☆すぺしゃる番外編v☆ ある朝の風景 〜がんばれ、トキくん!〜(笑)
これは、莉央、寧禰、トキ、セヤが闇の宮へ向かっていた時のお話─────
夏とはいえ、朝夕はそれなりに冷える。
「ん・・・。」
トキは身を震わせ、少しずれた毛布を引き寄せた。ぼんやりと意識は目覚めたが、どうしても目が開かない。どうも朝は苦手だ・・・と思いつつ、トキはぬくもりを得ようと毛布を引き寄せる。ふと、くんっ・・・と反対側から引っ張られるのを感じた。
「あ・・・?」
トキはぼんやりした意識のまま身体を反転させた。人の気配を微かに感じ、重いまぶたを無理矢理開く。目の前に、セヤの寝顔をぼんやりと捉えた。トキはいまいち状況が理解できず、ぼーっとセヤの寝顔を見つめていた。不意に、目を覚ました。青い瞳がトキを捉え、にっこり微笑む。
「おはよう、トキ。」
トキはぼんやりセヤを見返す。と、セヤの顔がずいっと近づき・・・
「よく眠れた?」
“ちゅっ”と口づけた。・・・え?口づけ?(笑)
「うああああああ〜〜〜〜〜〜〜!!!???」
ピチチチチ・・・山中に響き渡るトキの絶叫。爽やかにさえずっていた小鳥たちが、迷惑そうに飛び立っていった。
さてもさても、今日も平和な一行でありましたとさv ちゃん、ちゃん☆
トキ:『ちゃん、ちゃん☆』じゃねえ!!凪ィ!これは何だ!?
凪☆:何って・・・(作者趣味の)番外編。
トキ:本音が聞こえたぞ?
凪☆:あはは、冗談よぉ。たぶん!(やけにキッパリと)
トキ:『たぶん』!?
凪☆:ところでセヤりんはどうだった?
セヤ:楽しかったですよv
トキ:楽しむな!!
凪☆:シリーズ化しよっか?『がんばれ、トキくん!シリーズ』(笑)
セヤ:いいですね。
トキ:よくない!!
莉央:今度は私もやりた〜い!
寧禰:私も!
凪☆:よーし、みんなでやるか!?
トキ:やるな〜〜〜〜〜!!!(怒)
了