B. | 簡易プレパラート(一時プレパラート)の作成 |
* | 材料に水または染色液を落とし、カバーガラスで封じたものをいう。 |
* | 水を落とすのにスポイトを使うが、スポイドびんや点眼びんに水を入れておくと便利。 |
* | 爪に塗るマニキュアでカバーガラスの周囲を封じると数日はそのまま観察できる。冷蔵庫などで保存すれば長期にわたって大丈夫な場合もある。 |
* | 厚みのあるものはホールスライドガラスを用いる。 |
* | 動きが速いものは脱脂綿や糸くず、メチルセルロースなどを入れると観察しやすい。 |
* | スライドガラス上にパンチで穴をあけたビニールテープを貼り付け、その中に原生動物などの材料を封じるとホールスライドガラスより一定の厚みで観察できる。(参照「淡水微生物の観察」) |
* | 水や染色液で封じたプレパラートを観察するときは、ステージを傾けないようにする。 |
* | 観察中のプレパラートが乾燥してきたときは、カバーガラスの脇に水や染色液を少し落とすと、毛細管現象でカバーガラスの中にひろがる。 |
- 《文字プレパラートを使って顕微鏡に慣れる》
- 高校で主に使われているプリズム内蔵でない顕微鏡で材料(文字)の見え方とプレパラートの動かし方に慣れる。
*新聞、辞書のコピーを使用する。OHPシートにコピーしてもよい。
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C. | 顕微鏡操作 ⇒ 一般編へ |
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D. | 収納・保管 |
* | 接眼レンズと対物レンズをセットしておく。常時使用しないレンズは、班または顕微鏡毎に乾燥剤と一緒にケースに入れる。 |
* | レンズをセットしていない場合は、埃よけのため対物レンズは取り付ける直前までレンズ面を上にしておく。 |
* | 接眼レンズの交換は、埃が対物レンズに入らないように、レボルバーを回して鏡筒の下に対物レンズが来ていない状態で行う。 |
* | 鏡筒にサンプルビンやフィルムケースをかぶせておくと埃よけになる。(接眼レンズをつけたままでもかぶせられる) |
* | 保管するロッカーは顕微鏡の大型化に伴い適応できるものを探す必要がある。顕微鏡専用のロッカーもある。 |