兵庫県立西神戸高等特別支援学校

進路指導

キャリア教育の全体目標

 学校教育目標「自立して生きる力を育むために主体的に考え動ける人づくり」を達成するために、生徒自身が自己選択、自己決定できるように、カリキュラムと体験活動の一体化を図り、学校生活全体を通して支援していきます。

「 西神戸デュアルシステム 」 ~「自分らしく働く」を探す実習システム~

 「自分らしく働く」をテーマとし、生徒が自己の将来、また社会の一員として果たす自分の役割について考えながら、生徒自身が、自分の意思で、将来の職業を選択・決定していくことのできる「西神戸版デュアルシステム」を構築し、地域と一体となった就労支援を展開していきます。

1年生
 1年生では、幅広い職業について学び、働くことへの興味関心を深め、2年生におけるコースでの専門的な学びへとつなげていきます。 3つの職業専門ワークをそれぞれ学習し、生徒自身が自らの能力や適性を把握した上で、第2学年時のコース選択につなげることを目標としています。 また、1週間程度のトライやる・JOBを年間3回実施し、働くことへの動機づけや職種について知る機会を設けます。
2年生
 2年生では、専門コースでの実践的・体験的な学習を通して、将来の職業自立につながる力を培い、3年生での進路選択へとつなげていきます。 「メンテナンス・物流コース」「ものづくり・販売コース」「福祉・サービスコース」の3コースに分かれ、就労に必要な知識や技能の向上を図ります。 また、2週間程度の職業体験実習を年間3回実施し、自らの能力や適性、得手・不得手を理解していくと同時に、自分らしく働くことができる環境について知る機会を設けます。
3年生
 3年生では、職業生活を豊かにするため、社会性の向上および自立を目指すための学習を行い、それぞれに合った進路実現を目指します。 1年生・2年生での経験を踏まえ、生徒自身の意思で選択・決定しながら現場実習へとつなげ、より自分に適した進路決定を目指します。




個に応じたガイダンスの機能ならびに生徒・保護者への情報提供 ~一人ひとりのニーズに応じた進路指導を目指して~  

 主体的な進路選択を支援するために、生徒の能力・適性、興味・関心、障害の状態や将来の進路希望等に基づき、保護者との連携のもと、個に応じたガイダンスの機能を充実させます。保護者対象の進路説明会や個別の進路相談会を実施し、積極的な情報提供を行います。
 進路のガイダンスを実習先の選定に合わせるように実施し、進路決定へとつなげていきます。
進路説明会
  各学年の年度当初に進路説明会を実施します。各学年・各会にテーマ・内容を設定し、保護者の方へ情報提供を行います。また、進路指導の流れや、生徒が主体的に卒業後の進路を考えていくために必要な家庭でのサポート等について理解促進を図ります。

進路個別相談会
 生徒本人による主体的な進路選択を支援するため、生徒・保護者のニーズに基づいた個別相談会を行います。生徒本人と保護者・担任・進路担当の4者で、今後の実習や進路の進め方について相談を行います。

卒業生進路先一覧

1~4期生進路先(PDF)