2024年4月1日(月)
兵庫県多可町では古くから和紙の生産が行われており、「杉原紙」として知られています。生物工学科では昨年から木質バイオマスの利用として紙の生産について研究しています。今年度も植物性のバイオマスの利用のヒントを得ようと杉原紙研究所で和紙作りについての話をうかがいました。紙漉きの難しさや、紙の生産方法や材料など、様々なヒントを得ることができました。
「紙漉きに生まれた紙の一枚が生物資源となるまでの春」
2024年4月2日(火)
農業科インターンシップ第3報。学校に一番近い農家さんには電車通学の生徒がお世話になっています。暑くなったハウスの中でのズッキーニの摘果を実施。
稲美町の農家ではトマト栽培へ向けての準備。長く土耕で栽培されていたのですが「黄化葉巻病」に悩まされ、「ポット栽培」という手法を導入。土には直接植えず、根域制限されたポットに植えたものに点滴潅水で栽培します。見たことのない栽培方法に興味をそそられていました。もう一軒の稲美町の農家では、「いなみ野メロン」の栽培準備で、トラクタで畝を立て、マルチを張っていました。トラクタは高価な農機具なため、必要な時だけ農協から借り、余分なコスト削減に取り組んでおられます。こんな話を聴けるのもインターンシップでの貴重な体験となります。
2024年4月2日(火)
田植機NW6S、コンバインER320、のエンジンオイル交換。トラクタJB13Xはエンジンオイルとミッションオイルの交換を実施。もう慣れたもので、取扱説明書さえあれば自分たちで進めていけます。でもミッションオイルの交換時にはドレンが側面についており、抜いた途端に横向きに吹き出しオイル受けの的から外れてしまい慌てました・・・。また、ドレンボルトの位置を迷わないように色マジックで目印をつけ、次に備える工夫をしました。
2024年4月2日(火)
兵庫県庁玄関ホールに、造園科3年生4名が「辰年にアレ!ンパ」と題した庭を作庭しました。天龍寺「雲龍図」と南禅寺「竹林群虎図」の一部を模写した水墨画をメインとし、龍が昇っていく天空と虎の住む地上を石組や盆栽などで表現しました。遠近感を出すためにずらして配置された水墨画やそこから伸びる実物の竹など、見所は満載です。齋藤知事にもお声がけいただき、大変励みになりました。4月いっぱいは展示しておりますので、是非ご覧ください。庭の題名(辰年にアレ!ンパ)にも注目です!
2024年4月4日(木)
農業科インターンシップ第4報。稲美町の葉物野菜を栽培する農家。あまりに綺麗なレタスの苗だったので撮影・・・、生徒の実習はというと、みのる産業のハンドプランターという腰を曲げずに作業できる道具を使って定植していました。とても便利。
JA兵庫南の稲美営農経済センターでは、イネの種もみの小分けや、農家さんへ配達する肥料の仕分けを実施。高く積まれた肥料袋を見上げます。
同じくJA兵庫南の農機センターでは2サイクルエンジンのキャブレターの分解清掃組立ての最中でした。農協職員の方と同じ服を着させていただいており、一見、一人前の整備士です。
2024年4月6日(土)
園芸科2年生で、園芸科の完熟トマト、食品科学科のカルピー、動物科学科の鶏卵などの県農の生産物を販売しました。地域の方々からたくさん声をかけていただき、販売実習を行い、1時間半ほどで完売しました。高砂市長さんにも県農生に向けて激励のメッセージをいただきました。
2024年4月8日(月)
令和6年度1学期始業式を行いました。始業式に先立ち、今年度新しく着任された先生方をお迎えし、着任式を行いました。つづいて、始業式を行いました。学校長式辞では、校訓「ゆたかな情操 たゆまぬ研鑽」についてのお話がありました。2年生、3年生へと進級した生徒たちが、様々な場面で活躍してくれることを期待しています。
2024年4月8日(月)
桜が美しく咲き誇る中、令和6年度入学式を行いました。280名の新入生が1人1人呼名され、入学を許可されました。学校長式辞、来賓祝辞では、新入生へお祝いの言葉と激励の言葉が送られました。県農の制服に身を包み、緊張した面持ちの新入生の姿が印象的でした。これから始まる県農での学校生活、多くのことに挑戦し、未来を切り拓いていってください。
2024年4月10日(水)
農業科3年生全員で、スイカの接木を行いました。露地野菜類型の専攻生が指導役となり、他の類型の生徒に手ほどきしました。スイカは播種してそのまま大きくした実生苗を使うと連作障害が強く、同じ畑で続けて栽培することができません。根の部分になる台木にはユウガオ(カンピョウ)を用い、よびつぎを行いました。台木の切り下げ、穂木の切り上げを、カミソリを用いて正確にかつ手早く行わなければなりません。緊張の中何とかやりきることができました。
2024年4月11日(木)
2年生初めての総合実習で、カトレアの人工交配を行いました。カトレアの構造・人工交配の方法を学んでから、実際に自分たちで交配をします。どんな組み合わせをすれば理想の品種ができるのか?悩みながら、真剣なまなざしで花粉塊を柱頭につけていきます。授業時間内では飽き足らず、放課後にもどんどんいろんな組み合わせの交配に挑戦していました。交配が成功していれば夏には種ができます。何個成功したか?楽しみです
「カトレアの人工交配 新しいいのちを生み出す生徒らの手で」
2024年4月12日(金)
学校生活のアイスブレイクと学科間での親交を深めるため、高砂総合運動公園でオリエンテーション行事を行いました。グラウンドでは学年全体で〇×クイズをした後、会場全体を使ってのオリエンテーリング(ポイントごとにミニゲームにチャレンジ)を行いました。昼食後は体育館でクラス対抗大繩大会でした。天候にも恵まれ充実の1日となりました。
2024年4月12日(金)
