これがこの物語「三国志演義」の中での一つの山場となる。
「赤壁の戦い」と言われているものである。
私は「三国志演義」の中でこの場面が一番好きだ。
余りにもスケールの大きな戦い方。
人物の生き生きした姿。
そして、作戦を立てる軍師同士の知力と知力の競い合い。
こういったものが随所に現れるのが「三国志演義」であり、
最もよく描かれているのがこの場面だからだ。
ところで「三国志演義」などとても難しそうで読む気がしない人も多いと思うが、
善人と悪人はっきり分かれており、主要な登場人物が死んだりすると、
話の角度が変わったりして読者を飽きさせないようにもなっている。
何よりもその証拠に、私が小学五年生の時にこの物語が読めたのだから。
温故知新