学校長挨拶
兵庫県立相生産業高等学校 校長 柴田 英俊 |
兵庫県立相生産業高等学校のホームページをご覧いただきありがとうございます。
本校は昭和19年設立の相生市立造船工業学校から発展、現在機械科、電気科、商業科の3科編成の全日制課程と機械科の定時制課程を併置する専門学校です本年度創立77周年を迎え、令和6年(2024)には創立80周年記念式典を予定しております。
「誠実・創造・努力」の校訓のもと、「夢にときめけ 明日にきらめけ」をスローガンに、ものづくりの実習や商品開発の授業をとおして、夢を持ち、自立して未来を切り開く人づくりを推進しています。
昨年度はコロナ禍の中でも、生徒たちは躍動しました。少林寺拳法部は全国大会への出場を果たし、女子自由単独演武で準優勝の栄冠を勝ち取り、弓道部、柔道部そしてボート部が近畿大会に出場する活躍をみせてくれました。
「百花繚乱~咲き乱れ!笑顔・才能・個性~」をテーマに開催された文化祭では、全校生が33万本の妻楊枝を使用し、ペーロン祭りをイメージして制作した「妻楊枝アート」は、相生市文化会館なぎさホールでの展示に続き、2月からはJR相生駅に展示されています。
機械科の課題研究「銅鐸復元」が、昨年10月大分県で開催された第30回全国産業フェアでは、近畿代表として研究発表と銅鐸と銅鏡の作品展示をおこないました。また、直接手に持つことができる「ハンズオン展示」を目指して取り組んできた望塚銅鐸復元レプリカを県立考古博物館に寄贈されました。
地域連携により生み出された広報部ティピアスの「ゆずみそポン」は、西播磨フードセレクションで金賞を獲得し、さらなる地域企業とのコラボによる新商品「牡蠣のチャウダー」が人気となっています。
また、昨年度国の施策であるSociety5.0時代における地域の産業を支える職業人育成を進めるための「スマート専門高校」の実現に向けて、デジタル化対応産業教育装置の整備に莫大な予算をいただき、施設や設備の一新を図り、よりよい教育環境、学習環境を提供できると考えております。
依然として新型コロナウイルス感染症が教育活動に大きな影響を及ぼし、新型コロナウイルス感染症の早期の終息は望めないのが現状です。様々な制約の続き、できないことや我慢しなければならないことがこれからも多々あると思いますが、安心・安全を最優先に昨年の経験を活かしながら、できる限りの授業や学校行事などの教育活動を行い、生徒にとって魅力ある学校づくりを進めていく所存です。保護者の皆様、同窓会の皆様、地域の皆様には、なお一層のご理解とご支援を賜りますようお願いいたします。