総合学科 教育課程の特徴・科目選択


有馬高校の総合学科では、2、3年次の2年間で約40単位分が科目選択となります。自分の将来を考え、高校で何を学びたいのか目標を定め、学習する科目を自分で選択します。したがって、2,3年次生の時間割は、生徒一人一人がみんな違うものになります。これが、普通科と異なる総合学科の大きな特徴です。


1 教育課程の特徴

@選択科目は「系列選択指定科目」・「自由選択科目」の二本立て

たくさんの選択科目の中から、自分に必要なものを選ぶのはとても難しいものです。そこで、2、3年次の選択科目を2つの科目群に分け、選択の目安にしています。生徒は、自分の目標に合わせて、これらの科目群から必要な科目を組み合わせて選択します。





















A選択科目・学校設定科目を多数設定

選択科目には、「英語」「美術」「音楽」「体育」「福祉」「家庭」「商業」「農業」の各教科の専門科目(主として専門学科において開設される科目)や「ガラス工芸」や「陶芸」などの学校設定科目を多数設定しています。「普通科と専門学科の魅力をあわせもつ第3の学科」=総合学科の魅力がここにあります。

B国語・英語の基礎基本はHRクラスで学習

国語と英語の基本になる科目は全員が履修し、高校生としての基礎学力を着実に身につけます。これらはHRクラスでの授業になりますが、このことは、落ち着ける環境づくりにもつながります。「生徒一人一人が異なる時間割」と言っても、大学のように毎時間ばらばらに授業を受けていると、なかなか学校に居場所を作れないという問題が生じます。有馬高校では、HRクラスで行う授業をなるべく増やし、HRクラスを基にする仲間作りを大切にしています


2 科目選択指導は1年次の5月から始まります

5月

 

科目選択説明を3回実施しています。

 1全体ガイダンス 2系列別説明会 3進路別説明会

6月

 

「産業社会と人間」で、科目選択を考えます。

 科目内容を調べたり、クラスメイトと相談したり担当の先生と面談する機会があります。この時期には「上級学校訪問」に出かけるので、大学のことを知ることも科目選択の一考になります。

7月

保護者向け科目選択説明会

生徒・保護者・担任の三者面談

8月

自分自身でじっくり考える期間

9月

科目選択登録

FAQ

Q. 1年の5月って早くないですか?

考える時間を十分にとるために早めに説明を始めますが、登録するのは秋です。1年の秋に、「文系理系の選択」などを行うのは普通科高校でも同じです。また、科目選択を考えることは、自分の将来を真剣に考える機会になります。将来を考え始める時期として、早すぎるということはありません。

. 進路希望が変わったら困りませんか?

大学進学を考える場合、国立大学を目指すなら5教科、私立大学なら3教科の受験科目さえ確実に選択しておけば、選択科目で進路が閉ざされてしまうことはありません。「美術大学に行きたいと思って、美術の専門科目を選択したけれど、外国語大学へ進学することにした」というようなケースはよくあります。こんなときでも、高校で学習した「美術」が無駄になるわけではありません。その学習をどう生かすかは自分しだいです。

3 先輩たちはこんな科目を選択

  (平成25年度より教育課程が変わったため、上記のものと科目名は一部異なります。)

 


4 アドバンストクラス

難関大学を希望し高い学習意欲をもつ生徒を対象にしたクラスです。主要教科での習熟度別授業や、2、3年次には週に2回(火曜と木曜)の7時間目の授業の他、長期休業中の補習や平常補習を行い、学習指導を充実させています。また、普通クラスより授業の進行は速く、受験のための演習に力を入れています。希望者の中から、通常の成績、テスト等により選考します。

http://www.hyogo-c.ed.jp/~arima-hs/shoukai/sougou/advanced_000.png

【卒業生の言葉】

 私が高校で身をもって実感できたのは「人はやる気になれば、必ずできる!」という事です。私は中学生の頃あまり勉強が得意ではなく、高校入試で苦労しました。その分、高校ではがんばろうと思い、アドバンストクラスに入り1年生のときから勉強に励みました。その努力の積み重ねにより、わたしは推薦入試で第一志望の大学に合格することができました。ただそれは私一人の努力だけではなく、身近によい先生や友人がいるという恵まれた環境だったおかげだと思っています。


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