38.生クリームでバター作り |
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[目的] | コロイド溶液である生クリームをバターに変化させる。 |
[領域] | 化学:コロイド |
[準備] | 生クリーム(動物性) ペットボトル 塩 |
[操作] |
1) | 空のペットボトルに冷えた生クリームを入れて、よく振る。 |
2) | 手の感触が変わり(液体→クリーム状→固体+液体)、固体と液体に別れたら振るのをやめる。 |
3) | 冷やした後に固体と液体を分けて、固体に塩をひとつまみ入れて混ぜる。 |
[留意点・工夫点] | |
・ | 生クリームの量は容器の1/5以下がよい。 |
・ | 振っている間にペットボトルが冷たくなくなったら、氷水や冷蔵庫で冷やしてからまた振る。 |
・ | 保冷剤をペットボトルに巻き付けて振る方法もある。 |
・ | 塩を入れなくてもバターができる。(無塩バター) |
・ | ノンホモ牛乳(脂肪の粒を小さくしていないもの)でも作れる。 |
・ | 3で分けた液体はバターミルクといって、甘くておいしい飲み物である。 |
・ | 生クリーム中では乳脂肪がタンパク質の膜で包まれた脂肪球として分散している。振り混ぜることでタンパク質の膜が破れて脂肪球どうしがくっついてバターができる。水の中に脂が分散している状態から、脂の中に水が分散している状態への変化と考えられる。 |
[参考文献] | 「たのしくわかる化学実験事典」左巻健男編著(東京書籍) |
[関連実験] | コロイド溶液 |
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