4月18日(月)、1・2学年は4月27日(木)の放課後に自転車安全点検を実施しました。生徒各自の自転車のブレーキとライトが正常に作動するかどうかを先生方と一緒に確認しました。

 令和3年度中に兵庫県で発生した自転車事故は4,344件であり、令和2年度よりも33件増加しています。また、交通事故全体に占める自転車事故の割合は25.7%で、これも増加傾向にあります(兵庫県HPより)。 
 本校でも、過去、下校時の生徒が自転車で歩行者に衝突し傷つける事故が数件発生しています。本校から最寄り駅までの大部分が坂道になっていて、適度にブレーキをかけて減速しなければ車なみのスピードが出てとても危険です。ブレーキが効きにくい状態の自転車は、すぐに整備する必要があります。自転車は便利で手軽な乗り物ですが、整備や安全運転を怠れば人を傷つけたり命を奪ったりする凶器と化します。
 平成25年7月、神戸地裁は、坂道を下ってきた小学5年の少年の自転車が歩行中の62歳女性と衝突し、歩行者の女性が意識不明となった事故に関する裁判で、少年の保護者に対して9,520 万円の賠償を命ずる判決を下しました。自転車事故は自分や他人の身体を傷つけるだけでなく、被害者家族と自分の家族の人生を狂わせてしまうことにもなりうるのです。日頃から自転車を十分整備し、安全運転を心がけてください。

No3_ウクライナの人々に対して何ができる?

 ロシア軍によるウクライナ侵攻が続いています。テレビは連日、徹底的に破壊されたウクライナの都市の惨状について伝えています。その映像から、ミサイルや砲弾、時には兵士によって、多くの人々の命が奪われたことを知ることができます。世界の多くの国では、ロシア軍の侵攻を非難し、反戦気運も高まってはいますが、戦争は終結するどころかむしろ激化しています。
 この戦争では、武器を持たない多くの一般市民が犠牲になっています。幼い子どもや老人も含まれています。また、住み慣れた家を追われ、国外に逃げ延びた避難民は800万人を超え、慣れない外国の土地で不自由な生活を余儀なくされています。
 戦場になると、食料や日用品が不足したり、電気・ガス・水道などのライフラインが止まったりするだけでなく、学校生活、家族の団らん、友人との付き合いなど、私たちの日常がすべて破壊されます。私は毎朝、暖かい布団の中で目を覚まし、テレビの朝番組を見ながら朝食をとり、「いってらっしゃい」と見送られ出勤しています。この何気ない朝の風景も、ひとたび戦争が起これば突然失われます。朝、目覚めた瞬間から、自分や家族が今日一日をどう生き伸びればよいかを必死に考え行動しなければなりません。恐怖と緊張に支配される生活が続くことになります。

戦禍を逃れたウクライナの子ども(NHK)

戦禍を逃れたウクライナの子ども(NHK)

 今、世界では戦争で苦しむウクライナの避難民を支援する活動が活発になっています。日本でも、避難民を受け入れたり、支援のための寄付金を集めたりするなど、国をあげた活動が行われています。ご承知の通り、本校はSDGsの実現に向けた学習や取組を教育の柱に位置づけています。SDGsの中には「平和と公正をすべての人に」という目標が掲げられており、ウクライナの避難民の生活が平和な日常に少しでも近づくように、本校も何かできることはないか考えています。

