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西高は「国際教養コース LAC」

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LAC特別講座Lectures

国際教養コースLACの開設と同時に、平成15年度より「LAC特別講座」を始めました。この講座の目的は、各方面で活躍する方々の話を聞くことで、LACの教育目標である「幅広い教養と豊かな人間性を身につけ、 国際社会に貢献できる人材の育成」を目指すことにあります。
このページでは、平成29年度以降に実施した講座について紹介します。

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H30年度 第2回LAC講座

「持続可能な開発目標(SDGs)その2」

12月17日、関西学院大学 国際教育・国際協力センターの中村明教授に第1回(7月)の続きとして講義をしていただきました。最初に、2年7組のSさん、Tさん、Oさんの3名が、ロジカルスキルアップの授業で取り組んだ SDGs についての課題研究「飢餓をゼロに」についての発表を行いました。その講評の後、英語で発表するための助言を中村教授よりいただきました。この講演によって、世界の現状について知識を増やし、今後の探究学習につなげるためのヒントを得られたと思います。講義後、自分が興味のある問題と関連づけて、全員が約800字のレポートにまとめました。その一部を紹介します。
(平成30年12月)

生徒の感想

■2年生
課題研究は、ロジカルスキルアップの授業で一度ジェンダー問題について考え、研究したことがありました。しかし、研究テーマがジェンダーというとても大きく漠然としたものだったので、あまりうまく課題研究ができませんでした。今回のLAC講座では、なぜロジカルの授業で行った課題研究がうまくいかなかったのかが明確になり、どのようにすればより良い課題研究ができたのかがわかりました。具体的に自分たちが何について研究をしたかったのか確かではなく、情報源を見つけるのが難しかったのが一つの原因だとわかりました。(略)私が今回の一番興味があったことは、世界の PM2.5 の濃度です。先進国ほど濃度が濃いと思っていたので、発展途上国のアフリカ大陸が一番濃度が濃いことに驚きました。PM2.5 を含む大気汚染で肺がんなどにかかり、死んでしまうことがあるということは、濃度が濃い国ほど医療の強化をしなければいけないので、比較的貧しい国が多いアフリカ大陸で被害が大きいのは問題だと思いました。私たちにもそのような国にボランテイアに行ったり、寄付したりすることができるので、できることはやってみようと思いました。

■1年生
私は、課題研究という言葉自体を聞いたことがありませんでしたが、研究とは何か、どういった手順で行うのかなどを知れてよかったです。単に、研究とするといっても、仮説を立て、計画書、論文などたくさんの過程があって初めて研究として成り立つと知ってとても驚きました。さらに、それは人々にとってどうでもいいことではなくて、今ある問題を解決できるような役に立つ研究をするとなると、本当に大変なのだなと感じました。前回の講義でも、先生がおっしゃっていた通り、世界のことを知るには、まず日本のことも知っておかなければいけないなと今回痛感しました。例えば、寿命のこと一つ調べるにしても、自国のことを知らないと比較することさえできません。今回驚いたのは、アフリカの PM2.5 による大気汚染がすごいということですが、その原因を聞いて納得しました。(略)貧しいうえに輸送費用がかさんだり、紛争のせいなどで悪循環が続いていると知りました。では、どうすればそれを抜け出せるか考えたときに、私たちができることを見つけて実践していきたいと思いました。また、バックキャステイングという新しい言葉も知りました。確かに問題ができてから解決するというのを繰り返していれば、持続可能な社会にはたどりつかないし、逆算をしなければならないと学びました。2回の講義を受けて、難しいと感じていた SDGs の理解を深めることができました。この貴重な経験を活かして、将来世界の人々の役に立つためにも、2年生の先輩方のように、まずは興味のある分野を調べ、課題研究を行うことから始めてみようと思いました。何かのために行動を起こしていきたいです。



H30年度 第1回LAC講座

「持続可能な開発目標(SDGs)」

関西学院大学 国際教育・教育センター 中村明教授に「持続可能な開発目標(SDGs)」(2015年国連の持続可能な開発サミットで採択されたテーマで2030年までのグローバル目標)についてご講義いただき、LAC生徒は自分が関心のある時事問題について考え、800字のレポートを作成しました。その一部を抜粋して紹介します。
(平成30年7月)

生徒の感想

■2年生
「脆弱性」という言葉を初めて知った。例えば、同じ震度の地震が世界中の国々で起こるとして、大きさは同じでも災害の大きさは国により異なる。頑丈な建物の多い日本は比較的被害が少ないが、一方アフリカやアジアの国々では大きな被害が出る。またその被害によって国民へのダメージも大きくなる。この原因は、自然災害への対策がないことや、病院などで働く人の少なさなどだろう。誰かが手を差し伸べ改善しようとしない限り、悪循環は終わらない。長い時間をかけて根本的に変えていく必要がある。例えば、バングラデシュは自然災害発生頻度もリスクも高い国である。バングラデシュに必要なのは、災害に耐える公共建築物だが、安全な建物を作ることができる人材も必要になる。指導者が不可欠である。発展途上国は先進国の力を借りなければ、現状を変えられないと思う。先進国である日本は、高い技術を持った人が多く、機械も多い。豊かな日本だが、途上国の助けがなければ我々の生活に支障をきたすことはまちがいない。豊かである国だからこそ、他国の状態に目を向けお互い助け合っていかなければならない。

