総合学科 学科概要


 総合学科の歩み

1994年(平成6年)

普通科・専門学科の特徴を併せもつ第3の学科として、総合学科が全国7校に設置される。

2000年(平成12年)

有馬高校で学科改編。

普通科(7クラス) 、家政関連学科(2クラス)
→ 総合学科

農業関連学科(2クラス)→ 人と自然科(1クラス)

総合学科1期生(55回生)入学。

2016年(28年)

総合学科17期生(71回生)入学。

 *現在、兵庫県内に15校(公立)、全国で352校の総合学科が設置されています。

















〜総合学科の特色(普通科との違い)〜

 

数多くの選択科目を開設しており、進路や興味・関心に応じた主体的な科目選択が可能になります。したがって、2,3年次は、生徒一人一人が異なる時間割で学習を行います。

 

夢の実現に向けて、将来就きたい職業や生き方について考える授業「産業社会と人間」を原則履修します。この授業を中心に、自分の適性や可能性を見つけ、将来を考える機会が多くあります。


有馬高校総合学科の合言葉 


テキスト ボックス: W	will		 初志貫徹する力
I	information 情報を集め活用する力
L	logic		 論理的思考力
L	learn		 知に対する情熱
学びの主人公は、自分自身です!


 有馬高校総合学科の特徴

@2,3年次より展開する様々な選択科目がある。

 

すべての生徒が基礎学力を身に付けられるように、国語と英語は2,3年次においても全員が履修することにしています。また、希望の進路を実現するために上級学校への受験科目を優先して履修し、その上で、総合学科の特色である専門科目を選択するように指導しています。

 

A3年間を通して生きる力を身につけ、自分の生き方を考えるための授業がある。


 

1年次(2単位)

産業社会と人間

2年次(1単位)

WILL
(総合的な学習の時間)

3年次(2単位)

課題研究
(総合的な学習の時間)

・ キャリアデザイン

・ ブレーンストーミング

・ 科目選択

・ 上級学校訪問→発表会

・ プロフェッショナルin有馬

・ お金について考える

・ 2分間スピーチ

・ 小論文
・ コミュニケーショントレーニング

・ 職業人インタビュー

       → 職業まるわかり事典

            クラス、学年発表会

・ 論理的に考えるとは

・小論文(テーマ型)

・2分間スピーチ(自己PR)
・10分間言語力ドリル

 

   →課題研究発表会

      要旨集作成

学習活動発表会

 

 

 

【卒業生の言葉】

 

 わたしは、有馬高校の三年間で自分に自信をつけることができました。もともと人見知りで臆病だったのですが、様々な授業を通して以前よりも人とコミュニケーションをとることができるようになり、積極的になりました。特に総合的な学習の時間の職業人インタビューで力が付いたように思います。自分で電話をかけ、アポイントメントをとり、インタビューすることはとても勇気がいることで、臆病なわたしにとっては大変なことでしたが、やり終えたときには自然と以前より自信が付いていました。ですが、まだコミュニケーションをとることは苦手なので、これからも積極的に動き、力をつけていきたいと思います。

 

 私が有馬高校で過ごした三年間はとても充実していました。中でも、お互いに励まし支えあい、共に向上し合える仲間たちや私の夢の実現に対して一生懸命になって最後までサポートして下さった有馬高校の先生方との出会いが私に大きく影響しています。また、総合学科では他の普通科と比べ、人前で何かを発表する機会がとても多く、発表する時にどうやって自分の意見を主張するか、といったことも授業で教わりました。それは現在の学生生活でとても役立っています。


産業社会と人間

産業と社会とは・・・(1年次2単位)

 

進路を考える、生き方を考える、表現力・コミュニケーション力を身に付けることを目標に した授業です。全国の総合学科の原則履修科目ですが、授業内容の企画・検討は生徒の実態に合わせ学校独自で行っています。1年を通して様々な活動を行 い、生徒の自主性を育てながら目標に向かいます。 また、1年次生から「WILLスタッフ]と称するボランティアの生徒委員を募集し、授業やオープンハイスクール、各種発表会の企画・進行に協力してもらっています。

 

平成27年度の主な内容

 

@キャリアデザイン講演会

活動の様子を有馬高校公式ブログで紹介しています。  

また、本館3階には、自分のキャリアを考える参考になる書籍をそろえた、キャリアデザインコーナーを設置しています

 

A上級学校(大学)訪問

以下の5コースに分かれて大学を訪問し、学校説明や模擬授業を受けたり、施設見学を行いました。
訪問先では、大学生に直接インタビューを行い、受験や大学生活について聞きました。

 

  • 1コース:近畿大学+関西大学 

    2コース:関西学院大学(上ヶ原キャンパス)+ 甲南大学(西宮キャンパス)

