令和6年度 県農なう

生物工学科 『杉原和紙研究所の見学』

2024年4月1日(月)

兵庫県多可町では古くから和紙の生産が行われており、「杉原紙」として知られています。生物工学科では昨年から木質バイオマスの利用として紙の生産について研究しています。今年度も植物性のバイオマスの利用のヒントを得ようと杉原紙研究所で和紙作りについての話をうかがいました。紙漉きの難しさや、紙の生産方法や材料など、様々なヒントを得ることができました。

「紙漉きに生まれた紙の一枚が生物資源となるまでの春」

農業科 インターンシップV

2024年4月2日(火)

農業科インターンシップ第3報。学校に一番近い農家さんには電車通学の生徒がお世話になっています。暑くなったハウスの中でのズッキーニの摘果を実施。
稲美町の農家ではトマト栽培へ向けての準備。長く土耕で栽培されていたのですが「黄化葉巻病」に悩まされ、「ポット栽培」という手法を導入。土には直接植えず、根域制限されたポットに植えたものに点滴潅水で栽培します。見たことのない栽培方法に興味をそそられていました。もう一軒の稲美町の農家では、「いなみ野メロン」の栽培準備で、トラクタで畝を立て、マルチを張っていました。トラクタは高価な農機具なため、必要な時だけ農協から借り、余分なコスト削減に取り組んでおられます。こんな話を聴けるのもインターンシップでの貴重な体験となります。

農業科 各種オイル交換

2024年4月2日(火)

田植機NW6S、コンバインER320、のエンジンオイル交換。トラクタJB13Xはエンジンオイルとミッションオイルの交換を実施。もう慣れたもので、取扱説明書さえあれば自分たちで進めていけます。でもミッションオイルの交換時にはドレンが側面についており、抜いた途端に横向きに吹き出しオイル受けの的から外れてしまい慌てました・・・。また、ドレンボルトの位置を迷わないように色マジックで目印をつけ、次に備える工夫をしました。

造園科 県庁緑化作品が完成しました!

2024年4月2日(火)

兵庫県庁玄関ホールに、造園科3年生4名が「辰年にアレ!ンパ」と題した庭を作庭しました。天龍寺「雲龍図」と南禅寺「竹林群虎図」の一部を模写した水墨画をメインとし、龍が昇っていく天空と虎の住む地上を石組や盆栽などで表現しました。遠近感を出すためにずらして配置された水墨画やそこから伸びる実物の竹など、見所は満載です。齋藤知事にもお声がけいただき、大変励みになりました。4月いっぱいは展示しておりますので、是非ご覧ください。庭の題名(辰年にアレ!ンパ)にも注目です!

農業科 インターンシップW

2024年4月4日(木)

農業科インターンシップ第4報。稲美町の葉物野菜を栽培する農家。あまりに綺麗なレタスの苗だったので撮影・・・、生徒の実習はというと、みのる産業のハンドプランターという腰を曲げずに作業できる道具を使って定植していました。とても便利。  
JA兵庫南の稲美営農経済センターでは、イネの種もみの小分けや、農家さんへ配達する肥料の仕分けを実施。高く積まれた肥料袋を見上げます。  
同じくJA兵庫南の農機センターでは2サイクルエンジンのキャブレターの分解清掃組立ての最中でした。農協職員の方と同じ服を着させていただいており、一見、一人前の整備士です。

始業式

2024年4月8日(月)

令和6年度1学期始業式を行いました。始業式に先立ち、今年度新しく着任された先生方をお迎えし、着任式を行いました。つづいて、始業式を行いました。学校長式辞では、校訓「ゆたかな情操 たゆまぬ研鑽」についてのお話がありました。2年生、3年生へと進級した生徒たちが、様々な場面で活躍してくれることを期待しています。

入学式

2024年4月8日(月)

桜が美しく咲き誇る中、令和6年度入学式を行いました。280名の新入生が1人1人呼名され、入学を許可されました。学校長式辞、来賓祝辞では、新入生へお祝いの言葉と激励の言葉が送られました。県農の制服に身を包み、緊張した面持ちの新入生の姿が印象的でした。これから始まる県農での学校生活、多くのことに挑戦し、未来を切り拓いていってください。

1年生 オリエンテーション行事

2024年4月12日(金)

学校生活のアイスブレイクと学科間での親交を深めるため、高砂総合運動公園でオリエンテーション行事を行いました。グラウンドでは学年全体で〇×クイズをした後、会場全体を使ってのオリエンテーリング(ポイントごとにミニゲームにチャレンジ)を行いました。昼食後は体育館でクラス対抗大繩大会でした。天候にも恵まれ充実の1日となりました。