兵庫県では数多くの発酵文化が根付いており、生物工学科の授業では発酵食品について学習します。今回は、発酵食品の1つである「龍野うすくち醤油」について、工場見学を行いながら学習してきました。工場見学では、しょうゆの作り方だけでなく、うすくち醤油の歴史などの話も聞くことができました。また、SDGsの視点でしょうゆ造りを学ぶことができ、幅広い視点で発酵文化を知ることができました。
「一滴の醤油もいつか生徒らの食卓にならぶ夢をみている」
2024年4月15日(月)
生物工学科では、地元の酒蔵「岡田本家」さんに協力していただきながら、日本酒「県農花てがみ」の醸造実習を行っており、今年も米洗いや仕込みなど日本酒醸造を進めています。昨日は、県農花てがみの醸造で使用する酵母菌の納品を行いました。この酵母菌は、自然界から採取したものを生徒たちが大量に殖やしています。納品の時には、生徒たちの手で酵母菌をタンクの中に入れていきました。酵母菌を入れるときはドキドキしましたが、約1か月後にできる私たちの酵母菌が作り出した日本酒が楽しみです。
「酵母菌 就職希望の生徒らの一人としての進路を歩む」
2024年4月19日(金)
サツマイモは種ではなく、イモから出たツルを使うので、種イモが病気を持っていると植え付けに使用するツルも病気を持ったままになってしまいます。それを治療するために茎頂の細胞を培養して無病の苗(ウィルスフリー苗)を作ります。
この日は細胞を培養して作り出した無病の苗を無事に植え付けることができました。はたして無事に品質の高いサツマイモは収穫できるのか、今から楽しみです。
「ウィルスを一度も知らぬままであれ そのまま秋の来るまできっと」
2024年4月22日(月)
生物工学科では、地元の酒蔵「岡田本家」さんに協力していただきながら、日本酒「県農花てがみ」の醸造実習を行っています。今回は、昨日納品した酵母菌(4/15付け記事)をさらに大きなタンクに仕込んでいく実習を行いました。実習では、仕込みに使用する酒米を洗米するところから始まり、大きな釜で蒸した米をタンクに入れていきました。作業は全て手作業で、昨年の約2倍の仕込みということもありとても大変でしたが、3日間にも及ぶ仕込みを終えることができました。
「海外に飛び出す夢も見るだろう 英語まじりに混ぜる日本酒」
2024年4月25日(木)
4月28日(日)にJA兵庫南の直売所「にじいろふぁ〜みん」とその周辺圃場にて「六条大麦フェス」が開催されます。当日はスタンプラリーやヒンメリ作りが行われ、本校生も運営の補助として参加します。また、にじいろふぁ〜みんでは本校生が考案、製造した大麦の焼菓子を販売します。現在、授業や放課後の実習にて焼菓子を製造しています。六条大麦フェスは9:00〜15:00の時間帯で行われます。皆さまのお越しをお待ちしております。
2024年4月30日(火)
日本酒「県農花てがみ」の醸造実習では、週に2〜3回分析を行います。私たち高校生はお酒を口にすることはできません。そこで、分析でアルコール度数やアミノ酸度などを測定し発酵状態を確認します。この分析結果は、これからの品質管理に活用されます。今回の分析では、授業で学んだ蒸留技術と滴定技術を活かして慎重に実習を行うことができました。そして、分析で得られた結果から「県農花てがみ」の状態を判断することができました。
「新しい花の手紙を渡すため 分析結果の数値見ている」
2024年5月2日(木)
無菌操作を確実に行えるようになることはバイオ技術者にはかかせません。バイオ産業や食品関連産業、医療関連産業に進路を選択することの多い生物工学科では、菌類の混入が無い実験操作を覚えます。1年生の頃から経験してきた実験操作を、改めて理論と実践を交えながら楽しく実習しました。今日は先輩たちが人工交配したカトレアの新品種を無菌培養で増やします。めざせバイオ技術者認定!検定は来年3年生の7月に行われます。
「雑菌はひとつもおらぬ これからも汚染を知らぬままに育てと」
2024年5月7日(火)
生物工学科では、地元の酒蔵「岡田本家」さんに協力していただきながら、3月よりの醸造実習を行っています。今回の醸造実習では、上槽(しぼり)工程を行いました。この工程では、タンクの中のもろみを大きな機械に流したり、機械から酒粕を剥がしたりしました。製品となるものを扱うため、衛生管理に気を付けながらも、効率よく作業を進めていきました。仕込みから見続けてきたもろみが、タンクから少しずつ減っていくことにさみしさを感じつつ、日本酒になった「県農花てがみ」を見て感動しました。今後、瓶詰めをしてから出荷していきます。
「発酵を終えたもろみが透明なてがみとなって送られる日よ」
2024年5月10日(金)
今年も生物工学科のハウスでトマト栽培を行います!去年のトマト栽培では窒素が多過ぎることで問題が起きていたため、『県農 おしらべモグラ』の技術を用いて土壌診断を続けていました。冬の間に葉物野菜を栽培することで徐々に窒素が減ってきているという診断結果が出ています。実際にトマトを栽培してみて、自分たちの診断が合っているのか!?確かめていきたいと思います。
「赤茄子の育っていたるところより幾程もない夏が来ている」
2024年5月13日(月)
生物工学科では、地元の酒蔵「岡田本家」さんに協力していただきながら、3月よりの醸造実習を行っています。今回の醸造実習では、できた日本酒を瓶詰めして製品にする工程を行いました。今年は、昨年の約2倍のお米を使って仕込みを行ったため、瓶の量も倍の約1800本!効率を考えながらも、慎重に充填・栓閉め・梱包を行っていきました。私たちが醸した日本酒「県農花てがみ」は、近日中にスーパーなどに流通します。「花てがみ」と書かれた青い瓶の日本酒をぜひ探してみてください!
