天上のまやちゃん

天上のまやちゃん
文:相田愛子 絵:山下光恵

「まやちゃん」は、シュッドーダナ王の妃で、王子ゴータマ・シッダールタのお母さん。お産後まもなくして亡くなった後も、天上から息子の成長を見守ってきました。やがて息子はお城をぬけだし、出家して、悟りをひらき、教えを広めていきます。 息子がクシナガラのヒラニヤヴァティ河の近くで寿命をまっとうする日、 まやちゃんはその死に立ち会うため、下界に降りようとしました。

ところがその途中で雲から落ちてしまい、時空を超えて、現代の日本(ひめじ)に降りたちます。一時的な記憶喪失となったまやちゃんは、二人の少年に助けられて、ふたたび時空を超えて六道(ろくどう)世界を旅し、息子との再会をめざします。 果たして、まやちゃんは息子シッダールタに、無事、会えるのでしょうか。

 ある日、天上からひめじに落ちてきた「まやちゃん」(摩耶夫人:まやぶにん)は、親切な二人の少年とともに六道(ろくどう)世界を旅し、さまざまな仏さまに巡り会います。
 このコンテンツでは、「まやちゃん」がもとの世界(忉利天:とうりてん)に帰るまでを描いた本編「オリジナルストーリー《天上のまやちゃん》」と、本編と関連する館蔵資料をもとに物語をわかりやすく説明した「まやちゃんの世界」の二つを展開しています。ぜひ、あわせてお楽しみください。

オリジナルストーリー
まやちゃんの世界
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