37.カルメ焼き

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[目的]カルメ焼きを作ることにより、炭酸水素ナトリウムNaHCO3の熱分解反応を確認する。
[領域]化学:物質の変化
[準備]砂糖 炭酸水素ナトリウム(重曹)
[操作]
 1)容器に砂糖:水=2:1の割合で入れ、加熱する。
 2)かなり粘性が出てきたら、火から離し炭酸水素ナトリウムを少々入れてすばやくかき混ぜる。
 3)ふくれあがったらでき上がり。
[留意点・工夫点]
容器はお玉、スプーン、蒸発皿などを使用する。カルメ焼き用の鍋も理科教材として売られている。
かき混ぜるのは割り箸が適している。
砂糖はザラメを使うとよい。
火から離すのが早いと上手くいかない。かなり粘性が出るまで待つ。(温度120℃〜125℃)
重曹を入れるタイミングが遅いと砂糖水がこげる。
重曹の量が多いとカルメ焼きが苦くなる。
砂糖がこびりついた器具は水に漬けておくか、水を入れて火にかけかき混ぜるとよい。
カルメ焼きが膨らむのは次の反応で生じる二酸化炭素による。
     2NaHCO3 → Na2CO3 + H2O + CO2
[参考文献]「理科おもしろ実験・ものづくり完全マニュアル」左巻健男編著(東京書籍)
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