第4回科目「日本の文化」構想委員会
議 事 録
日時 平成18年9月28日(木)16:00〜17:30
場所 兵庫県庁3号館10階 教育委員会室
1 「フォーラム 日本の文化」について 実施要項はこちらから
○事務局からフォーラムについて説明
・事業の進捗状況や教材の開発状況を広く知っていただくための広報活動の一環として、10月31日(火)10:00から兵庫県公館において、「フォーラム 日本の文化」を開催する。
・対象は各高等学校の地歴担当者及び教務担当者で、保護者や小中学校の先生方にも参加を呼びかけている。県内私立高等学校や、他府県教育委員会にも案内を送付し、全体で300名程度の参加を見込んでいる。
・内容は、午前には教材の活用方法についての事例発表を各分野から1名ずつお願いしている。また、県立歴史博物館および文化財室からの情報提供もいただく。午後は狂言の体験授業で、発声練習から題目を演じるところまでを見せていただく。最後に「日本の伝統・文化の理解をすすめるために」というテーマでパネルディスカッションを予定している。「今なぜ日本の文化なのか」から始まって、学校現場でどのように日本文化を学んでいくかについてご意見をいただく。
○委員会からの意見
・事例発表では、4人の先生方に壇上に残ってもらう方が質問が出しやすい。
・事例発表の前に、科目の性格、カリキュラムの全体の構成等について説明する時間をとる必要がある。また、その際、教務担当の先生方向けの説明も行う必要がある。
・パネルディスカッションについては、事前に十分打ち合わせをしてほしい。
・打ち合わせは、メールやFAXも利用しながら行いたい。
・参加者意識を高めるために、フロアからの意見ももらう。そうするのであれば、午前中の事例発表の質問もここでまとめて受けるという方法もある。
・「和文化教育研究交流協会」については、「後援」または「協力」という形にする。
2 教材の原稿について
○事務局からの意見
・教材は、各テーマ4ページを基本に書いていただいている。前半2ページが教師用指導例。後半2ページが生徒用ワークシートや、参考資料である。
・教師用指導例のページでは、授業のねらい、授業の展開、発展学習のためにという構成である。授業のねらいでは、「関心・意欲・態度」、「思考・判断」、「資料活用の技能・表現」、「知識・理解」という4つの観点から見たねらいを書いている。授業の展開では、導入、展開、まとめという流れを意識しながら書いている。
・英語で紹介の部分では、Let's Try in Englishとして、それぞれのテーマに関連した内容を英語で表現してみようという練習がある。
・生徒用ワークシートは、そのままコピーしてプリントとして活用できるように意識して作成している。付属のDVDにもデータとして収録し、プリントアウトして原稿となるようにしている。
・付属のDVDには、教材そのものや写真だけでなく、映像も収録し、プロジェクター等で生徒に示すことによってよりイメージがわきやすくなるようにする。
・これらの2次原稿はあくまでも途中段階であり、今後大幅に書き換えをお願いするテーマもある。
○委員会からの意見
・評価規準については、事務局で作成する。
・科目の目標・内容の取り扱いの部分で、「国際社会」という表現が繰り返されている。ひとつ目を「世界における」とすればどうか。 科目の目標・内容の取り扱いはこちらから
・ややフォントが小さすぎるのではないか。読みづらい感がある。
・目次等では、各テーマについて副題を先にして、主題を後に書けばどうか。教師に対して、読んでみようという気を起こすことができるのではないか。
・年間指導計画は意味がないのではないか。アラカルトで使用することができる。組み合わせの事例紹介ならわかるが、年間通して示す必要はない。順序も目次通り並んでいるが、そもそもこの順序で授業をしてもらうつもりはない。
・大幅な書きかえをお願いしているテーマもある。
・資料は多ければ多いほどよいというものではなく、付属のDVDに収録するものについても十分精査する。著作権法上問題となるものもあり、書名の紹介程度にとどまるものもある。
・教材の内容についてはまだ途中段階であり、今後編集作業をする中で、修正を加えていく。
・レイアウトや解答の提示方法等について、今後さらに統一や修正を行う。
・巻末の県内博物館の一覧表では、住所だけでなくURLも掲載する。
3 その他
○今後校長会で事業やフォーラムについて説明する等、HP以外での広報活動を考えていく。
○科目「日本の文化」(仮称)と、いつまでも「(仮称)」がついているが、そろそろ最終的に決める時期である。