温故知新
この「三国志演義」にはいくつかの特徴がある。


一つは登場人物の多さ。何せ半端じゃない。軽く百人は超えてしまう。


また、この物語の背景には史実がある。


今から1800年も前の中国の三国鼎立の時代。


日本では卑弥呼が邪馬台国を治めていた頃。


しかしながら、話の中身は史実から大きくはみ出したフィクションになっている。


次に、登場人物の姿や動きが生き生きと描かれていて、


人物の多さと併せて人間関係がものの見事に浮き彫りになっている。


今の社会でもかなり通じるものがあると思う。


最後に、この物語は混乱した社会をまとめあげていく過程が描かれている。


今の日本も同様に混乱した状態にある。


もしかしたらこの「三国志演義」の中にヒントが隠されているのかも知れない。
topに戻る
前に戻る
「温故知新」冒頭に戻る