但州丸日記 トロール(6月8日~6月14日)

6月14日

 今日は、0-4で当直班でした。夜中のワッチは、漂流ワッチだったので4級海技士の勉強をしました。航海の範囲は一通りできるようになりましが、運用と法規はまだまだできない問題が多いので、この航海中にしっかり勉強し、7月の試験で合格したいと思います。昼の当直では、操舵をしました。今日は潮流が速くまっすぐ進むには当て舵をかなり大きく取らなければならず、少し難しく感じました。また、旋回も行いました。授業で旋回圏を習ったばかりだったので良い復習になりました。金沢まで残り3日なので、一生懸命頑張りたいと思います。

加藤滉基

 
6月13日

 今日は2回目の作業班でした。前回と比べて獲れる魚種が変わっていたり、量がふえていたりしていて、作業が大変でした。しかし、前回よりも自分の作業が早くなっていることを実感して、楽しくなりました。今日はとても暑く、カッパを着ていると服が湿ってしまうほど汗をかきました。当直班に後で教えてもらったのですが、今日は気温が30℃を超えていたそうです。熱中症に気をつけてたくさん水分を摂ろうと思いました。

今木涼葉

 
6月12日

 今日は作業班出たので、出港後2回目の作業をしました。前の操業では、クモヒトデとノロゲンゲが大量に獲れました。今日の操業ではホッコクアカエビが大量に獲れ、他のエビと選別するのが大変でした。今日の操業で沢山のエビを選別したので種類ごとに選別することが、前の操業よりもスムーズにできる様になりました。しかし、ホタルイカとホタルイカモドキを見分けるのが苦手なので、素早く見分けられるようになることが次回の課題です。あと、エビの頭にある角が何のためにあるのかとても気になりました。帰港したら調べたいと思いました。そして、角の名前が額角(がっかく)と呼ぶことを学びました。

谷口昂輝

6月11日

 今日は就航後初めて作業班になりました。作業を眺めている時は、沢山魚が獲れないかと期待して見ていたが、実際に作業班になると、魚が沢山入ると作業が大変なので、少ない方が良いなと思ってしまいました。特にクモヒトデとホタルイカが仕分けづらく、判別することが大変でした。しかしコンペイトウを見れてやる気が出ました。大きいズワイガニが揚がっており、食べられないのがもったいなかったです。

西本朱雀

6月10日

 今日は作業班を担当しました。作業班は今日で2回目です。前回よりもヒトデやイソギンチャクなどのゴミは少なく、作業がしやすかったです。午後の1回目の作業では、大きなマグロの死骸が入っていて、網を揚げた瞬間からとても強い腐敗臭を感じました。トロール漁業はゴミなども入るので大変さを実感しました。しかし、前回から前回から成長したこともありました。判別できる魚種が増えたことです。具体的には、アカガレイとソウハチガレイの判別ができるようになりました。この調子で、毎日一つずつ成長していきたいと思います。明日は、04のワッチなので、早く寝て、明日に備えたいと思います。

安富正識

 

6月9日

 今日は、当直でした。一等航海士に六分儀についてみっちり教えてもらいました。太陽の高度の測り方や、誤差修正について教えてもらいました。学校で習ってから実際に使ったことが無かったので難しかったですが、良い勉強になりました。加えて、GPSの仕組みについても教えてもらいました。船位が分かる仕組みを知ることはとても面白いなと思いました。まだ夜の当直があるので、最後まで頑張りたいと思います。

濵﨑龍志

6月8日

 今日は初めてのトロール調査の選別作業をしました。思っていたより漁獲物の量は少なかったです。ゴミやノロゲンゲの量が多く、選別作業が大変でした。しかし、初めて見る魚種も多く、中でもコンペイトウ(ダンゴウオの仲間で、無数のコブと体の色合いがお菓子の金平糖に似ていることに由来している)と一緒に写真を撮れたのが嬉しかったです。次の作業の際は、もっと効率よく作業をし、早く終われるように頑張りたいと思います。

中川明士