「透明なてがみとなって空よりも青々としたビンの日本酒」
2024年5月13日(月)
農業環境工学科の1・2年生が校内整備として食堂前の施工を行います。この場所は昨年度の生徒アンケート(ヒヤリハット調査)で雨天時に土が流れて滑って危ないとの声がありました。今回は現地踏査を行い『現状の確認』『どういった工事をすればいいのか』『作業者の安全・周りの安全を確保しながら工事を進めていくにはどこに気を付ければいいか』等たくさんの情報を現地で取得し見極め、班員で情報共有を行い施工していきます。
2024年5月15日(水)
今年もイネの播種時期になりました。3年生の水田複合類型の生徒が「作物・総合実習」の授業でイネの播種を行いました。5月10日にうるち米ミルキークイーン、きぬむすめ、5月15日に酒米である山田錦、考古学博物館から育苗依頼を受けている古代米の播種を行いました。「今年もいよいよ米作りが始まる」と気持ちを持ち、類型生全員で協力しながら実習を行いました。今年もよいお米ができるよう頑張りたいです。
2024年5月17日(金)
兵庫大学付属加古川幼稚園がいちご狩りに来校されました。普段聞くことのない小さなこどもたちの声が大きく響き渡りました。そんな中、写真にあるような大きなイチゴ取っていました。おそらく今シーズン最大でしょう。 幼稚園の皆さん、来年も楽しみに待っていますね。
2024年5月22日(水)
造園科環境マネジメント類型の3年生が東加古川駅前の花壇に草花を植栽しました。今回は、自分たちで種まきから管理を続けてきたマリーゴールド、ペチュニア、ベゴニア、インパチェンスを使い、グループに分かれてデザインして植えました。 春と秋に植替えをしていると毎回、地域の方々から「ありがとう」や「きれいやね」という言葉をかけていただきます。愛情を込めて育てたものが皆さんの日常を彩れることを実感できてとても嬉しいです。今後も栽培管理していきますので、ぜひご覧ください。
2024年5月23日(木)
本校はニュージーランドのフレイザー高校と姉妹校提携を結んでいます。昨年度7月にはフレイザー高校から12名の生徒を受け入れて交流しました。今年度はコロナ禍を乗り越えて、5年ぶりに本校生徒がフレイザー高校を訪問します。今年度は農業研修が8月9日〜21日の13日間、短期留学が8月9日〜11月8日の約3か月間です。フレイザー高校で授業を受けたり、ホームステイしながら交流する予定です。農業研修15名、短期留学1名の研修生徒が決定し、第1回の事前研修を行いました。研修は全て英語で、自己紹介の練習をしたり、ALTの先生からニュージーランドの歴史の講義を受けたりしました。
2024年5月23日(木)
農業高校生は農業クラブの大会出場を目指して日々勉強や練習に打ち込んでいます。この日は植物や実験器具などの実物を見て答える「農業鑑定競技」の出場を目指して予選大会を実施しました。
1年生は入学間もなくの実施でわからないことも多くありましたが、持てる知識をしぼっての挑戦となりました。2年生は2回目のチャレンジで去年以上の結果を目指しました。3年生は最後の挑戦で今までの力を全て出し切る日となりました。
「問題の1つ1つに挑戦の痕跡のある鑑定競技」
2024年5月24日(土)
園芸科で今年の春先から実習で播種から栽培をし、実習や授業で学んだ草花のプランター作成を行いました。使用した草花は、ベゴニアセンパフローレンス、マリーゴールドです。プランターへの植え付けまで、1つ1つ丁寧に行いました。放課後、東加古川駅前にプランターを設置しに行きました。地域の方からありがとうという感謝の言葉や差し入れをいただき、生徒の顔もキラキラしていました。これから10月まで、定期的にプランターの花柄摘みや除草など栽培管理に行きます。
2024年5月25日(土)
フラワー装飾技能検定3級を取得している園芸科3年生の代表が、6月15日(土)に開催される高校生花いけバトル姫路大会にむけての練習会に参加しました。花いけバトルとは制限時間5分間で、2人1組で即興で花をいける大会のことです。普段の授業では、カーネーションを使ってフラワーアレンジメントを学んでいますが、高校生花いけバトルでは花材は、アジサイ、バラ、トルコギキョウ、スターチス、カーネーション、ダリア、オンシジウムなどの切り花や、アセビ、ブルーベリー、スモークツリー、モミジ、ドウダンツツジなどの枝ものが多種多様にあり、太さや長さ、配色などフラワーアレンジメントとは違った発想が必要になってきます。普段扱うことのない生花を扱う貴重な経験をさせていただきました。今回学んだことを、次回の大会はもちろんのこと普段の授業や実習でも生かしていきます。
2024年5月25日(土)
山岳同好会は県内最高峰の氷ノ山で行われる県大会山岳競技に出場します。4人で編成したチーム競技となり、山中で3日間の登山行動とキャンプの技術を競います。3年生男子チームと2年生女子チームがエントリーしていて、この大会に向けて練習登山を行いました。今回は初心者の1年生や大会には出場しないけど山登りが好きなメンバー13人で顧問と一緒に山歩きの知識と技術を身に着けました。天気も良く今回歩いた高御位山の標高は低いですが、岩山で練習にはもってこいの山でした。山火事の多かったこの山は山頂の神社に防火水槽があります。トレーニングを兼ねてメンバー全員で合計100L水を担いで登り、この防火水槽に給水をしました。
「もうすぐに夏の気温が高御位(たかみくら)水を満たして練習を終える」
2024年5月27日(月)
前回、紹介した食堂前工事の施工実習Part.2です型枠を設置し、生コンクリートを打設し写真のような縁石が完成しました。これで土砂の流出を防ぐことが出来るのではないでしょうかまた、自販機前には土間を設置し靴が泥で汚れないように工夫しました。
2024年5月30日(木)
1年生が初めて平板測量の実習を行いました。 測量機械に触れるのは今回が初めてなので、平板を使って据付の3条件『整準・求心・定位』を確認しながら測量の基礎を学びました。 夏休みには、10角形の基準点測量を行い、校内平面図をつくるのでこれからたくさん練習をしていきます。
2024年6月03日(月)
今年度も農業科の1年生から3年生、食品化学科の3年生、トライやるウィーク実施の中学生で大田植えを行いました。晴天の中、生徒全員で一生懸命田植えを行いました。中には泥に足を取られ転んでしまう生徒もいました。最後は満足そうな顔で実習を終えていました。今回、大田植えで植えた品種はミルキークイーンになります。昨年度あなたが選ぶ日本一おいしい米コンテストで優秀金賞を頂いたものと同じ品種になります。今年度も出品予定で、今年こそは最優秀金賞を取りたいです。
