34.アイスクリーム作り |
もくじへ |
[目的] | 食品作りを通して、日常生活に関わる様々な科学法則を理解する。 |
[領域] | 物理:熱伝導
化学:凝固点降下 コロイド |
[準備] | 牛乳 生クリーム 卵黄 砂糖 バニラエッセンス 氷 食塩(寒剤) |
[操作] |
材料を混ぜ、食塩で温度を下げた氷で冷やしながら攪拌し続ける。 |
[留意点・工夫点] | |
・ | 材料は卵黄1個に対し牛乳150〜180ml、生クリーム40〜50ml、砂糖45〜50g程度。バニラエッセンスを少々加える。 |
・ | 冷却用の氷には食塩を充分に入れる。氷が入った容器の外側に霜がつく程度まで温度を下げる。 |
・ | 材料の全量が万遍なく冷やせるように、容器の内壁に付着した氷をこそぎ落としながら常によくかき混ぜる。 |
・ | 材料を缶などに入れ密封し、その容器をさらに多量の氷を入れた容器に入れ、振ったり転がしたりしてもよい。また、飲食には適さないが、材料を入れた容器の中にかき氷器でドライアイスを削り入れながら、攪拌を続ける方法もある。 |
・ | 加える砂糖の分量に伴う凝固点の変化を観察してみる。 |
・ | 容器の材質により材料の冷え方が異なることを観察してみる。 熱の伝導は、アルミ>スチール>樹脂となる。 |
・ | 牛乳や生クリームは溶媒である水の中に乳脂肪が溶質として存在するコロイドである。アイスクリームはそれを凍らせたものである。 |
[参考文献] | 凝固点降下 コロイド溶液 |
もくじへ |