総合学科 学科概要


 総合学科の歩み

1994年 (平成6年)

普通科・専門学科の特徴を併せもつ第3の学科として、総合学科が全国7校に設置される。

2000年 (平成12年)

有馬高校で学科改編。

普通科(7クラス)、家政関連学科(2クラス)→ 総合学科

農業関連学科(2クラス)→ 人と自然科(1クラス)

総合学科1期生(55回生)入学。

2020年 (令和2年)

総合学科21期生(75回生)入学。

現在、兵庫県下の公立高校で15校、全国で375の総合学科が設置されています。

 

〜総合学科の特色(普通科との違い)〜

@    数多くの選択科目を開設しており、進路や興味・関心に応じた主体的な科目選択が可能になります。

したがって、2,3年次は、生徒一人一人が異なる時間割で学習を行います。

A    夢の実現に向けて、将来就きたい職業や生き方について考える授業「産業社会と人間」を原則履修します。この授業を中心に、自分の適性や可能性を見つけ、将来を考える機会が多くあります。

 

有馬高校総合学科の合い言葉

 

    will                            初志貫徹する力

    information               情報を集め活用する力

    logic                          論理的思考力

    learn                          知に対する情熱

学びの主人公は、自分自身です。

有馬高校総合学科の授業の特徴

 @ 2,3年次より展開する様々な選択科目がある。

 

 

 


産業社会と人間  1年次2単位)

 進路を考える、生き方を考える、表現力・コミュニケーション力を身に付けることを目標にした授業です。全国の総合学科の原則履修科目ですが、授業内容の企画・検討は、生徒の実態に合わせ学校独自に行っています。1年を通して様々な活動を行い、生徒の自主性を育てながら目標に向かいます。
 また、1年次生からボランティアの生徒を募集し、「WILLスタッフ」として、授業やオープンハイスクール、各種発表会の企画・進行に協力しています。
  令和元年度の主な内容
@ キャリアデザイン講座  

A 上級学校(大学)訪問 

 以下の5コースに分かれて大学を訪問し、学校説明や模擬授業を受けたり、施設見学を行ったりしました。訪問先では、大学生に直接インタビューを行い、受験や大学生活について聞きました。

1コース:関西大学+大阪市立大学                  2コース:関西学院大学+甲南大学(西宮キャンパス)

3コース:武庫川女子大学+神戸女学院大学     4コース:神戸大学+神戸市外国語大学

5コース:甲南大学(岡本キャンパス)+兵庫医療大学

B プロフェッショナルin有馬

(職業人インタビュー)
以下の7つの職種の職業人を招き、生徒がインタビューをすることで、働くことの意義ややりがいを学びました。
かばん修理会社代表・鹿肉レストラン経営
旅行会社勤務・音楽家(クラリネット奏者)
新聞社勤務・市役所勤務・理学療法士

C 2分間スピーチ

各ホームルームクラスで、「わたしの夢」について全員がスピーチを行い、その後クラスの代表者による発表会を行いました。


総合的な探究の時間 (2年次1単位)

 1年次の「産業社会と人間」を発展させ、「自分の将来を見据え、卒業後の進路目標を定め、表現力・コミュニケーション力を身に付ける」ことを目標にした授業です。個人が主体の活動が中心となり、他者の考えを理解し、自分の考えを表現する力(コミュニケーション能力)を向上させるとともに、自ら考え行動する力を身につけます。

総合的な探究の時間 (2年次1単位)

 1年次の「産業社会と人間」を発展させ、「自分の将来を見据え、卒業後の進路目標を定め、表現力・コミュニケーション力を身に付ける」ことを目標にした授業です。個人が主体の活動が中心となり、他者の考えを理解し、自分の考えを表現する力(コミュニケーション能力)を向上させるとともに、自ら考え行動する力を身につけます。

令和元年度の主な内容                  

@   新聞読み方講座

新聞の読み方を学び、1年次の新聞投書課題を踏まえて、実際に新聞投書に取り組みました。自分の考えを発表し、グループで意見を交換することで、いろいろな角度から物事を見ること、考え方を広げることを身に付けます。

