授業の流れ
学習・教材資料
家庭生活を見つめ直し、1日の生活の中の1連の動きを一つ一つの動きに分割して並べ、欠けてはいけないものは何かを考えたり、より良い順序がないかを考えたりする活動を通してプログラミング的思考を育むことができる実践。
プログラミング教育のねらい
・1日の生活「朝起きてから家を出るまで」と「家に帰ってから夜寝るまで」の中の一連の動きを、一つ一つの動きに分割し並べることができる。(資質能力体系表 1ウ①)
・自分の生活を見直し、規則正しく健康に気をつけて生活したり、家族の笑顔を増やしたりするために、分割した一つ一つの動きから、欠けてはいけないものが何かを考えたり、より良い順序がないかを考えたりすることができる。(資質能力体系表 2イ①)
学習指導案
【単元の流れ】※( )内の数字は時間数
【本時の学習】(1/10時間)
※マウスポインターを近づけると授業のポイントが現れます
単元計画
1 1日の生活を振り返ろう。(計3時間)
・朝起きてから家を出るまでにしていることを書いて並べ、欠けてはいけないものやより良い順序を考える。(本時)2 みんなに笑顔を広げよう。(計4時間)
・自分でできる仕事を1つ決めて、同じ仕事を選んだ友達とグループを組み、練習の計画を立てる。(1)3 広がった笑顔を伝えよう。(計3時間)
・家で仕事をして良かったことや気づいたことをカードに書く。(1)学習活動
導入
1 本時の活動内容を知り、めあてをつかむ。
展開
2 朝起きてから家を出るまでにしていることを順番に並べる。
(1)プリントに順に書き出す。
(2)ペアで交流する。
(3)全体で交流する。
3 欠けてはいけないものやより効率のいい順序を考える。
(1)並び替えたものをプリントに書く。
(2)ペアで交流する。
(3)全体で交流する。
振り返り
4 本時の活動を振り返る。
(1)プログラミング的思考の良さについてふれる。
(2)本時のめあてについて振り返る。
児童生徒の活動
作成したプログラム・児童の作品
活動の様子
授業後の児童の感想
振り返りワークシートより
・えがおが ひろがるせいかつを かんがえて たのしかったです。
・かぞくが えがおになるりゆうが わかりました。
・まいにちやっている せいかつも えがおがみえるけど、ならびじゅんをかえたら もっと えがおがふえることがわかりました。
授業者の声
本時の学習は、1年生の児童の発達段階に適しており、最後まで集中して取り組むことができました。
自分の生活を見つめ直す良い機会となり、学習で使用したワークシートは、保護者への啓発にも役立ちました。
本実践は、コンピュータを使わないアンプラグドCSの実践のため、難しい操作は一切ありませんので、
あまりプログラミング教育の実践を行っていない方も構えずに挑戦してみて欲しいです。
豊岡市立八条小学校 小山 由美子