■1年生
今回の講義を聞いて、世界には自分が思っていた以上に深刻な問題が数多くあることを知りました。そしてそれらは別々の問題ではなく、複雑にからまり合って一つの大きな問題となっているのです。発展途上国の大きな問題の一つが飢餓です。世界の人口増加が予測される中で、さらに飢餓で苦しむ人が増えてしまいます。貧困のためにきれいな水を飲むことさえもできず死亡してしまう人が多くいるのです。飢餓で苦しむ人がいる国と食料を多く廃棄している国が同時に同じ世界で存在していることをとても疑問に思います。さらに、感染症も飢餓と並び大きな問題の一つです。低所得国の主な死因が感染症であると知り、衝撃を受けました。貧困であるために十分治療をうけることができず死に至る人がたくさんいるのです。これらの問題の共通点は人間として最低限度の生活を送れていない人がいることです。「今」苦しんでいる人がいるので、最も早く解決すべきだと思います。

■1年生
私は、最初に見た女性と子どもの写真が一番印象的でした。現在でも、発展途上国の国々では、まだ女性や子どもの立場があまりよくないことを実感しました。特に、ネパール地震の際の建物が崩壊した写真です。日本で震度4〜5の地震が起きたとしてもこれほどの被害が出ることはないと思います。亡くなった人の55%が女性で、女性が逃げにくい環境であることがわかりました。私は、ミレニアム開発目標という言葉を講義で初めて聞きました。第1目標の「1日1.25ドル未満で生活する人の割合を半減させる」とありますが、1.25ドルというのは本当に最低限で、日本ではおにぎり1つを買うことしかできない。もし半減させられたら、もっと値を上げて貧困状況の改善に世界が協力して働きかけるべきです。発展途上国の支援では、まずきれいな水を通すことが必要です。2015年の死亡原因では、高所得者と低所得者の原因が大きく異なり、下水道感染症が1位、下痢性疾患が2位なので、水道を通すだけでも大きく変わることができると思います。また、第5目標の「ジェンダー平等を実現する」について調べてみると、最近エマ・ワトソンさんがスピーチをしたことがでてきました。「型にはめられず自由になろう」と言っておられました。確かにこの考え方をすべての人が持つことができれば、発展途上国での問題にもつながっていくと思います。



H29年度 第3回LAC講座

「国際関係学入門〜平和とは何か〜」

立命館大学 国際関係学部 クロス京子准教授をお招きし、模擬講義をしていただきました。国家の定義からロヒンギャ問題、暴力の構造についての分析など専門的な内容でしたが、わかりやすい講義のおかげで、国際分野への関心を高めることができました。
(平成29年12月)

生徒の感想

■2年生
主題に入る前にキーワードの説明が入っていて分かりやすかったです。講義の内容のテーマから難しい話になると考えていましたが、多くの具体例や問題、説明を織り交ぜて、私たち高校生に対しても比較的わかりやすかったと思います。私はこの講義を受けるまで「平和」を狭い視野で考えていました。平和の反対は「憎しみ」だと思っていました。直接的暴力、間接的暴力、文化的暴力などという考えは単純な感情論だけではない複雑な問題だと感じました。このような問題を解決するのは恐らく不可能に近いだろうと思いますが、不可能だからということを免罪符に自分自身の暴力を正当化することは愚かなことだと思うので、人道的な優しさを忘れずに生きていこうと思いました。

■2年生
今回の講義で、「なぜ私たちが英語を学ぶのか」、「国同士で大切なこと」などを知ることができました。世界の国の数は196か国だと思っていましたが、実際には独立を目指す地域であっても国として認められない状況があることに驚きました。(略)国家になるための三か条である領土・国民・主権を満たしている地域でも国連加盟が認められていない国があることも知りました。平和とは何かを考える上で、直接的暴力、文化的暴力、構造的暴力が平和を阻むことを学びました。私は戦争がないことが平和だと思っていましたが、戦争がない場合でも差別などの大きな壁が平和への道を塞いでいて多くの人が苦しい思いをしています。発展途上国では女性差別が多く、またどこの国でも人種(民族)差別があります。女性差別は日本にもあるので完全に平和とは言い切れないと思いました。また、国籍のない人が難民キャンプで暮らしている写真を見てその残酷さを知りました。コーラなどを難民同士で取り合っている状況を見て、私の日常はとても贅沢をしてしまっていると思いました。エボラ出血熱が大流行した原因がグローバル化や貧困や自由市場経済が関わっていると聞きとても怖くなりました。グローバル化は良いことだけではなく、小さいことでも大きな問題を起こすことを知ることができました。



