■村高の教育方針
スクール・ミッション
- 「人みな使命あり」の理念のもと、課題発見・解決能力、プレゼンテーション能力、新たな価値を創造する能力、コミュニケーション能力、議論する能力、コーディネート能力、自己表現能力を備え、創造的に地域と協働することのできる人材を育成する。
スクール・ポリシー(三つの方針)
- ① 目指す人物像:地域を学びのフィールドとした高校生活を通して、創造的に地域と協働できる人物
- ② 地域との協働に必要な3つの力Ⅰ「考える力」:課題発見能力、課題解決能力、新たな価値を創造する能力
- ③ 地域との協働に必要な3つの力Ⅱ「行動する力」:コミュニケーション能力、コーディネート能力、議論する能力
- ④ 地域との協働に必要な3つの力Ⅲ「伝える力」:プレゼンテーション能力、自己表現能力
教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラム・ポリシー)
- ① 個別最適な学びⅠ:少人数・習熟度別による授業、ICTの活用
- ② 個別最適な学びⅡ:特別な配慮を必要とする生徒への対応「替える学習」「加える学習」
- ③ 個別最適な学びⅢ:「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」の蓄積
- ④ 地域と協働した学びⅠ:村高発☆地域元気化プロジェクト、全校スタッフ
- ⑤ 地域と協働した学びⅡ:村高だけの学校設定教科・科目「地域協働活動」「地域探求」
入学者の受入れに関する方針(アドミッション・ポリシー)
- ① なにを?:村高の授業をとおして高めた経験値を活かして、進路実現する意欲のある人
- ② だれと?:多様な仲間とともに、豊富な特別講師や地域の人と協働して学ぶ意欲のある人
- ③ どこで?:村岡の大自然豊かな地域全体をフィールドとして学ぶ意欲のある人

■グランドデザイン
Ⅰ 目指す学校像、生徒像、教職員像(スクールミッション・スクールポリシー等より)
- ①目指す学校像
- ・地域になくてはならない学校
- ・生徒一人一人に寄り添い成長をサポートする学校
- ②目指す生徒像
- ・地域や社会と協働できる人材となる生徒
- ・他者への思いやり、コミュニケーション力のある生徒
- ③目指す教職員像
- ・教育への使命感を持ち、授業力向上等自己研鑽に努める教職員
- ・社会性と確かな人権感覚をもって協働できる教職員
Ⅱ すべての教育活動をつうじて育てたい生徒の資質・能力(スクールミッション・スクールポリシー等より)
- ①考える力(課題発見・解決能力)
- 各教科、特色類型学校設定教科・科目、総合的な探究の時間
- ②行動する力(コミュニケーション能力)
- 学校生活全般、学校行事、HR活動、生徒会活動、部活動、総合的な探究の時間
- ③伝える力(プレゼンテーション能力)
- 各教科、特色類型学校設定教科・科目、学校行事、HR活動、生徒会活動、部活動、総合的な探究の時間
- ④協働する力(社会性)
- 学校生活全般、学校行事、HR活動、生徒会活動、部活動、総合的な探究の時間
- ⑤自他を尊重する人間性
- 学校生活全般
Ⅲ 各学年、特色類型(地域アウトドアスポーツ類型)、総合的な探究の時間の目指すもの
- ①第1学年
- 基礎学力の定着を図るとともに、自ら学び育てる力を育む。HR活動、学校行事、地域協働活動などを通して、互いを認め理解し合う人間関係を育てる。
- ②第2学年
- 自分の言葉で自分を表現できるコミュニケーション力の育成、進路実現に向けて自己理解を高める指導を行う。
- ③第3学年
- 学校生活で得た知識や技能、経験をもとに自身の考えを積極的に発信し進路実現につなげる。また、リーダーシップと社会性を持った人材を育成し、新たな挑戦を促す。
- ④類型・アウトドアスポーツ系
- アウトドアスポーツの知識とスキルを習得し、それをもとにリーダーシップと企画実行する力を養う。
- ⑤類型・地域創造系
- 地域資源の活用と課題を探求し、その解決や発信に取り組み、創造力やコーディネート力を養う。
- ⑥総合的な探究の時間
- 全校生縦割りの班で地域と協働しながら班のテーマを探究し、思考力や伝える力を高める。
Ⅳ 各部・各教科の重点目標
- ①総務保健部
- 学びの環境整備と健康指導
- ②教務部
- 豊かで健やかな学びの場の構築
- ③生徒指導部
- 自発性・自主性を培い、存在感や成就感を体得する。
- ④進路指導部
- 地域との協働活動から発見した課題を探究し、生徒一人ひとりの進路実現に繋げる。
- ⑤事務室
- 地域と学校をつなぐ教育活動に関して、迅速に対応する。
- ⑥国語
- 確固たる論理的思考力と情緒的思考力の養成
- ⑦地歴・公民
- 関連事象を多面的・多角的に考察する力、地域諸課題の解決に向けた構想・議論する力を養う。
- ⑧数学
- 論理的思考力の涵養
- ⑨理科
- 授業・実験等を通して、科学的なものの見方・考え方を学ぶ。
- ⑩保健体育
- 仲間と協力して、課題を解決できる。
- ⑪芸術
- 芸術を愛好する心を育む授業の実現
- ⑫英語
- 授業内の外国語活動を通して、異文化理解を促進し、個に応じた4技能の習得を目指す。
- ⑬情報
- 情報モラルと情報活用能力の向上
■村高の概要
村高の概況
兵庫県北部(但馬地域)の山間部(関西随一のスキー場で名高いハチ北スキー場の麓)の美方郡香美町にあり、1学年2クラスの小規模高。2014年度より地域アウトドアスポーツ類型(地域創造系・アウトドアスポーツ系)を設置し、全国募集を行っている。
急速な過疎化が進行し、年々生徒数も減少し、およそ20年前から学級減が危惧されてきたが、地域・父母・教職員が一体となり、学級減阻止の取り組みが行われ、1999年には住民過半数の請願署名を集め、議会で採択され、学級減を食い止めた。その後も地道な取り組みを継続している。村岡高校は地域にとってなくてはならない存在となっている。
■施設案内
校舎
運動場
クロスカントリー
夏季練習場ボルタリングウォール
高さ約4m、幅約11mのボルタリングウォールが県内の高校で初めて設置されました。授業や部活動のトレーニングに活用されています。
トレーニングルーム
■入試案内

