進路指導方針
進路指導計画
本年度入試結果
過去7年入試結果
大学合格体験記
東京大学合格(59回生)
 自分自身の受験生活を振り返ってみて、特に他の人とは違う特別な方法で勉強したようには思いません。授業を大切にし、基礎を徹底した上で演習をこなしていくという何ら変哲もない勉強パターンでした。
 受験において自分が大切にしたことは、授業を大切にすること、勉強スタイルを早くから確立すること、生活のリズムを崩さないこと、最後まで決して諦めないという強い気持ちを持つことなど、いわば「当たり前」のことでした。今思うと、志望大学に合格できるか否かは、これらの「当たり前」のことが、実行できるかどうかにかかっているのかもしれません。とは言っても、これら「当たり前」のことを実行するのは、なかなか困難なことです。とりわけ、最後まで諦めないという気持ちを常に持続することは、私にとって難しいことでした。また、受験は一発勝負ですから、不安のない受験生なんて一人もいません。皆、何かしら悩みを持ち、不安に苛まれ、合格できるかどうかも分からない状況下で勉強しているのです。そんな中でモノをいうのは、是が非でも合格するという強い意志です。
 多少のことでは挫けない強靱な精神力で、皆さんも受験という壁を乗り越えてください。
京都大学合格(60回生)
 私は、高校3年間、目の前に置かれた状況から逃げ出さず必死に向き合ってきました。部活動、学校行事、そして勉強。私の場合、部活動や学校行事に精一杯取り組んだその達成感から、気持ちを素早く勉強にシフトすることができました。また、「今、手を抜けばどうなるか。」「今、自分に必要なことは何なのか。」と絶えず自問自答し、勉強への意欲をかき立ててきました。
 私が思うに、勉強面で一番重要なのは基礎力を定着させることです。それは、入試問題を解くための基本的な考え方を担います。基礎力を土台として、難しい問題も出題者の意図を斟酌し解答を作ることができます。普段の予習・授業・復習・宿題を疎かにすると、基礎力がつきませんから気を付けてください。
 受験は一人でするものではありません。これまで何度も悩み、何度も諦めかけました。しかし、友達、先生、家族といった周囲の支えがあり、こうして合格できました。合格には近道などありません。一日一日を無駄にすることなく、最後まで諦めずに精一杯努力するほかないのです。自分を信じ、自分の限界と闘ってこそ、その先の合格にたどりつけるのです。
京都大学合格(60回生)
 「推薦入試が実施されるので、チャレンジしてみよう。」こんな軽い気持ちで姫路東高校を受検しました。しかし、入学後衝撃を受けました。中学校と比較して、皆真面目だからです。授業中の雰囲気はそれまでに感じたことのないほど張りつめたものでした。授業のスピードも速く、先生方の指導も厳しいために、投げ出しそうになることもありました。そんな時、誰かがトイレで「授業は簡単やな」と話すのを耳にしました。負けず嫌いな私の闘志に火がついたのはその時です。それからは、授業にも真剣に取り組むようになりました。最小限の労力で最大限の結果を出すために、授業で多くのことを吸収しようと努めました。私にとって、予習→授業→復習のサイクルを確立できたことが、志望校に合格できた最大の要因だと思っています。
 私は英語アレルギーだったのですが、基本となる英単語の暗記から取りかかりました。その際、英単語を完璧に覚えるんだというこだわりを持たないようにしました。例えば3ページ分の単語を軽く眺めてみる。翌日同じページを確認し、分からない単語があればそれをノートにまとめて徹底的に覚える。このやり方を繰り返すことで英単語量が飛躍的に増えました。他人から盗むなり、自分で編み出すなりして、自分にあった勉強法を早く見つけてください。そして自分を信じてください。受験は自分を信じることで必ず乗り切れます。
大阪大学合格(60回生)
 残念ながら、私はセンター試験で思うような結果を出せませんでした。センター試験後は、私の人生の中で一番勉強したと思います。苦手な現代文を集中力のある朝一番に毎日一題解くことにしました。間違えた問題は答えを覚えてしまうほどに、解き方をマスターできるまで何度も解き直しました。こうすることで、力がついたと実感できるようになりました。どの教科でも、できない問題は絶対放置してはいけないと思います。
 二次試験当日は、数学が半分程度しか解けず、合格できないと思いましたが、折角これまで頑張ってきたのだから、英語と国語だけでも精一杯解いて帰ろうと思い頑張りました。そして合格発表の日。不合格に決まっていると思って大学のウェブページを見ると、私の受験番号があり、本当に驚きました。
 「受験は何が起こるか分からない。だから、進学したい大学なら、たとえ可能性が低くても挑戦してみたらどうか。」私は最初、先生からそう言われて、ただの慰めだとしか思えませんでした。しかし、自分でそれを身をもって体験した今、自信を持ってこう言えます。「決して努力する前に志望校を諦めないでください。」
神戸大学合格(60回生)
 日々の授業を一生懸命受けることをお勧めします。センター試験に出題されるのは授業で習ったことばかりだからです。補習も大切にしてください。テストの点数が悪くて強制的に受講させられる補習はさておき、補習は率先して受講するといいですよ。授業では扱わない受験に必要な内容を、補習で補ってくれます。また、補習中に、先生方が入試傾向を語り始めたりします。絶対お得ですよ。さらに、バランスのとれた勉強を継続することも大切です。偏った勉強は苦手科目を作ることになり、それに足を引っ張られて好結果を出せなくなります。
 私は、先生方のバックアップに感謝しています。いろんな場面で応援してくださった年次主任の先生、苦手だった英語を優しく指南してくださった先生、教材に独創的すぎる挿絵を描いてやる気を喚起してくださった先生、まるで目の前に情景が現れるような語りをして授業にのめり込ませてくださった歴史の先生、受験校を決定するまで根気よく話し合いを続けてくださった担任の先生……。先生方の支援がなかったら、私はきっと合格できなかったと思います。ありがとうございました。
 大阪大学医学部医学科合格(61回生
  東高での3年間は、とても充実していましたが、受験勉強は必ずしも順調とは言えませんでした。医学部医学科に進学するために理科3科目を履修していることから、負担が重く思うように学力が上がらないのではないかと思ったことも、医学部医学科でなかったらもっといい判定が出るのにと思ったこともありました。しかし、難関大学を目指して私よりも努力している同級生の姿を励みにし、「絶対に伸びるから」と応援してくださった先生方の言葉を支えとし、基礎さえ押さえれば必ず伸びると信じて私も努力しました。
 センター試験では思うように得点できず、担任の先生からは他の大学を薦められました。しかし、自分の意志を貫き、大阪大学を受験しました。何としても合格したいと思い、センター試験後は何度も過去問を解いたり、学習が偏りすぎないようにとアドバイスを受けて補習も受けました。2次試験では見慣れない問題に戸惑いましたが、最後まで諦めず問題を解き続けました。
 大学受験は決して楽ではありません。しかし、努力は必ず自信になります。周囲への感謝を忘れず、諦めることなく、素敵な未来をつかんでください。
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