H29年度 第2回LAC講座

「JICA青年海外協力隊マラウィ派遣体験談
〜海外で働くために〜」

JICA(青年海外協力隊)マラウィ派遣の体験談を砂原遵平氏に講演していただきました。海外で生活することの大変さと楽しさを具体的に教えていただき、海外で学ぶことや働くことを身近に感じることができました。
(平成29年10月)

生徒の感想

■2年生
At first I thought Mr. Sunahara changed his job many times, but he has a big dream to work for an international cooperation agency. When we visited JICA, we heard about JICA volunteer work from the staff. Mr. Sunahara went to Malawi, and I realized he had a good experience there. His quizzes about life in Malawi were fun and gave us a lot of knowledge. I didn't know that their main food is crushed corn. They have difficulty farming because of the weather. They sometimes eat eggs, fish, tomatoes and goat meat. I think it's impressive that humans can live without electricity or gas. He also taught us the details of their lifestyle. It was easy to understand his lecture, which was very interesting. “In an inconvenient life in Malawi, they have many ideas.” His words impressed me. I felt I was learning about humans' progress at that moment. I had a bad image of different cultures, but people in Malawi are very kind and beautiful. They come to see the sick for help with food. I learned there are good points in other cultures. Although there are differences between Japan and other countries, it is as important to respect people in other countries as it is in Japan.

■2年生
マラウイの話がとても印象に残りました。日本ではできないような経験をされていて、日本では当たり前のことが当たり前でなかったり、その逆もありとても興味深かったです。何よりも砂原さんの行動力がすごいと思いました。金融業、国際協力など様々なキャリアを積まれていて、いろいろな経験をされていると思うと、自分ももっと自分のしたいことやるべきことを想像するだけでなく行動していこうと思いました。これからの将来のことについて悩むことが多いのですが、まずは思い切って行動して みることが大事だと思いました。また、砂原さんが言われた「文化の違いに助けられる」「お互いを尊重することが大事」「人と人との繋がりの大切さは世界共通」というのが心に残りました。自分がもし海外で働くことになったら、きっと差別や嫌な 思いをするだろうし、つらいこともあるかもしれませんが、やはりそれ以上に助けられたときはすごく幸せな気持ちになるだろうし、仮に世界で活動することはなくても、例えば職場や交友関係についても同じようなことが言えると思うのでたくさんよいつながりを築けるようになれればよいと思いました。

■1年生
私も将来、海外で働きたいと思っています。海外は2・3年契約だということを知ってよかったです。不安定だけどいろいろな仕事ができて、いろいろな場所で自分のやりたい事ができ、とても魅力的だと思います。海外では公用語(英語・フランス語)と地元の言語の2つの言葉を使っているのだから私たちもきっと使えるようになれると思います。10%の電気供給、自給自足が当たり前と聞いて驚きました。(略)火おこしに2時間もかかるなんてびっくりですが、慣れたら5分でできると聞いて安心です。私は発展途上国でも働いてみたいと思っているので、火おこしや自然に合わせた生活を送ってみたいです。困っている人を助けようとするマラウイの文化に感動です。海外で働くためにはまず生活が大切だということを知ってよかったです。「想像→行動」をもっと実践していきたいです。英単語も、毎日10個ずつ覚えるというのが将来のやりたいことに繋がっていると考えるとやる気がでてきます。小さい行動ですが、いつかそれが大きな夢につながると思いました。



H29年度 第1回LAC講座

「グローバリゼーションと日本文化の心」

甲南大学 国際言語文化センター 中村 耕二教授をお招きし、主に英語で講演をしていただきました。「グローバリゼーション」から国際社会の諸問題について基本的な知識を得ることができました。 また、俳句という日本文化の精神に触れることで新たな発見があり、学ぶ意欲が高まりました。
(平成29年7月)

生徒の感想

■今日の講演を聞いて、Globalization が自分とどう関係があるのかがわかった。今まで何気なく見ていた他国との関わりも すべて違う形で共存していることを知った。私たちが平然と過ごしている今には裏があり、常に世界は様々な危険に 脅かされていることを知り衝撃を受けた。当たり前にごはんを食べ、友達と喋って、布団で寝ることがどれほど幸せかわかった気がする。ふだんあまり深く学ぶことのできない他国の状況を知り、50分間目が離せなかった。今、世界には 1億6800万人の子供(9人に1人)が児童労働を余儀なくされ、60万人の子どもが少年兵になっていて、およそ4分の1が紛争に巻き込まれていると知り心が痛い。

■“The present is our battle ground and knowledge is our main weapon.”(Edward Said)
「現在こそ戦場であり、知識こそ武器である」という言葉がある。この講義でまさに「学びの大切さ」を学んだ。最も心に残ったことは共存の必要性である。貧困と富裕の格差を縮めるのにあまりにも時間と労力がかかる。ただ、考えることに意味があり、自ら学ぶことに意味があるということだ。

■“You can't deal with others without a profound knowledge of their culture, society and history.(Edward Said)
「親しくなるには相手の文化や歴史などの知識は必要不可欠」という言葉が一番印象に残った。これからいろいろな国の人と つながっていく中で、すぐに自分の価値観で相手のことを決めつけるのではなく、相手には相手の価値観があると考えていこうと思った。




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