A   小論文を書こう

現代の社会問題について、情報収集やグループディスカッションを通して自分の意見を形成します。そして、その意見を他人に伝わる文章で表現します。少人数編成のクラスで、テーマは希望をとって決めます。5回の授業の中で自分のベストの文章を完成させて提出します。

B   夏季課題

大学説明会(夢ナビライブやオープンキャンパス)、トキメキ仕事体験、ふれあい看護医療体験、インターンシップ、職業人インタビューの中から一つ選んでレポートにまとめ、クラスで発表しました。

C   探究基礎講座

探究のプロセス(@課題の設定A情報収集B整理分析Cまとめ・発表)をたどることで探究の全体像をつかむとともに、探究を支える思考方法や調査方法、整理分析ツールなどを学び3年次の課題研究に備えます。昨年度は「SDGs(持続可能な開発目標)」という視点をテーマに取り入れました。

D   言語力ドリル

言語力ドリルを授業の最初に取り組み、論理的思考力を養います。



課題研究 (3年次2単位 総合的な探究の時間として)

  高校での学習で自分が最も興味をもった内容について、以下の講座に分かれ、調査研究、作品制作、検定受験のための学習などを行います。このとき、自分の選択した系列と関連するものを選べば、とても効果的に学習を深めることができます。例えば、人文国際系列国際タイプを選択していて「外国語」の講座を選べば、他の人より8時間も多く英語を学習することができます。また、食物については、授業と併せることで検定1級への挑戦も可能になります。

課題研究発表会

   各講座の代表生徒が1年間の学習成果をまとめて発表します。
詳細についてはブログ及びオープンハイスクールでご確認ください。

【卒業生の言葉】

私は、有馬高校の3年間を通して、自分に自信をつけ、進路を実現することが出来ました。有馬高校では、生き方を考える授業の中で「2分間スピーチ」や「夏季課題発表会」等で発表したり、「上級学校訪問」や「職業人インタビュー」等で大学生や社会人にインタビューしたりするなど、コミュニケーション力が鍛えられる機会が多くあります。このような経験を通して私は自信を持って話ができるようになり、学習発表会では「職業人インタビューの2年次生代表」という大役を果たすことができました。

勉強の面では、アドバンストクラスでの学習が自分の進路実現を大きく支えてくれました。他クラスよりも濃い授業内容、習熟度別少人数クラスはもちろんのこと、クラスの雰囲気が勉強に対して意欲的であり、3年生になると更に受験に向けて皆で励ましあっていました。また、多くの先生方の熱心な指導により、志望校に合格することができました。

皆さんも有馬高校で学び、自分の進路実現に向けて頑張ってください。

有馬高校では、社会で生きていくための力を身に付ける機会がたくさんあります。私は、1年次にWILLスタッフとして、授業やオープンハイスクールの運営、進行、大勢の前での発表といった貴重な体験をしました。中学校のころは人前で何かをした経験がほとんどありませんでしたが、高校では何でも参加してみようと思い、WILLスタッフに志願しました。最初の発表となった「上級学校訪問発表会」では、噛まずにスラスラ話せるように何回も読む練習をしたり、原稿を覚えたりと、本番に向けてたくさん練習しました。見事最優秀賞に選ばれ、とてもうれしかったです。責任を持って自分の役割を果たすこと、そして自ら参加することの大切さを学びました。

総合学科の授業で私が一番印象に残っているのは3年次で取り組んだ「課題研究」です。私は保育の「リトミック」をテーマに調べました。直接お話を聞くためにアポイントメントを取るといった行動力が鍛えられ、多くの情報から必要なものを選び取る力が培われたと思います。

有馬高校で身に付けた力はどれも将来必ず役立つものだと思います。高校の3年間はあっという間です、どんなことでも積極的に取り組み、是非有馬高校で充実した3年間を送ってください。

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