2024年6月05日(水)
造園科3年生が、「兵庫県立淡路景観園芸学校」と「ノエビアスタジアム神戸」の見学研修を実施しました。景観園芸学校では花と緑あふれる生活・文化を創造する「景観園芸」という分野を学び、果樹を平面に仕上げたエスパリアなど20種類以上の庭園様式を見学しました。また、実践フィールドでは環境保全の実験や生物多様性について実習を交えて学ぶことができました。ヴィッセル神戸のホームグラウンドであるノエビアスタジアム神戸では、ハイブリットターフの構造や管理方法についてグラウンドキーパーの方から説明を受けました。災害時におけるスタジアムの役割なども学ぶことができ、大変有意義な時間を過ごすことができました。今回の見学研修で学んだ知識を今後の学習に活かしていきたいと思います。見学に携わっていただいた皆さま、お忙しい中本当にありがとうございました。
2024年6月07日(金)
造園科では樹木の名称を問う樹木鑑定と造園に関する道具や材料などを問う農業鑑定の2種類を実施し、日々の学習成果を確認する機会としています。これは、学校農業クラブ農業鑑定競技会の代表選手を選ぶ科内予選も兼ねています。まずは、樹木鑑定!約80種類覚えた樹木の中から50種類の実物を見て答えていきます。1年生は初めてのチャレンジです。針葉樹と広葉樹、常緑樹と落葉樹、特徴をつかんで覚えよう!放課後の時間も使って、毎日みんな頑張っています。
2024年6月15日(土)
フラワー装飾技能検定3級を取得している園芸科3年生の代表が、兵庫県下18校30チームが参加した6月15日(土)開催の高校生花いけバトル姫路大会で、最高賞のグランプリを獲得しました。花いけバトルとは制限時間5分間で、2人1組で即興で花をいける大会のことです。5月24日(土)の練習会に参加後、放課後の時間に何度も試行錯誤しながら少ない花材(学校にあった流木や栽培しているカーネーション、アジサイなど・・・)を使って、花いけバトルの練習を重ねてきました。会場には本当に素晴らしい作品が多く、5分で花を生ける奥深さや楽しさを感じることができました。予選、準決勝、決勝戦とトップの成績で勝ち進むことができ、日頃の学習の成果を発揮することができました。この経験を普段の授業や実習、将来へと活かしてもらえることを願っています。今回、花いけバトルに参加するにあたって、たくさんの関係者の方々に応援していただきました。この場をお借りしまして感謝申し上げます。園芸科の花いけバトル姫路大会までの道のりは、サンテレビさんにも密着取材をしていただきました。放送は、6月27日(木)17:00からサンテレビのニュース特集で放送されます。ぜひご覧ください。ありがとうございました。
2024年7月9日(火)
進路の決定はまだ先ですが、3年生へのイメージをはっきりさせるべく様々な学校や企業によるキャリアガイダンスが開催されました。 それぞれが興味を持っている分野や学科の学びを活かすような進路についてイメージを明確にするいい機会となりました。
2024年7月13日(土)
加古川市立加古川養護学校で行われた『加古養まつり』の高校生ボランティアとして参加しました。このボランティアはラグビー部で10年以上前から行っているもので、コロナ禍が明け久々の参加になりました。当日は一緒に盆踊りをしたり、写真撮影をしたり多いに楽しみました。
2024年7月19日(金)
令和6年度1学期の終業式を行いました。学校長式辞では、「言葉が持つ力を理解し、自他を大切にすること」生徒たちの成長にとって大切な言葉が贈られました。そのあと全校生徒で校歌を斉唱しました。 今年も猛暑が予想されるので、健康に気を付けて有意義な夏休みを過ごしてください。 始業式には、皆さんの元気な姿を見られることを楽しみにしています。
2024年7月20日(土)
今年度も地域課題解決を目指す高校生サミットの一環として須磨海岸での生物調査を行いました。午前は講義として里山と里海の関係や重要性について学び、午後は須磨海岸の生物調査を通じて海の豊かさについて体験的に学びました。参加した生徒はあらためて兵庫県の豊かな環境について学ぶ機会となりました。
「里海の水の豊かさ海のあお空の青にも染まらぬ生徒」
2024年7月22日(月)
植物の葉を剥がしていくと最終的に細胞分裂をしている点に至ります。この点を「茎頂」や「成長点」といいます。この点は病気の感染がないため、この部分を摘出して培養すると病気に完成していないウィルスフリー苗を得ることができます。
カラフルな培地に植え付けられた成長点、果たして成功するのはどれくらいでしょうか。
「ウィルスのいまだいたらぬ点として素直なままに育てと願う」
2024年7月25日(木)
今年も暑い熱い夏がやってきました!農業高校生の日頃の成果を競い合う「農業クラブ連盟大会」です。6月18日の家畜審査競技に始まり、7月25日まで各種競技が行われ、加西市にて結果発表と表彰があり無事に幕を閉じました。結果は以下の通りです。 <プロジェクト発表競技> T類 生物工学科 優秀賞 U類 動物科学科 優秀賞 V類 食品科学科 最優秀賞 <意見発表競技> T類 生物工学科 最優秀賞 U類 生物工学科 優秀賞 <測量競技> 平板 優秀賞 セオドライト 最優秀賞 <農業鑑定競技> 作物 最優秀賞1名 優秀賞1名 野菜 優秀賞1名 草花 最優秀賞1名 優秀賞1名 畜産 優秀賞1名 食品 最優秀賞1名 優秀賞2名 農業土木 優秀賞2名 造園 最優秀賞1名 優秀賞2名 プロジェクト発表、意見発表で最優秀賞の選手は8月に行われる近畿大会にも出場します。頑張ってください!
2024年7月26日(水)
一見、きれいに見える手は実はたくさんの菌類が存在しますがミクロの生物は肉眼では見えません。
そういう常に手に存在する菌類を「常在菌」と言います。寒天に栄養を加えて培養した「培地」に手をスタンプし、菌を培養することでたくさんの菌が繁殖し、コロニーに育てることで肉眼でも見えるようになります。
手洗いや消毒の条件を様々に変化させて、どういった方法で手の菌を最小限に抑えることができるのか、グループごとに仮説を立てて実験しました。 はたして結果やいかに!?
「洗っても洗ってもなほ てのひらの菌は残れり ぢっと手を見る」
2024年7月28日(日)
神戸少年ラグビークラブの中学生約30名と合同練習を行いました。厳しい暑さの中でしたが、全員でタグラグビーをして交流を図りました。 県農ラグビー部ではラグビーだけではなく、ボランティアや中学生との交流などさまざまなことを行っています。ぜひ、県農で一緒にラグビーやりましょう!!
