

ホタルイカは、日本海側を中心にわが国周辺の海に分布しており、ふだんは水深200~700mもの深いところに棲んでいます。暗いところを好んで生息しているので底引網が適しています。国内では、富山県の富山市から魚津市にかけての富山湾沿岸でも、ホタルイカの群遊海面として有名であり、ホタルイカは春の風物詩として知られています。

兵庫県は全国一の水揚げ量を誇り、特に浜坂漁港(新温泉町)は、日本でも有数の水揚げ漁港です。ホタルイカは日の出から日の入りまでしか網に入りません。夜になると、海底から浮き上がってしまい底曳きの網では漁獲できなくなってしまうからです。そこで時間との戦いが続きます。旬は3~5月で、ホタルイカづくしが味わえます。


ホタルイカは富山県が全国的に有名で、京阪神地区などの消費地では、兵庫県でホタルイカが水揚げされ、全国1位の座を争っていることを知らない人がほとんどです。鮮度の低下が早いためボイル加工されてから出荷されることがほとんどでしたが、現在は生ホタルイカを鮮度の良い状態で県内大型量販店へ出荷しています。
細かい網を使うので、ホタルイカ以外の魚やゴミを手作業できれに取り除く作業を行っています。

ホタルイカは、水深200~700メートルの深海に生息しているので、海の中で大きな網を引いて魚をとる「底引き網漁」という漁法でとっています。魚の種類や漁法について学ぶことができます。

ほたるいかのかきあげ・・・外側のさくさくと、内側の柔らかさの2つの食感が楽しめます。
![]() |
◆材料(4人分)
◆調理手順 |


ホタルイカは、地元でしか味わえない躍り食いや釜揚げ、唐揚げ、天ぷら、ホイル焼き、沖漬け、炊き込みご飯、軍艦巻きなどメニューも多彩です。
ホタルイカ漁は、カニ、カレイ等に混ざって小さなイカが入っていたのが始まりだそうです。ホタルのように美しい発光をするイカであることから「ホタルイカ」と名付けたそうです。