令和8年度 生物工学科通信

生物工学科 1年『手の常在菌を見てみよう』

2026年8月04日(火)

微生物は自然界だけでなく、人間の皮膚や腸、口などの体内にも存在しています。このように、人の身体に存在する微生物のことを常在菌と言い、外から入ってくる悪い菌から体を守る大切な働きをしています。今回は手のひらに存在する常在菌の数や種類を把握するために、固体培地(微生物が増えるために必要な栄養成分を固めたもの)に手のひらを押し付ける実験を行いました。 また、微生物の実験をする際には、雑菌による汚染を防ぐために手指の常在菌を除去しなければなりません。このため、石?やアルコールを用いてどのような手洗いをすれば効率的に常在菌を除去できるかを考え、比較実験も行いました。菌はとても小さいので、目に見えるようになるまで数が増えるためには日にちがかかります。どのような常在菌がいて、どのように手洗いすればきれいな手になるのか結果が楽しみです。

生物工学科2年生『植物ホルモンの実験』

2026年7月24日(金)

植物が大きくなるには、成長のキッカケとなる「刺激」が必要です。そこで大活躍するのが植物ホルモン。お酒の原料になるお米「山田錦(やまだにしき)」の発芽と、「ゴムの木」の茎から不定根を生やす実験にチャレンジしました。一番効果が出る「ちょうどいい濃さ」にするために、メスシリンダーやピペットといった実験器具を使って薄めていきます。濃度の計算に少し苦戦しながらも、無事に植物専用の栄養剤が完成!さっそく、山田錦とゴムの木にそれぞれ使ってみました。これからどんな風に育っていくのか楽しみですね。

生物工学科 2年『茎頂培養で植物のウィルス病を治療』

2026年7月22日(水)

 ウィルスに感染した植物は農薬などを使っても治すことができません。特に親株を株分けや挿し木して代々育てるカーネーションやイチジクでは栽培に大きな影響を与えます。しかし、茎の先端の細胞分裂が活発な「茎頂」だけはウィルス感染していないので、この部分を摘出し、育てるとウィルス感染していない苗を得ることができます。こうやって育てた苗を「ウィルスフリー苗」と言います。茎頂は1ミリ以下の非常に小さな組織なので顕微鏡を使っての作業となります。今年の2年生は無事に治療し、ウィルスフリー苗の生産ができるのでしょうか。

生物工学科 1年生『キュウリの栽培管理デビュー』

2026年6月23日(火)

入学式の日に種をまいたキュウリも大きくなってきたので、倒れないように、ひもを使って支柱に結びつけました。力がかかるとギュッと締まる「とっくり結び」に挑戦です。何度も苦戦しながら、一生懸命練習してマスターしました。自分でしっかり結んだキュウリを、嬉しそうに眺める生徒たち。「早く大きな実がならないかな」とワクワクしながら、畑でのお世話を頑張っています。キュウリと一緒にみんな着実に成長していますね。

生物工学科 2年生 総合実習『カトレアの品種改良』

2026年4月17日(金)

2年生の総合実習で初めて挑むのはカトレアの人工交配です。花の構造を学び、いざ実践へ。ピンセットを持つ手にも力が入ります。理想の姿を夢見ながら、ちいさな一粒の花粉塊を丁寧に柱頭へと運んでいきます(ハチになった気持ち)。その探究心は授業時間内に留まらず、放課後の実習棟には、夢中で人工交配を続ける生徒たちの姿がありました。夏には成長した種子に出会えることを願って。成功の報告が今から待ち遠しいです。