2024年7月31日(水)
本校はニュージーランドのフレイザー高校と姉妹校提携を結んでいます。今年度は8月9 日からニュージーランド研修を実施します。本校生徒がフレイザー高校を訪問しホームステイをして交流します。8月2日にフレイザー高校のホスト生徒との顔合わせを兼ねたオンライン交流を行います。今日はリハーサルを行い、茶道など日本の伝統文化や本校の農作物を英語で紹介する練習、google meetを使ってオンラインミーティングをする練習などをしました。また、研修のしおりが完成しました。生徒が素晴らしい表紙イラストを描いてくれました。現地で行うプレゼンテーションの練習も着々と進んでいます。
2024年8月1日(木)
7月31日〜8月1日に群馬県で開催された若年者ものづくり競技大会に造園科3年生が出場しました。この大会は、20歳以下の就職していない若年者を対象とした全国大会で、造園職種は今大会の実施競技で最多の24名が出場しました。3時間30分の制限時間内に、竹垣・花壇・敷石・乱張・植栽を行い、寸法などの正確さと出来栄えを競います。時間内に仕上げることも難しいのですが、前日に支給された材料を用いて作庭するため、現場での判断力や対応力も求められるハードな競技です。周囲の技術の高さに驚きつつも、時間内に課題を完成させ作品を仕上げることができました。また、全国各地から集まった選手とも交友を深めることができました。
2024年8月2日(金)
本校はニュージーランドのフレイザー高校と姉妹校提携を結んでいます。8月2日にフレイザー高校のホスト生徒との顔合わせを兼ねたオンライン交流を行いました。弓道、柔道、茶道、書道、本校の農作物を披露し、英語で紹介しました。畑で採ったばかりの野菜やカルピー飲料、卵などを紹介して、県農の魅力を英語で伝えることが出来ました。また本校生とホスト生徒が1対1で30分間フリートークをして、交流を深めました。昨年7月に本校に来日した生徒もいて、1年ぶりの画面越しの再会を喜んでいました。10日に現地で会うのが楽しみです。
2024年8月5日(月)
東播地区の茶道部の高校生が集まり、研修会を行いました。この研修会は、毎年、夏休みに行われています。今年は、学校法人みかしほ学園 日本調理製菓専門学校に行かせていただき、和菓子作りを体験しました。
まず、専門学校の校長先生より、和菓子と洋菓子の違いや、和菓子の特徴について詳しく説明していただきました。また、白並餡とそれを用いた「こなし」の作り方を、実演を交えて詳しく教えていただきました。その後は、実習室へ移動し、「こなし」の成型を行いました。今回作ったのは「寒椿」と「紅葉」です。細かな作業と力加減が難しく、なかなか上手くいかないところもありましたが、楽しく実習を行うことができました。
2024年8月8日(木)
NZ農業研修・短期留学への出発を明日に控え、参加生徒とその保護者が集まり、結団式を行いました。学校長の挨拶では、「見(見る)」、「研(研ぎ澄ます)」、「健(健康)」の3つの『けん』をもって研修に臨んでほしいというお言葉がありました。また、代表生徒からは「たくさんのことを経験し、吸収し、何倍にも成長して帰ってきます。」という決意が述べられました。これまで事前研修を重ね、しっかりと準備を行ってきました。ニュージーランドでの滞在を楽しみ、多くのことを学び、その学びを県農に還元してくれることを期待しています。
ニュージーランドでの様子は、本校のインスタグラムにて随時紹介していきます。是非ご覧ください。
2024年8月9日(金)
生物工学科夏の校外研修、植物利用類型は京都府立植物園に行きました。園職員の方に案内していただき、大温室をすみずみまで見学させていただきました。普段は見かけることのない熱帯や高地の植物について、一つ一つ解説していただきながら、温室をめぐる時間はとても贅沢でした。また、植物園の歴史や植物園の職員という仕事についてもお話しいただき、進路の参考になった生徒も多くいたようです。
「夏草や希少植物育ちゆく温室めぐる日は夢のあと」
2024年8月19日(月)
造園科3年生が、「相楽園」の見学研修を行いました。相楽園は明治末期に完成した元神戸市長・小寺氏の私邸で、神戸市の都市公園では唯一の日本庭園です。ソテツや大クスノキ、ツツジ類、マツなど多様な植栽が園内を彩り、正門をくぐると都会にいるとは思えないような広大な庭園が広がっています。庭園内には3つの重要文化財があり、時代背景なども踏まえながら学びを深めることができました。新たな学びだけではなく、これまで学習した内容も振り返る良い機会になりました。次回は3年間の集大成として、京都へ見学研修に行きます。2学期からもしっかり勉強していきましょう!
