沿革 校訓 教育方針





新年度のご挨拶




兵庫県立視覚特別支援学校長 十 名 立 己


 本校は明治38年に左近允孝之進先生が、「私立神戸訓盲院」として創設されました。兵庫県における障害児教育の発祥の学校として、102年の歴史と伝統があります。
十名立己校長


 近年、障害児教育は、障害のある児童生徒一人ひとりのニーズを把握して適切な指導及び教育的支援を行うことを基本理念とする特別支援教育へと継続発展することになりました。

 国においては、特別支援教育への移行に際して学校教育法等が改正され、本年4月1日より施行されました。兵庫県でも関係条例等が改正され、県立盲聾養護学校が特別支援学校になりました。本校も、伝統ある兵庫県立盲学校から兵庫県立視覚特別支援学校に校名変更しました。

 校名は変わっても、障害のある児童生徒のニーズを把握し、ライフサイクルを見通した指導や支援を行うことに変わりはありません。それと共に、兵庫県における視覚障害教育の中心校としてのセンター的な役割を果たすべく、これまで以上に教育の充実を図ってまいります。
 また本校が培ってきた視覚障害教育の成果の上に、児童生徒に「豊かな心」と「確かな学力」を育む学校づくりを目指しています。

 本年度は、次の学校経営方針の下に、教職員が協働の心と意欲を持って、一丸となって本校教育を推進します。


 《学校経営方針》

1 一人ひとりの障害・適性・能力に応じた教育の推進

 児童生徒の障害の状態や発達段階、特性等に応じた教育を展開し、一人ひとりの自己実現、社会的自立への支援を行います。

2 児童生徒の「生きる力」の育成

 主体的に判断し行動できる人間の育成を目指し、豊かな心の育成と基礎的な学力の養成、基本的な生活習慣の確立を図ります。


3 教職員の資質と専門性の向上

 教職員の教育的な力量や実践的指導力等の資質や専門性の向上に努め、学校としての組織的な専門性の充実を図ります。

4 地域や保護者から信頼される魅力ある学校づくり

 兵庫県における視覚障害教育の中心校として、理解啓発活動の推進や地域支援の充実を通してセンター的役割を果たし、開かれた学校づくりを推進します。

 5 いきいきとした明るい学校づくり

 「明るく、楽しく、いきいきとした」児童生徒と、教育への情熱を持った教職員が一体となって、夢や希望を語れる学校づくりを推進します




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