農業科 『スイカの接木』

2024年4月10日(水)

農業科3年生全員で、スイカの接木を行いました。露地野菜類型の専攻生が指導役となり、他の類型の生徒に手ほどきしました。スイカは播種してそのまま大きくした実生苗を使うと連作障害が強く、同じ畑で続けて栽培することができません。根の部分になる台木にはユウガオ(カンピョウ)を用い、よびつぎを行いました。台木の切り下げ、穂木の切り上げを、カミソリを用いて正確にかつ手早く行わなければなりません。緊張の中何とかやりきることができました。

生物工学科 『兵庫県の発酵文化を学ぶ 〜龍野うすくち醤油〜』

2024年4月12日(金)

兵庫県では数多くの発酵文化が根付いており、生物工学科の授業では発酵食品について学習します。今回は、発酵食品の1つである「龍野うすくち醤油」について、工場見学を行いながら学習してきました。工場見学では、しょうゆの作り方だけでなく、うすくち醤油の歴史などの話も聞くことができました。また、SDGsの視点でしょうゆ造りを学ぶことができ、幅広い視点で発酵文化を知ることができました。

「一滴の醤油もいつか生徒らの食卓にならぶ夢をみている」

生物工学科 『県農花てがみを醸しています 酵母の納品 編』

2024年4月15日(月)

生物工学科では、地元の酒蔵「岡田本家」さんに協力していただきながら、日本酒「県農花てがみ」の醸造実習を行っており、今年も米洗いや仕込みなど日本酒醸造を進めています。昨日は、県農花てがみの醸造で使用する酵母菌の納品を行いました。この酵母菌は、自然界から採取したものを生徒たちが大量に殖やしています。納品の時には、生徒たちの手で酵母菌をタンクの中に入れていきました。酵母菌を入れるときはドキドキしましたが、約1か月後にできる私たちの酵母菌が作り出した日本酒が楽しみです。

「酵母菌 就職希望の生徒らの一人としての進路を歩む」

生物工学科 『ウィルスフリーサツマイモの定植』

2024年4月19日(金)

サツマイモは種ではなく、イモから出たツルを使うので、種イモが病気を持っていると植え付けに使用するツルも病気を持ったままになってしまいます。それを治療するために茎頂の細胞を培養して無病の苗(ウィルスフリー苗)を作ります。
この日は細胞を培養して作り出した無病の苗を無事に植え付けることができました。はたして無事に品質の高いサツマイモは収穫できるのか、今から楽しみです。

「ウィルスを一度も知らぬままであれ そのまま秋の来るまできっと」

生物工学科 『県農花てがみを醸しています 仕込み 編』

2024年4月22日(月)

生物工学科では、地元の酒蔵「岡田本家」さんに協力していただきながら、日本酒「県農花てがみ」の醸造実習を行っています。今回は、昨日納品した酵母菌(4/15付け記事)をさらに大きなタンクに仕込んでいく実習を行いました。実習では、仕込みに使用する酒米を洗米するところから始まり、大きな釜で蒸した米をタンクに入れていきました。作業は全て手作業で、昨年の約2倍の仕込みということもありとても大変でしたが、3日間にも及ぶ仕込みを終えることができました。

「海外に飛び出す夢も見るだろう 英語まじりに混ぜる日本酒」

六条大麦フェス開催のお知らせ

2024年4月25日(木)

4月28日(日)にJA兵庫南の直売所「にじいろふぁ〜みん」とその周辺圃場にて「六条大麦フェス」が開催されます。当日はスタンプラリーやヒンメリ作りが行われ、本校生も運営の補助として参加します。また、にじいろふぁ〜みんでは本校生が考案、製造した大麦の焼菓子を販売します。現在、授業や放課後の実習にて焼菓子を製造しています。六条大麦フェスは9:00〜15:00の時間帯で行われます。皆さまのお越しをお待ちしております。

生物工学科 『県農花てがみを醸しています 分析 編』

2024年4月30日(火)

日本酒「県農花てがみ」の醸造実習では、週に2〜3回分析を行います。私たち高校生はお酒を口にすることはできません。そこで、分析でアルコール度数やアミノ酸度などを測定し発酵状態を確認します。この分析結果は、これからの品質管理に活用されます。今回の分析では、授業で学んだ蒸留技術と滴定技術を活かして慎重に実習を行うことができました。そして、分析で得られた結果から「県農花てがみ」の状態を判断することができました。

「新しい花の手紙を渡すため 分析結果の数値見ている」