学校長挨拶

校長 森澄 実

 兵庫県立香住高等学校のホームページにアクセスしていただきありがとうございます。

 本校は、兵庫県の北部に位置する香美町に立地し、風光明媚な日本海に面しています。その美しい風景を眺める環境で貴重な高等学校生活を過ごすことは生徒たちが学びと成長を遂げることができる場としては最高の環境です。

 

 兵庫県内唯一の水産学科と普通科を併置する高校であり、創立79周年目を迎える伝統校です。昭和21年に兵庫県立香住水産学校として創設され、その後、昭和27年に兵庫県立香住高等学校と校名を変更し現在にいたります。そして、地域や家庭で共に学び支え合う社会の実現に向けた教育の推進、将来の日本の水産業を担う人材、地元地域を支える人材の育成に取り組んでいます。

 

 校訓『真理を究め,責任を果し,敬愛を尽す』を基本理念とし、特色を生かした学びをとおして生徒一人一人の個性を伸ばし、これからの未来を創造する、心豊かで魅力あふれる人材を育成します。

 

 海洋科学科では、平成27年就航の第6代大型実習船「但州丸」で実習を行うほか、「産業教育設備整備事業」により、令和4年に第3代小型実習船「しりうす」が就航しました。県下各地から海や船や魚に興味を持った生徒が集まっています。そして、船の操舵や船舶機関のしくみを学ぶ「オーシャンコース」と、魚類や海洋生物の生態と水圏環境を学ぶ「アクアコース」、水産食品の調理・加工、商品開発、流通などを学ぶ「シーフードコース」の三つの類型に分かれて、海や川や船のプロフェッショナルを目指して特色ある授業を行っています。

 また普通科は、令和4年度から「学科融合型コース」に改編しています。大学進学などのニーズに対応するため、少人数制によるきめ細かい指導をする「アカデミックコース」と、海洋科学科の「水産海洋基礎」「水産海洋科学」「海洋探究」を選択科目に取り入れた学科融合と幅広い選択科目の学びが特色の「アクティブコース」の二つの類型を持ち、少人数クラスでの指導と探究的学びの推進により、生徒個々のニーズに合わせた課題解決力の育成を行っています。

 

 最後になりますが、私たちの学校への関心に感謝いたします。私たちは、生徒の持つ個性を最大限に生かし、自信を持つことができ、地域社会に貢献できるよう取り組んでいきます。今後とも皆様のご支援をよろしくお願いいたします。

令和6年4月

 

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