企業の皆様へ
西神戸版デュアルシステムは、学校と企業の二本柱で、生徒の共生社会への参加を応援するシステムです。同時に、企業の皆様にとっても、各企業の要望に応える人材にめぐりあえる機会でもあります。より多くの企業の皆様が、この趣旨に賛同していただけますようよろしくお願いいたします。
年間実習予定
どのような作業ができますか?
- 【 工場、倉庫 】
- ・ピッキング、搬入、出荷
- ・事務補助
- ・ライン作業、計量、袋詰め、検品
- 【 清掃 】
- ・ビルクリーニング
- ・大学や病院、役所等での清掃
- ・工場内や社内清掃
- 【 小売店・飲食店 】
- ・スーパー店頭での品出し、バックヤードでの調理補助、肉・野菜のカット、袋詰め
- ・衣料品店でのハンギング、服たたみ、袋詰め、品出し
- ・家電量販店やドラッグストア等での商品管理、品出し、値札つけ
- ・皿洗い、調理補助、盛り付け、配膳
- 【 福祉 】
- ・老人介護施設での介護補助、レクリエーション、シーツ交換、調理補助、清掃
- ・保育園、こども園での保育補助(おやつの配膳、寝かしつけ、園庭で一緒に遊ぶ等)、飾りつけのお手伝い、清掃
実際にさせていただいた内容です。これ以外にも、できることはたくさんあります。参考にしていただければ幸いです。
特別支援学校から障害者を採用するには…
まずは、仕事内容や労働条件などを本校の進路指導教員へ伝えてください。生徒の興味関心または得意とすることを含め、適した生徒を推薦できると思います。
また、2年生や1年生の実習依頼をさせていただいた場合は、ぜひ積極的に受け入れてくださいますよう、お願いいたします。「体験実習」を受けていただいたからと言って、すぐに就職を求めることはありません。企業の皆様に採用のお気持ちがあることを確認できた場合のみ、3年生での就職を前提とした実習につなげていきます。
就労を目指す生徒は、ハローワークに求職登録をしております。新規学卒者の採用ルールに則り、ハローワークの紹介を通じた採用をお願いいたします。
どんな生徒なのでしょうか…
- 知的障害者というと、指示理解力が乏しい、常時、担当者を付けなければならない、というようなイメージをお持ちではありませんか。
- 本校の生徒は、
- ■小学校中~高学年の読み書きの力は習得しており、日常的な会話ができます。
- ■抽象的な指示理解は苦手なことがありますが、作業内容を具体的に指示することで取り組めます。
- ■身の回りのことは一人で行うことができ、援助を必要としません。
- ■電車、バス等の公共交通機関を一人で利用することができます。
- ■やり方や手順を一度覚えると、仕事を任せることができます。判断を要するときは、自分から質問ができます。
- ■職場でのルールを守り、安全面にも気をつけることができます。
※個々の生徒の得手・不得手や支援内容、配慮点は実習前の打合せでお伝えいたします。
実習にともなう Q&A
実習の流れや生徒の様子を詳しく知りたいのですが?
事前に進路指導担当者が訪問しご説明いたします。また,学校の授業見学は常時受け付けていますので,進路指導担当者までお気軽にご連絡ください。
実習の流れはどんなものですか?
- ①事前訪問 進路担当者と生徒、保護者が、打ち合わせで訪問します。
- ②初日訪問 生徒が一人で訪問し、実習が始まります。後ほど進路担当者が訪問します。
- ③中間指導 必要に応じて、中間日に生徒の様子を伺いに教員が訪問します。
- ④振り返り 最終日に、体験中の様子を聞くためにお伺いします。
実習によって賃金は発生しますか?
賃金,報酬は一切いただきません。昼食は実習生が弁当を持参します。交通費等は実習生が全額負担します。
通勤方法は?
電車やバス,自転車を利用して実習生が自力で通勤します。
実習の勤務時間と期間はどのくらいですか?
勤務時間は 9:00~15:00 をひとつの目安とし,期間は3日間です。
事故やケガをした場合の対応は?
通勤途中や作業中の実習生のケガには,学校で加入している「(独)日本スポーツ振興センター」の災害共済給付が適応されるので,ご安心ください。
商品を壊してしまうなど,会社側に損害を生じさせた場合には?
実習生の全員が損害賠償保険に加入しています。
企業のルールを守っていただけるのですか?
実習にともない誓約書を実習先に提出します。実習先に迷惑をかける場合は、実習を即中止すること、また守秘義務等の遵守などをお約束します。さらに必要な場合は、腸内細菌検査、インフルエンザ予防接種を実施します。
実習後は、その生徒を雇用しなければなりませんか?
そのようなことはありません。実習は、様々な職業の体験をし、職業観を感じとることが一番の目的となっています。
就職した後のサポート体制は?
- (1)学校による定着支援
- 職場定着を目指すため、進路先への訪問や電話連絡を通して、卒業生の就労の様子を把握し、進路先の方と相談等を行います。卒業後2年間の支援を原則としていますが、必要に応じて個々に対応いたします。
- (2)関係機関との連携による定着支援
- 就業・生活支援センター登録者やジョブコーチ制度を利用している場合、各担当者と情報共有・連携を図りながら、必要に応じて進路先へ訪問します。
実習に関するお問い合わせ先
本校の生徒に興味関心を持たれた企業の方は、本校の進指導部員までお電話またはメールでご連絡ください。ご相談や学校見学のみでも歓迎いたします。
電話番号 078(991)2050 自動音声後、4番を押してください。
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