2024年8月19日(月)
造園科では、毎年、造園技能検定にチャレンジしています。技能検定は、「働く人々の有する技能を一定の基準により検定し、国として証明する国家検定制度」です。今年度は、1年生から3年生の23名が2級と3級に受験しました。7月・8月の学科試験と2種類の実技試験に向けて4月から勉強に実技練習に励んできました。練習を重ねながら、技術だけでなく、精神面でも大きな成長がみられました。(写真は練習の様子)
2024年8月20日(火)
農業環境工学科の3年生が農業クラブ測量競技大会に出場しました。 平板測量の部とセオドライト測量の部2部門に出場し、平板測量部門では優秀賞、セオドライト部門では最優秀賞を獲得することが出来ました。 来年もよい結果を残すことが出来るように次は2年生が頑張ります。
2024年8月23日(金)
8月23日に造園科1年生が姫路市にある日本庭園「好古園」の見学研修を行いました。姫路城西御屋敷跡庭園「好古園」は、世界文化遺産国宝姫路城を借景に姫路市制百周年を記念して造営され、平成4年に開園した池泉回遊式の日本庭園です。 講師の先生から説明を受けながら12の庭園を回り、日本庭園の様々な様式や文化・伝統を楽しみながら真剣に学びました。造園の奥深さと緻密な技術に驚きと感動の連続でした。
2024年8月23日(金)
夏の校外研修として大阪自然史博物館に行きました。農作物の改良の変遷や、地域の自然や多様性、関西一体の古代の姿など、専門的な学びを深める機会となりました。併設の植物園では再現された里山を見ることもできました。
「ぞろぞろと鳥けだもの展示らをながめて夏の学び深まる」
2024年8月24日(土)
吹奏楽部が兵庫県吹奏楽コンクールで金賞を獲り、25日に奈良県橿原文化会館で行われる関西吹奏楽コンクール高等学校小編成の部で出場が決まりました。 そんな中、今年も吹奏楽部がいなみ野学園『夏のつどい』に参加しました。 今年は吹奏楽部の演奏と部員の3年生が歌やダンスで盛り上げました。演奏終わりは奈良県へ出発です。
2024年8月29日(木)
8月9日〜21日に実施したニュージーランド農業研修の様子を紹介します。9日に関西空港を出発し、チャンギ空港での乗り換えを経て10日にオークランド空港に到着。フレイザー高校でホストファミリーと対面し、週末はホストと過ごしました。12日はフレイザー高校登校初日でした。まずはマオリ語によるセレモニーで歓迎してくださいました。そのあとはグループに分かれて学校を案内してもらい、園芸・工業・音楽・英語・マオリ語などの授業を見学しました。午後はマオリ語を使いながら身体を動かすアクティビティーをして、ホスト生徒やその友人たちと仲を深めることができました。
2024年9月1日(日)
発酵技術研究会では、ワタの花から採取した酵母菌を使った新しい日本酒の開発に取り組んでいます。今回は、新たに採取したワタの酵母菌の分析を吉備国際大学の設備を借りて行いました。分析では、県農を卒業した先輩のサポートを受けながら、学校で学んだ技術を活かしながら丁寧に実験を行っていきました。そして、私たちが採取した酵母菌は、日本酒醸造に使われている酵母菌と同じ仲間であることがわかりました。今後は、醸造試験を繰り返し、製品化に向けて取り組んでいきます。
「せいうんの白き綿からふつふつと酵母に夢をたくす夏の日」
2024年9月2日(月)
農業環境工学科3年生の課題研究でAE班は移動販売車の製作を行いました。 農業環境工学科ではCADや施工を学習します。その学びを活かしながら農業と結び付け 農作物を生産し販売する工程の中から販売促進をするにはどうすればいいかを考え、設計から施工までの工程を生徒が1人で行い、今回のオープンハイスクールで初お披露目をしました。これから販売イベントで活躍予定です♪
2024年9月3日(火)
農業環境工学科の3年生の課題研究施工班が校内整備としてU字溝の設置とコンクリート舗装工事を行いました。測量、工事計画立案、施工を全て自分達で行いました。U字溝の設置は勾配を付けるのが難しく、夏場のコンクリート打設は気温が高く、生コンが乾くのが早かったので養生や均しや押さえがものすごく大変でしたが何とか無事に終えることが出来ました。
2024年9月4日(水)
農業環境工学科3年生の課題研究でため池班は、寺田池を研究フィールドにしています。寺田池では近年ヒシの異常繁殖が見られ問題視しています。ヒシを駆除し、その残渣を肥料として使用することが可能か検討しています。その第一歩としてヒシの残渣にどの程度の肥効成分があるかを生物工学科の生徒に指導してもらいながら分析調査しています。
2024年9月5日(木)
農業環境工学科3年生の課題研究でグリーンカーテン班は、校内と農場の2か所に ゴーヤ、ささげ豆の2品種を使って建物の温度変化についての研究をしています。ゴーヤはグリーンカーテンでよく使われる種類になりますが、今回は蔓性のささげ豆にも挑戦です。 ささげ豆とはインゲンを長くしたようなマメ科の野菜で、煮物、炒め物、てんぷら等で食べることができ、中の豆は煮だしても割れにくい為、赤飯の豆として使う地域もあります。
2024年9月6日(金)
現在、造園科1年生はトレース技能検定の取得に向けて学習を始めています。この検定は、設計図やデザイン画を正確に美しく書き写す技能を認定するもので、造園科では毎年1年生が全員受験しています。筆記と実技があり、この日は実技の練習。初めて使う製図道具に奮闘しながら集中して取り組みました。これらの技術や磨いたセンスが今後のエクステリアの製図、さらにはCADを使った学びに生かされます。10月の検定合格に向けて頑張ります。
2024年9月6日(金)
校外研修で京都にある「菱六もやし」と「月桂冠」に行ってきました。今回の研修のテーマは「発酵文化」。菱六もやしでは、発酵食品の製造での麹菌の役割や種麹を作る仕事の話、月桂冠では日本酒製造の説明や月桂冠の歴史について話を聞きました。普段は意識することがない麹菌が、私たちの生活に欠かせないものだと知ることができました。また、月桂冠総合研究所では研究員の方と研究内容に関する情報交換を行うこともでき、有意義な時間となりました。
「酒造り三百八十年を過ぎ その先端を見ている生徒」
2024年9月6日(金)
発酵技術研究会は、夏休みに行われた関東農政局が開催した勉強会にオンラインで参加しました。この勉強会では、日本各地の大学生や高校生が集まり、持続可能な農業や安定した食の供給を目指して、みどりの食料システム戦力についての勉強をしたり、意見交換やグループ討論をしたりしました。初めてのオンライン会議で、参加者のほとんどが大学生であったこともあり、緊張してなかなか自分の意見を伝えることができませんでしたが、様々な意見を聞くことができ、今後の活動の参考になりました。
「持続可能な食の未来を問うときに答え合わせを続ける明日」