 生徒の皆さんも、ウクライナの人々のために自分は何ができるのかを考えてほしいと思います。

No2_令和4年度 第四十七回入学式 ~4月8日(金)~

式辞
 日に日に暖かさが増し、校内の桜も今まさに満開を迎えています。新型コロナウイルス感染がまだまだ収束しない中ではありますが、本日ここに兵庫県立川西明峰高等学校第47回入学式が、このように盛大に挙行できますことは、この上ない喜びであります。
 ただいま入学を許可いたしました二百五十一名の皆さん、ご入学おめでとうございます。皆さんを本校の第47回生としてお迎えできますことを、在校生、教職員とともに、大いに喜んでいます。
 本校は、昭和51年に創立され、今年で47年目を迎えます。校歌にも歌われていますが、本校は猪名川を見下ろす自然豊かな高台にあり、古くは源氏の武士たちが心と体を鍛えた由緒ある修行の場所に立地しています。その心落ち着く静かな環境のもと、創立以来の校訓である「自主」「創造」「礼節」「友愛」を理念として、多くの先輩たちが本校で学び社会へと巣立っていかれました。その半世紀近い歴史の中には、硬式野球部が選抜高校野球大会、いわゆる春の甲子園大会出場という輝かしい実績もあり、本校の誇りの一つとなっています。
 また、本校は昨年度、ユネスコスクールキャンディデイト校の指定を受け、国連が提唱するSDGsを本校の様々な教育活動に反映させています。SDGsというのは、日本語で言うと「持続可能な開発目標」です。貧困の問題、教育の問題、環境の問題、平和の問題など17の解決すべき課題について2030年までに目標を決めて、世界全体で進める地球規模の取組です。自分たちがやっていることは、SDGsのどの項目につながっているのかを皆さん自身が実感できる学びの実現を目指しています。
 ここで、今日から明峰生としてスタートする皆さんに、心がけてほしいことを、三つお話します。
 一つ目は、「人を大切にすること」です。つまり、自分を中心に考えるのではなく、常に相手や周囲の人のことをよく気遣って欲しいのです。友人が悩み困っているのなら、自分から寄り添い救いの手を差し伸べてください。友人が間違ったことをしているのなら、見逃さず正しい方向に導いてあげてください。
 二つ目は、「人への礼儀をわきまえること」です。礼儀といえば大げさですが、普段の学校生活の中で挨拶をしっかりしたり、感謝の言葉を相手に伝えたりすることも、立派な礼儀なのです。自分が「おはよう」と挨拶したのに相手が無言では気分が悪いものです。人のためにお世話をしたのに「ありがとう」の一言がなければ腹が立つものです。
 三つ目は、「人の話をよく聞きくこと」です。これは学校生活の基本です。授業はもちろんのことですが、先生の話は集中して聞いてください。特に、入学当初は、先生から大切な説明が沢山あり、聞き逃すとあとで自分が困ることになります。また、聞いたことは時間がたてば記憶から消えていくものですから、話を聞きながらメモをとり、大切なことは記録として残す習慣を身につけてください。
 最後になりましたが、保護者の皆様にお祝いのご挨拶を申し上げます。本日はお子様のご入学、誠におめでとうございます。本日確かに、お子様をお預かりいたしました。私たちは、大切なお子様の才能・個性をどれだけ伸ばすことができるかに、教育の専門家としての誇りをかけて全力で取り組む覚悟ですが、お子様の健全な成長と豊かな個性を育てていくには、学校と家庭がそれぞれの役割を果たしながら、連携を密にしていくことが大切です。何卒、本校の教育にご理解ご協力を、よろしくお願い申し上げます。
 ご来賓の皆様、本日は公私ともにご多用の中、ご臨席賜りましたこと、心から御礼申し上げます。今後とも本校に尚一層のご支援を賜りますよう、お願いいたします。
 結びになりますが、新入生の皆さん。いよいよ高校生活がスタートします。まず自分の目標をしっかり掲げ、その目標に向けひたむきに歩んでいってください。皆さんにとって本校での三年間が素晴らしいものになりますことを心から願い、式辞といたします。
 
 令和四年四月八日
 

                                      兵庫県立川西明峰高等学校長 辻 真吾 

 

 
 
 
 
 

No.1_令和4年度1学期始業式 校長講話  ~4月8日(金)~

 皆さんこんにちは。いよいよ今日から新しい学年がスタートしますね。
 3年生の皆さんは、高校生活の締めくくりの1年となります。希望する進路の実現に全力で取り組み、夢を叶えてください。また、最高学年として、下級生たちの良い手本となるよう学校生活を送ってくれることを期待します。
 ところで、この4月から約120年ぶりに国の法律が変わり、成人年齢が18歳に引き下げられましたね。3年生の皆さんは、誕生日を迎えると法的には大人となり、例えば、自分でクレジットカードを作ったり、アパートを借りたりする契約が業者と結ぶことも可能になります。ずいぶん経済的な自由が広がりますね。ただ、できることが増える一方で、大人としての判断や行動ができないと、業者にだまされるなど被害やトラブルに巻き込まれる可能性も広がります。また、夏に予定されている参議院選挙で投票ができる人も出てきます。大人の自覚を持ち、気を引き締めて成人を迎えてください。また、4月20日から待ちに待った修学旅行が予定されています。コロナ禍で2度の計画変更を余儀なくされる中、皆さんのために何とか実施したいという思いで、学年の先生方が感染対策を十分考えながら計画していただきました。いまだ、新型コロナウイルスの感染再拡大が心配される中ではありますが、無事実施できることを心から願っています。
 2年生の皆さんは、中堅学年として、学校行事や部活動などで活躍の場が増えます。何事にも積極的に挑戦し、活気ある学校の雰囲気を作ってくれることを期待します。また、進路目標を掲げ基礎学力をつける大切な時期でもあることを意識し、毎日の授業に集中して臨んでください。自分の目標を定めず、ただだらだらと毎日を過ごす中だるみの1年にならないよう気をつけてください。
 最後に、皆さんに、これからの学校生活で是非心がけてほしいことがあるので、聞いてください。
 それは、「人への礼儀を大切にして欲しい」ということです。礼儀といえば大げさですが、普段の学校生活の中で挨拶をしっかりしたり、感謝の言葉を相手に伝えたりすることも、立派な礼儀なのです。自分が「おはよう」と挨拶したのに相手が無言では気分が悪いものです。人のためにお世話をしたのに「ありがとう」の一言がなければ腹が立つものです。
 私も、できる限り昇降口に立って、登校する皆さんに「おはようございます」と挨拶をして迎えたいと思います。私の声に「おはようございます」と元気に返してもらったらうれしいです。よろしくお願いします。
 皆さんにとってこの1年が良い1年になることを祈っています。