2024年5月10日(金)
今年も生物工学科のハウスでトマト栽培を行います!去年のトマト栽培では窒素が多過ぎることで問題が起きていたため、『県農 おしらべモグラ』の技術を用いて土壌診断を続けていました。冬の間に葉物野菜を栽培することで徐々に窒素が減ってきているという診断結果が出ています。実際にトマトを栽培してみて、自分たちの診断が合っているのか!?確かめていきたいと思います。
「赤茄子の育っていたるところより幾程もない夏が来ている」
2024年9月1日(日)
発酵技術研究会では、ワタの花から採取した酵母菌を使った新しい日本酒の開発に取り組んでいます。今回は、新たに採取したワタの酵母菌の分析を吉備国際大学の設備を借りて行いました。分析では、県農を卒業した先輩のサポートを受けながら、学校で学んだ技術を活かしながら丁寧に実験を行っていきました。そして、私たちが採取した酵母菌は、日本酒醸造に使われている酵母菌と同じ仲間であることがわかりました。今後は、醸造試験を繰り返し、製品化に向けて取り組んでいきます。
「せいうんの白き綿からふつふつと酵母に夢をたくす夏の日」
2024年9月6日(金)
発酵技術研究会は、夏休みに行われた関東農政局が開催した勉強会にオンラインで参加しました。この勉強会では、日本各地の大学生や高校生が集まり、持続可能な農業や安定した食の供給を目指して、みどりの食料システム戦力についての勉強をしたり、意見交換やグループ討論をしたりしました。初めてのオンライン会議で、参加者のほとんどが大学生であったこともあり、緊張してなかなか自分の意見を伝えることができませんでしたが、様々な意見を聞くことができ、今後の活動の参考になりました。
「持続可能な食の未来を問うときに答え合わせを続ける明日」
2024年9月10日(火)
発酵技術の活用について学習するために、東灘処理場で実際の現場を見てきました。処理場では微生物を使った下水をきれいにする工程の説明を聞き、その後は場内を移動しながら下水処理の様子を見学しました。見学では、下水処理だけでなく、その副産物であるメタンガスやリン成分の活用方法についても学ぶことができました。質疑応答の時間では「排水と海の関係」について、本校生徒から質問が挙がり、職員の方から現状などを丁寧に説明していただくなど、有意義な見学となりました。
「下水にもメタンやリンは含まれる やがて役にも立つ日は来ると」
2024年9月11日(水)
農産物の輸送について勉強するために、JR姫路貨物駅へ見学に行ってきました。見学では、鉄道輸送での農産物輸送の利点や課題を説明していただきました。その後、実際に駅構内を歩き、フォークリフトに搭載されたシステムや北海道から到着した農作物が入ったコンテナの内部を見せていただき、農作物について生産以外の視点で考えるきっかけとなりました。見学の最後には、機関車の近くまで行くことができ、大きさに圧倒されました。
「鉄道に運ばれてゆくコンテナの遠い夢にも線路がつづく」