本校での学び(中学生のみなさんへ)

西宮今津高校 総合学科の特色とは

総合学科 改編にあたって

 総合学科は単位制で、大学のように自分の興味・関心、進路に応じて、幅広い多彩な選択科目の中から学習する科目を選び、卒業までの学習のプランを自分で組み立てますが、本校は次のような方向性をもっています。

 

第1の特色 「総合3科目」

  本校の第1の特徴は、総合3科目と呼ばれる科目で、本校独自の多彩なプログラムを用意していることです。

 総合学科高校では必履修科目となる「産業社会と人間」(1年次)を2時間、2年次以降では、「総合的な学習の時間」の時間を3時間学びます。(うち2時間は3年次の「課題研究」)

 普通科高校でも総合的な学習の時間は実施していますが、本校は「産業社会と人間」とあわせ、3年間を見通したプログラムを組むことにより、将来の夢、目標、興味・関心をめぐって調査・研究・発表・討論といった課題解決的な学習や、生徒間の相互啓発により、生徒一人ひとりの人間的成長を支援します。

 この科目で得た経験を生かし、進路実現をしていった先輩も多くいます。

第2の特色 「専門科目」

  本校の第2の特徴は、普通科の教科・科目以外に7つの科目群にかかわる幅広い専門科目を設置していることです。

 本校は、普通科高校をベースとして総合学科高校に改編を行いました。そのため、工業や商業、農業といった、専門学科高校と同じような科目は設置されていません。

 ですが、「家庭」・「情報」・「理数」・「体育」・「音楽」・「美術」・「英語」の7つの専門科目を設置しています。これらの科目は、自らの進路に応じて2年生以降で選択することが出来ます。
 通常、普通科高校で学ぶ10科目に+αで履修することにより、専門性が高く、なおかつ、将来の進路へ十分な動機付けがはかれる講座を設置しています。

普通科目
国語・地理歴史・公民・数学・理科・
保健体育・芸術・外国語・家庭・情報


専門科目
家庭・情報・理数・体育・音楽・美術・英語

 

 

第3の特色 「外部の講師を活用した教育」

 本校では、「特別非常勤講師制度」を活用し、各界のスペシャリストを講師として学校に招き、授業を行っています。

 外部講師の招聘では、「高大連携教育」が一般的です。本校でも、「高大連携教育」には力を入れており、大学で学ぶ学問の最前線に触れ、志の高い学習を動機付けます。現在、京都大学の研究者グループの協力による環境教育や、大阪大学との連携による情報教育などを進めていますが、さらなる発展を模索しています。

 また、大学の先生方だけではなく、保育施設や福祉施設の現役の職員の方をお招きしたり、プロのイラストレーターさんをお招きしたり、といった、実際の仕事の最前線で働いていらっしゃる方をお招きすることにより、職業感を養うとともに、プロの厳しさ、技術の高さなどを学ぶことが出来ます。