2024年9月9日(月)
ニュージーランド短期留学@
今年度、ニュージーランド フレイザー高校に3カ月間の短期留学生を1名派遣しています。短期留学生の近況報告を紹介します。
農業研修団のみんなが帰国した後も、大きな問題もなく元気に過ごしています。学校ではみんながすごく優しくて、毎日たくさんの友達に囲まれて過ごしています。言葉が分からない時はゆっくり言ってくれたり、翻訳をつかったり、簡単な文法で言ってくれたりするので意思疎通も問題ないです。週末にホストファミリーの親戚とタウランガのビーチにあるMount Maunganui に登りました。景色がすごく綺麗でした。ニュージーランドでの生活も慣れてきたので、日本に帰ったときに遅れを取らないように勉強も頑張っていきたいと思っています。
2024年9月10日(火)
発酵技術の活用について学習するために、東灘処理場で実際の現場を見てきました。処理場では微生物を使った下水をきれいにする工程の説明を聞き、その後は場内を移動しながら下水処理の様子を見学しました。見学では、下水処理だけでなく、その副産物であるメタンガスやリン成分の活用方法についても学ぶことができました。質疑応答の時間では「排水と海の関係」について、本校生徒から質問が挙がり、職員の方から現状などを丁寧に説明していただくなど、有意義な見学となりました。
「下水にもメタンやリンは含まれる やがて役にも立つ日は来ると」
2024年9月11日(水)
農産物の輸送について勉強するために、JR姫路貨物駅へ見学に行ってきました。見学では、鉄道輸送での農産物輸送の利点や課題を説明していただきました。その後、実際に駅構内を歩き、フォークリフトに搭載されたシステムや北海道から到着した農作物が入ったコンテナの内部を見せていただき、農作物について生産以外の視点で考えるきっかけとなりました。見学の最後には、機関車の近くまで行くことができ、大きさに圧倒されました。
「鉄道に運ばれてゆくコンテナの遠い夢にも線路がつづく」
2024年9月12日(木)
8月9日〜21日に実施したニュージーランド農業研修の様子を紹介します。13日(火)は牧場で牧羊犬の見学など、学校で授業、カヌーの練習をしました。14日(水)は動物園見学、酪農場で搾乳の見学などをしました。15日(木)は庭園見学、カヌーをしました。昨年県農を訪問したフレイザー高校卒業生も手伝いに来てくれて、一緒にカヌーを楽しみました。
2024年9月16日(月)
7月に続き他校の生徒と共に海岸調査を行いました。里海の会の方のご協力のもと、地引網を利用した生物調査や須磨浦で採取された魚の解剖やビーチコーミング等、様々な体験を通じて須磨海岸の豊かさを確認しました。
「須磨の海は今日も青くて生徒らの実習服と空を染めてる」
2024年9月17日(火)
兵庫県の高校野球は今まさに県大会真っ最中です。 その地区予選である秋季大会が8月に行われました。我らが、県農野球部も播淡地区において県大会出場を目指し一生懸命戦いました。 結果は、一回戦 県農 9−10 明石西 敗者復活戦 県農 4−9 松陽 どちらも惜しくも負けてしまいましたが、人数が少ない中、最後まで粘り強く戦い抜きました! 新チームのテーマは「AggressiveBaseball」攻めの姿勢を持って積極的にプレーしていきます!春の大会ではもっともっと強くなって戦えるよう頑張ります。 そして、春からの入部を待っています!!
2024年9月19日(木)
造園科1年生が農業と環境の授業でダイコンの播種をしました。とても暑い中でしたが、元気いっぱいに実習しています。「大きく育て」と1粒1粒の種に愛情込めてまきました。11月の収穫が楽しみです。
2024年9月19日(木)
学校廃棄のブドウを発酵実験の教材として利用しました。ブドウの皮に付いている酵母やドライイーストを使ってアルコールの生産を行います。実験を通じてお酒やワインなど発酵の可能性を視覚的に感じることができました。今後、ろ過や蒸留実験を行って精製作業を行います。
「発酵の原理を学ぶバッカスも知らぬ学びを得る生徒らは」
2024年9月20日(金)
9月22日から県立明石公園で開催されているひょうごまちなみガーデンショーin明石のアグリハイスクールガーデン部門に造園科3年生環境マネジメント類型ガーデニング班が出展しました。この部門は県下11校の農業高校の作品展示で、この日に向けて1学期から試行錯誤を繰り返しながら準備を進めてきました。作品のテーマは「魔法が解けていく12時の鐘」。白と水色を基調としてシンデレラの世界観を表現しました。木材で螺旋階段を作り中央にガラスの靴を配置。馬車の車輪や花時計は廃材であるリアカーの車輪をリメイクしました。4月から育てたプルンパーゴ、オキシペタラムなどを植栽して完成。 イベントは9月29日(日)まで開催されていますので、会場でご覧いただければ嬉しいです。
2024年9月20日(金)
農業環境工学科3年生の総合実習で土質実験を行いました。 今回の実験は液性限界試験といい、地盤の沈下や安定の設計に必要な細粒土の含水量による変化や液状化についても判断する材料となり非常に重要な試験です。 3年生が校内の3か所のポイントから採取した土をふるいにかけて実験をしました。
2024年9月20日(金)
株式会社メイショク様と株式会社山陰合同銀行様から、デジタルサイネージ一式が寄付されました。今後、多くの場で活用していきたいと考えています。現在は、本校玄関にて学校紹介に使用しております。本校にお越しの際は、ぜひご覧ください。
2024年9月24日(火)
9月23日に加印造園組合(所属の造園業を営む19社)のみなさんが奉仕活動として、本校の正門前と道路に面したフェンス沿いのマツを剪定してくださいました。この奉仕活動は地域内で毎年継続されており、同組合が毎年冬に本校造園科生徒に講習会を開いていただいていることから今回本校でしていただくことになりました。当日は、造園業を希望している3年生も加わり、剪定方法や段取りから片付けまでの一連の作業を教わりました。プロの仕事を目の当たりにし、実りのある時間となりました。加印造園組合の皆さんありがとうございました。
2024年9月29日(火)
今年度も明石公園で開催されたひょうごまちなみガーデンショーに寄せ植えの展示&販売を行いました。寄せ植え作品は工夫されたデザインが多くの来場者の目を楽しませていました。販売は授業で培養したカトレアを中心に多肉や草花苗を販売しました。ノジギクに関する展示やグッズもあり、たくさんの方に楽しんでもらえました。
「寄せ植えの一輪の花 充実の時を迎えつつある秋の日」
2024年9月30日(月)
9月30日(月)、演劇部が「特殊詐欺被害防止動画」を制作したことに対して、加古川警察署長より感謝状をいただきました。この動画は演劇部が約2カ月かけて、台本創作や演技練習を行い、加古川警察との協力のもと制作したものです。 3種類の特殊詐欺について、グループに分かれ、詐欺被害にあわないための注意喚起の動画を作りました。今後、警察署内やYouTube上で公開される予定です。
