但州丸日記 見極め航海7月24日(水)
今日は下関での最後の滞在日でした。
午前中は一等航海士の「船舶の油による海水の汚濁の防止に関する法律」の講義の後、実際に燃料補給をしている現場の見学をさせていただきました。スカッパー(船の排水孔)に栓をし、燃料庫のエアー抜きの弁の場所にはオーバーフローをした時の油漏れを防ぐためにビニール袋で対処するところなど、トラブルがあった際、船外に燃料が漏れないようにする方法を中心に見学をしました。
その後、船尾にある舵機室で非常操舵操練を行いました。操練では、手動で油圧ポンプを動かしたのですが思っていたよりも軽く驚きました。しかし、長時間行うとなると大変であると思いました。
操練後は上陸許可をいただき、下関最後の滞在を楽しみました。タクシーで温泉に行き、久しぶりにゆったりとお湯につかることが出来てとてもリラックスできました。
明日は下関を出港し、香住に向かいます。実習が終わったら実家に帰り、父と母にお土産を渡したいのと、航海での話をたくさんするのが楽しみです。
澁川 拓海