60.CO2濃度簡易温度

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[目的]地球温暖化の原因の一つとされる二酸化炭素の濃度を簡便に測定する。
[領域]化学:酸と塩基
環境:二酸化炭素による地球温暖化
[準備]水酸化バリウムBa(OH)2水溶液 指示薬(フェノールフタレイン・チモールブルー・
アリザリンイエローなど) ポリエチレン袋(大) 水槽用エアーポンプ
[操作]
 ポリエチレン袋に集めた気体を、エアーポンプを使い指示薬を加えた水酸化バリウム水溶液中に通じ、指示薬の変色が見られるまでの時間を計測する。
[留意点・工夫点]
水酸化バリウムの濃度は0.0005mol/l程度にする。
あらかじめ二酸化炭素の濃度と変色時間との関係を グラフ化し、検量線を作成しておくとよい。
ポリエチレン袋は大型ごみ箱用を使用する(45リットル以上)。
エアーポンプは小型で出力の小さなものを使用する。
植物の葉を入れた袋に自動車の排ガスを集め、直射日光を避けて10〜15分放置した後に同様の操作をすれば、植物による酸性ガス(二酸化炭素、二酸化窒素NO2等)の吸収を確認することもできる。
[参考文献]「理科の教育」東啓一(日本理科教育学会)
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