    3コース:武庫川女子大学+神戸女学院大学 

    4コース:神戸大学+兵庫教育大学

    5コース:神戸学院大学(総合リハビリテーション学部)+甲南大学(ポートアイランドキャンパス


△大学生にインタビュー

△施設見学
                                                

 

Bプロフェッショナル in 有馬 (職業人インタビュー)

以下の7つの職種の職業人を招き、生徒がインタビューすることで、働くことの意義ややりがいを学びました。

図書館司書

保健師

鹿肉レストラン経営

森林インストラクター

気象予報士

司法書士

税関職員

 

 

C2分間スピーチ

 

各ホームルームクラスごとに、「自分の夢」について全員がスピーチを行い、お互いに評価しました。

【 生徒の感想より】 − 「産業社会と人間」を通して、自分が成長した、変化したと思えること −

  ・産業社会と人間の授業で、初めて知ったことや初めて出来た体験がたくさんあった。今までずっと口で言うだけで、どのようなものかあまり考えもしなかった大学進学だったが、上級学校訪問から大学についてすごく考えるようになった。また、マネーコネクションでは、一人で生活を始めた時にどれくらいお金がいるのかなど、これまで考えもしなかったお金のことをとても考えた。産社の授業を受けるまでは、あまりこんなことを考えなかったけれど、今では、いろんなことを考えるようになったところが変化したところだと思う。
 
  ・自分の気持ちや考えを他の人に伝えるという所です。産社では自分のクラスの中だけではなく、違うクラスの友達と意見を言い合ったり、新聞を作ったりしました。そこで、自分の言いたいことを相手にちゃんと伝えることが出来るようになりました。また、人の意見を聞くことで、「こんな考え方もあるんだ」とたくさんの発見をすることが出来ました。この授業だからこそなんだと思います。


総合的な学習の時間(2年時)


テーマ 「WILL」 (2年次1単位)

 

1年次の「産業社会と人間」を発展させ、「自分の将来を見据え、卒業後の進路目標を定め、表現力・コミュニケーション力を身に付ける」ことを目標にした授業です。個人が主体の活動が中心となり、他者の考えを理解し、自分の考えを表現する力(コミュニケーション能力)を向上させるとともに、自ら考え行動する力を身につけます。

 

平成27年度の主な内容

 

@職業人インタビュー

 

1年次産業社会と人間の「職業人インタビュー」とは異なり、夏休み中に生徒全員が自分の 興味のある事業所に出向いてインタビューを行いました。
9〜10月に、結果をまとめて、クラス内での発表、クラス代表による発表会を行いまし た。また、各自が作成したレポートは『有高版職業まるわかり事典』にまとめました。

 

 

 

A論理的に考えるとは ロンリのちから

DVD教材を利用して論理学の基本を学びます。『論理的に物事を考える』訓練をワークシートを埋めながら行います。

B小論文を書こう(コース別学習)
現代の社会問題について、情報収集やグループディスカッションを通して自分の意見を形成します。そして、その意見を他人に伝わる文章で表現します。少人数編成のクラスで、テーマは希望をとって決めます。5回の授業の中で自分のベストの文章を完成させて提出します。

C自己PRをしよう
  「自分の良いところをPRしよう〜昨年より良い2分間スピーチをめざして〜」をテーマに、1年次と同様、クラスでのスピーチを行います。
D10分間言語力ドリル
  朝のSHRで10分間、論理がしっかりした文章を読んだり書いたりする練習をします。


課題研究(3年次生)

課題研究とは (3年次2単位)

 

高校での学習で自分が最も興味をもった内容について、各講座に分かれ、調査研究、作 品制作、検定受験のための学習などを行います。このとき、自分の選択した系列と関連するものを選べば、とても効果的に学習を深めることができます。例え ば、人文国際系列国際タイプを選択していて「外国語」の講座を選べば、他の人より10時間も多く英語を学習することができます。
また、商業や情報については、授業と併せることで検定試験対策がより充実します。

 

     
△「異文化研究商業」英語紙芝居  △「商業」情報処理検定対策  △「保健体育」小学校へ出前授業

 

【生徒の感想】
  この課題研究で、自分で課題をもち探究することの難しさ、楽しさを学ぶことができました。今までは与えられた課題をこなすだけでしたが、自分で課題をつくり、一から自分で実験を考え、まとめあげることがこんなにも大変なものなのだと改めて感じました。私は大学に進学しますが、ここで学んだことを活かして、大学でも自分から積極的に学んでいきたいと思います。(生物実験講座選択)
  作品制作を通して、考えてばかりだと動けなくなってしまうことがわかりました。描いていく中で、描けると思っていれば、意外と描けるものなんだと思いました。この経験を生かし、これからも壁にぶち当たっても、とりあえず動いてみるということを大切に頑張っていきたいと思います。(美術作品制作講座選択)

課題研究発表会

各講座の代表生徒が1年間の学習成果をまとめて発表します。

詳細については、ブログ及びオープンハイスクールでご確認ください。

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