真夏の夜の幻影 (3/15)
作者:CROW
| 「さー今日も元気にりゅうを探すぞーー!!」 やたらと元気に結城&杉沼は海岸を西へと歩きはじめる。 俺こと斎藤は瓜生と共にその後を歩いている。 一晩あけた今日、起きてみると当然の如く東堂はいなかった・・・・。 そして朝食の鹿肉を食べているとき、昨日の跡がすっかり消えていたことを言った、 しかし3人は別に気にもせず、今日はとりあえず海岸沿いを探すことになった。 で、白昼のなか暑い暑い海岸を4人は歩き始めたのだが・・・。 右手に見える青い空、白く輝く砂浜、そしてサファイアブルーの海。 こんなものを見ているともう東堂なんぞ放って置いて遊びまくろうか? なんてことまで考えてしまう。 こうして3〜4時間ほど歩き、暑さが最高潮にきた時、俺達は一度休憩をいれた。 「はぁ〜〜〜・・・なんかもう全て忘れて遊びたい気分にならん?」 となりに座る結城が語りかけてくる。 「まぁ、確かになぁ・・・・・・。」寝転ぶと暖められた砂と陽光によって非常に眠気が襲ってくる。 しかしそんなのどかな風景は一瞬でつぶされる。 「うわーーーーー!!!」「で、でたーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」 瓜生と杉沼の叫び声が一段低くなっている海岸の石場の辺りから聞こえた。 「!?」「いくぞ、たくさん。」結城にうながされて俺も急いで声のした方へと走る。 そこにはなんと小さな湖に大量の子亀がいた。 「狩れ!狩るんだ!うっぴー(瓜生)!!」杉沼が瓜生に指示を出す。 「おまえらなーーー!!!!」俺はどなり、二人の横まで一気に飛ぶ、 「そっちいったやろ!はやく網かせ!!」俺は杉沼の持つ網を無理矢理奪う。 「だめだ!!この亀なかなか速い!」結城まで加わる。 結局今日は亀を大量に釣って帰ってきた。 「いやー今日は楽しかったなぁ。」杉沼がつぶやく。 「よし明日はもっと釣るぞ!!!」瓜生まで意気込む。 「なんでやねーーーーん!!!りゅう探さな!!!!」 二人へと同時に俺の必殺つっこみチョップが叩きこまれる。 「そうだぞ。まぁ、とりあえず今日は亀でも食って寝るぞ。」 そう言って結城は仮厨房へと姿を消した。 「おう!がんばってメシ作ってなーー。」 俺はそう言って結城を見送り瓜生達のいるところへと行った。 このとき俺が結城の手伝いをすればあとで後悔せずに済んだのかもしれない。 |