莉央 | 中央都から遠く離れた辺境の地、阿瑚の里に住んでいる。16歳。父親は、莉央が小さい頃に亡くなっていて、母親と二人で暮らしていた。母子仲は、とてもよい。すっきりとした目鼻立ちで、瑠璃色の瞳が印象的。ほっそりとしていて、やや頼りなげな感じもするが、負けず嫌いで男の子とよくケンカをしては勝つ。明るい性格で、里の娘の中心的存在。少しかっとなって突っ走りやすいところもある。実は、天日神が創りし神の子、琉莉夜の分身。目覚めてはいないが、神力を秘めている。 |
寧禰 | 莉央より1年早く大神殿に仕えている。15歳。父親は政治的実力者。父の命令で天巫女になった。母親似のおっとりとした性格。(ちょっと天然。)ぼんやりしているようだが、いざという時頼りになり、機転が利く。突っ走りやすい莉央を止めるのも寧禰の役目。髪の毛が少し茶色かかっているのが悩み。瞳の色も薄い茶。 |
トキ | 神主見習いの少年。18歳。幼い頃、両親を戦乱で亡くし、神主の一人に拾われて大神殿で育つ。12歳の時、養父の勧めで神主見習いになった。長身、細身。容姿端麗で、神殿の巫女や侍女たちの憧れ。しかし、本人は全く関心無し。右肩に、戦乱の時負ったらしい傷跡がある。髪の色は闇を思わせる黒。同じく黒い瞳は、冷たい印象。養父の死の真相を探っている。 |
琉莉夜 | 現天日巫女。天地創造した神、天日神が黄泉闇神を完全消滅させるために、自らの力を分けた神の子。その名の通り瑠璃色の瞳に夜のような漆黒の髪を持つ少女。16歳の少女の姿。強大な神の力を制御するための御道具『天日鏡』を奪われ、力を制御できなくなり、氷に身を拘束されている。そのため、神殿にいる天日巫女は虚像。 |
日良哉 | 現老神主。68歳。己の利を欲するばかりに、黄泉闇神に心を侵されてしまう。 |
侑岐 (ゆき) |
黄泉闇神の刺客。男。黄泉闇神に導かれた死者。両目が見えない。死んだときは20歳。黄泉闇神に、絶対的な忠誠をたてている。 |
時矢 | トキの養父。大神殿の神主。名を忘れていたトキに、名を与える。穏やかな性格で、暖かくトキを見守った。トキが15歳の時、死去。しかし、死因は不明。 |
嵯峨 | 神主衆のリーダー的存在。53歳。かなりのやり手で、日良哉の失脚を画策する。信仰心が薄い。巫女たちの存在をよく思っておらず、莉央にも冷たい。 |
邑辺 (むらべ) |
神主衆の一人。最年長、55歳。聡明。信仰心の薄い嵯峨に反感を持つ。 |
佐久路 (さくじ) |
神主衆の一人。48歳。日良哉派。 |
豊衣 (とよえ) |
神主衆の一人。45歳。日良哉派。 |
久貴 (ひさき) |
神主衆の一人。最年少、40歳。邑辺派。 |
春姫 | 天日鏡を盗んだ者。黄泉闇神を父と慕う少女。外見は大変愛らしいが、内面は、かなり生意気で少女らしくない。元大神殿の天巫女。14歳。 |
小夜 | 莉央の母親。莉央を何よりも愛し、慈しんだ。 |
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