2025年4月2日(水)
3月25日に造園科2年生が神戸市立須磨離宮公園の見学研修を行いました。須磨離宮公園は、昭和33年に上皇陛下(当時、皇太子殿下)ご成婚記念事業として整備が始まり、昭和42年自然と美しく調和した近代的な欧風庭園として開設されました。教科書で勉強したフランス平面幾何学式庭園やイタリア露壇式庭園といった諸外国の造園様式を実際に見ることができました。また植物園エリアでは、旧岡崎財閥邸宅や神戸の歴史も学ぶことができました。美しい植栽や温室で見たデザイン、技法をヒントに3年生から取り組む課題研究の活動に生かしたいと思います。
2025年4月3日(木)
3月27日(木)に姫路の松原八幡神社で2年造園科生徒(造園スペシャリスト類型)を対象にクロマツ剪定講習会が行われました。この取り組みは、姫路造園緑化組合にお世話になり平成26年から続いています。灘のけんか祭りで有名な松原八幡神社の入り口には立派なクロマツが並び、日々手入れされています。当日は、姫路で造園業を営まれている13名の親方からマンツーマンで剪定の技術を学びました。緊張しながらもコミュニケーションをとりながら、匠の技を直に感じた3時間は、あっという間に過ぎていきました。また、新聞や姫路のケーブルテレビの取材もしていただきました。 親方の「伝統の技を伝えたい」という思いに感謝し、造園業への興味がさらに強くなりました。もうすぐ3年生になる生徒にとって貴重な体験となりました。姫路造園緑化組合の皆さんありがとうございました。
2025年5月28日(水)
今年も造園技能検定に向けた練習が始まりました!今回はものづくりマイスターの先生方をお招きし、実技試験対策を行いました。造園技能検定には3種類の試験があり、実技試験は制限時間内に規程の庭を造る試験です。初めて使う道具も多く戸惑うこともありましたが、マイスターの先生方に丁寧にご指導いただき、竹垣を作成することができました。次回は敷石・縁石の据え付けがメインとなります。寸法や手順をしっかり覚えて次回の練習に臨みましょう。
2025年6月9日(月)
6月4日に造園科3年生が淡路・神戸見学研修を実施しました。午前は兵庫県立淡路景観園芸学校にて、花と緑あふれる生活、文化を創造する「景観園芸」という分野を学びました。ボーダー(境栽)花壇やペレニアル(宿根草)ガーデン、果樹を平面に仕立てたエスパリア、日本庭園・茶庭、ロックガーデンなど20種類以上の庭園様式を見学しました。また、五感を刺激する植物や座って作業ができる園芸療法についても学習。実践フィールでは、特定外来生物や、ため池に生息する絶滅危惧種に指定された生物を見て生物多様性と環境保全について学びを深めました。午後はヴィッセル神戸のホームグラウンドであるノエビアスタジアム神戸を見学。全国初採用のハイブリッド芝(天然芝を繊維で補強した芝)の構造や管理方法について、グラウンドキーパーの方から説明を受け、大変勉強になりました。これらの学びを今後の学習に生かします。見学に携わっていただいた皆様、お忙しい中、本当にありがとうございました。
2025年6月9日(月)
造園科では樹木の枝葉を見て名称を問う樹木鑑定を行い、日々の学習成果を確認する機会としています。今回は約70種類覚えた樹木の中から50種類の実物を見て答えていきます。放課後の時間も使って、毎日みんな頑張っています。
2025年6月24日(月)
造園科環境マネジメント類型の3年生が東加古川駅前の花壇に草花を植栽しました。3月から管理を続けてきたマリーゴールド、ペチュニア、ベゴニア、ビンカ、ガザニア、サルビア、ペンタス、コリウスを使って花壇を彩りました。 今回も地域の方々から「きれいやね、ありがとう」や「毎回楽しみにしている」という言葉をかけていただき、とても嬉しかったです。
2025年6月24日(月)
造園科では6月9日にアップした樹木鑑定に加えて、造園分野で扱う道具や機械、造園の様式、緑化材料、測量に関する問題などを解く実物鑑定を行っています。3年間を通じてどんどん知識が増えていくのがわかります。