2024年10月1日(火)
造園科3年生スペシャリスト班の7名があわじ花さじきで行われる花とみどりのガーデンの展示に行きました。今回はスカイランタンというテーマで、庭造りをしてきました。竹で作ったアーチは1本1本火であぶり角度を調整して造り上げました。黒砂利で夜の水辺を表現し、竹灯りでランタンを作りました。また、ゴールドクレスト、レモングラス、ヤブランなどの植栽を使用しました。特にエボルブルス ブルーラグーンは、自分たちで5月から育て、たくさん花が咲くようになったので注目してみてください。 淡路花さじきでの展示は11月12日までなので、是非足を運んでみてください。
2024年10月1日(火)
ニュージーランド短期留学A 今年度、ニュージーランド フレイザー高校に3カ月間の短期留学生を1名派遣しています。短期留学生の近況報告を紹介します。 Skyline RotoruaやRedwoods Treewalk Rotoruaに連れて行ってもらいました。Skyline Rotoruaではロープウェーに乗り高いところに上がって、そこから小さな車に乗り森の中の下り坂道やぐねぐね道を運転する体験をしました。怖くてなかなかスピードが出せなかったのですが、たくさんの植物を見ることができてとても楽しかったです。ロープウェーから見る景色もとても綺麗でした。今ニュージーランドでは桜が咲いています。 Redwoods Treewalk Rotoruaでは木と木の間に吊るされた橋を歩きながら、綺麗な植物をたくさん見ることができました。
2024年10月3日(木)
10月2日に造園科3年生が京都の庭園を見学しました。まず、国宝、大徳寺大仙院の枯山水庭園(室町時代の代表的な庭園)で禅の教えについて学びました。次に世界文化遺産である龍安寺を見学し、室町末期に作庭された石庭や水戸光圀の寄進といわれる蹲(つくばい)を見学。最後は、通称「金閣寺」として知られる世界文化遺産、鹿苑寺に向かい、鏡湖池のつくりや龍門滝、夕佳亭(茶室)を見学しました。1・2年生から様々な庭園を見学、授業で学習してきた集大成として生徒全員が真剣に見て学ぶ特別な一日となりました。この学びは、高校生である現在だけでなく、今後の人生を歩んでいくうえで、楽しさや困難など何かを「考える」際に生きてくることと願っています。
2024年10月3日(木)
園芸科で発生する廃棄用のブドウを利用して今年度もお酒と同じ原理でアルコール発酵の実験を行いました。前回発酵実験を行った液をろ過し、蒸留液の抽出までを行いました。時間のかかる実験でしたが、怪我もなく安全に取り組むことができました。
「バーナーの火で温める発酵液を真剣な目で眺める生徒は」
2024年10月4日(金)
8月9日〜21日に実施したニュージーランド農業研修の様子を紹介します。16日(金)は最終登校日、フレイザーの生徒に日本文化や県農を紹介するプレゼンテーションをしました。週末はホストファミリーと過ごし、19日(月)フレイザー高校でホストファミリーと最後のお別れの挨拶をしました。バスで移動してワイトモ洞窟見学、オークランド市街地観光をしてオークランド市で一泊し、20日(火)にオークランド空港を出発。シンガポールを経由して21日(水)関西空港に無事に到着しました。来年はフレイザー高校の皆さんが県農を訪問する予定です。再会を楽しみにしています。短期留学生は11月までフレイザー高校に滞在します。 また会おう心に植えた一粒のキウイの種が鳥となるまで
2024年10月4日(金)
第28回兵庫県高等学校スポーツクライミング大会に山岳同好会の4名が参加しました。先日のオリンピックでも注目されたこの競技で、生物工学科2年生の女子チームが3位入賞となりました。瞬発力、持久力、判断力を要求される種目で、何よりロープ一本で仲間を信じて高い壁を登っていく恐怖心との闘いです。まだまだ競技人口の少ない種目ですが、来年はさらなる高みを目指して選手一同これからもトレーニングに励みます。
2024年10月5日(土)
『植物バイオ』と『草花』を学ぶ生徒たちが、日ごろの学びを発揮する場としてガーデンコンペに寄せ植え作品を出展しました。今回は無菌培養という方法で大量に増やした多肉植物をあしらった作品『多肉大百科』や、壊れたブリキのバケツを使った作品『おそうじ時間』、緑の水道管から植物が飛び出してくる作品『緑の遊び場』などが優秀賞を受賞し表彰式に出席しました。こんな寄せ植えをみなさんも作ってみませんか。
「寄せ植えの花はコンテナ飛び出して眺める人に微笑んでいる」
2024年10月7日(月)
農業環境工学科3年生の課題研究で測量班は、来年の農業クラブの測量競技大会に向けて、測量競技のレクチャー動画の作成を行っています。 平板測量の据付のポイントやアドバイスなど盛りだくさんの動画を完成させる為に試行錯誤しています。
2024年10月7日(月)
ニュージーランド短期留学B
今年度、ニュージーランド フレイザー高校に3カ月間の短期留学生を1名派遣しています。短期留学生の近況報告を紹介します。
土曜日には、午前中に近くの山に2時間ほど散歩をしに行きました。山に入る前に植物を守るために靴を消毒しました。マオリの言葉でのあいさつを教えてもらい、すれ違う人にマオリ語であいさつしました。「おはようございます」は「モリナ」と言うそうです。ニュージーランドの人はみんな優しくてフレンドリーでした。知らない人でもすれ違ったら話をしたり、あいさつをしたりすることができました。
散歩の後は、マオリの伝統的な建物を見に行きました。イギリスの国王も訪れたことがあるそうです。マオリの人々がここでハカを踊るんだよと教えていただきました。午後は、家の芝刈りを手伝いました。これからたくさん自然にふれて、たくさんの知識を身につけていきたいです。学科の先生が授業の動画を送ってくださったので勉強も進めています。
2024年10月17日(木)
「県農祭」は開催しないのですが、県農の農産物や加工品を販売するイベントがありますので紹介させていただきます。 @10月19日(土)に加古川市役所前広場で「加古川楽市」が開催されます。本校からは農産物・加工品販売に加え、多肉植物の寄せ植え体験も行います。ぜひ参加してみてください。 A10月20日(日)に明石公園千畳芝特設会場で行われます「第45回兵庫県民農林漁業祭」には、本校から農産物・加工品販売をたくさん持って行きますのでご期待ください! B11月2日(土)に播磨町の兵庫県立考古博物館で行われます「大中遺跡まつり」にも、本校の農産物・加工品販売を持って行きますのでこの機会にぜひご賞味ください。 *すべて生徒の販売実習として行いますので、活動をご理解ください。 皆さまのお越しをお待ちしております。