ラムサール条約湿地調査 in田結湿地
6月22日(土)、兵庫県唯一のラムサール条約登録の湿地、「円山川下流域・周辺水田」での生物調査と環境保全活動に本校の生徒たちが取り組みました。
ラムサール条約、正式名称を「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」は、特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地及びそこに生息・生育する動植物の保全を促進することを目的とし、世界中の条約締結国で湿地環境の保全が行われています。日本では53ヶ所(2022年現在)が条約湿地として登録されています。
「円山川下流域・周辺水田」は兵庫県内で唯一の条約湿地に登録されており、絶滅危惧種であるコウノトリの生息地として、そして、生きものと人間とが共生できる場所として環境の保全活動に取り組まれています。
コウノトリは、日本では1971年に野生絶滅をしており、豊岡では彼らの野生復帰を目指して放鳥と繁殖、そして餌となる魚類やカエルなど、豊かな生物が生息できる自然環境の創造・維持に取り組んでいます。
生徒たちは、同条約湿地内に存在する田結湿地にて魚類やカエル類、エビ類など多くの生きものを採取、同定し、豊かな環境が形成されていることを確認しました。
生物調査の後は環境造成の取り組みとして湿地、河川の造成を行いました。ぬかるみに足をとられながらも、生きものたちが快適に暮らすことのできるよう一生懸命にクワやスコップをふるいました。