地域の自然、文化、特色あるアウトドアスポーツ等に興味があり、それらを活用した地域活性化策の探究学習に関心のある生徒を対象に「地域アウトドアスポーツ類型」を設置し、その中に「地域創造系」と「アウトドアスポーツ系」の2つの系を設けている。「地域創造系」では、地域全体を教育資源として活用し、自然、文化、風土に関わる知識の習得と、それらを活かした地域活性化策の探究を行う。「アウトドアスポーツ系」では、地域の特性を活かしたアウトドアスポーツ等に関わる技能・資格の習得と、スポーツを活かした地域活性化策の探究を行う。
両系とも調査活動等、地元との交流を深め、自ら考え、協働できる人材を育てることを目標としている。
■進路実績
●過去3年間の主な合格先
- 国公立大学
- 滋賀大学、和歌山大学、鳥取大学、都留文科大学、釧路公立大学
- 私立大学
- 同志社大学、立命館大学、京都産業大学、龍谷大学、京都橘大学、佛教大学、京都外国語大学、京都芸術大学、近畿大学、関西外国語大学、大阪産業大学、大阪体育大学、追手門学院大学、関西福祉科学大学、神戸学院大学、神戸親和大学、関西国際大学、関西医療大学、武庫川女子大学、大手前大学、流通科学大学、奈良大学、天理大学、岡山理科大学、川崎医療福祉大学、愛知工業大学、中部大学、日本大学
- 短期大学
- 豊岡短期大学、湊川短期大学、大阪国際大学短期大学部、香蘭女子短期大学
- 専門学校
- 公立八鹿病院看護専門学校、鳥取市医療看護専門学校、神戸総合医療専門学校、履正社医療スポーツ専門学校、大阪調理製菓専門学校、辻調理師専門学校、兵庫県立農業大学校、日本工科大学校、神戸電子専門学校、神戸元町こども専門学校、大阪ベルェベルビューティ&ブライダル専門学校、高津理容美容専門学校、京都理美容専修学校、上田安子服飾専門学校、神戸動植物環境専門学校、大阪外語専門学校、大阪航空専門学校、大阪ハイテクノロジー専門学校、大原簿記専門学校、近畿測量専門学校、放送芸術学院専門学校
- 就職
- 有限会社三七十、一般社団法人ハチ北高原自然協会、香美町地域づくり事業協同組合、日本郵便株式会社、全但バス株式会社、カタシマ株式会社、兵庫県立但馬ドーム、株式会社コメリ、株式会社共立メンテナンス、湯快リゾート株式会社
- 公務員
- 兵庫県職員、兵庫県警、自衛隊一般曹候補生、自衛官候補生
■アクセス


JR山陰本線八鹿駅下車、全但バス村岡行き「福西」で下車徒歩5分
北近畿豊岡道八鹿氷ノ山ICから鳥取方面へ車で30分(国道9号線経由)