33.綿菓子作り

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[目的]手作り器械で綿菓子を作る。
[領域]化学:糖類
[準備]缶 モーター ザラメ
 
[操作]
 缶の側面下側に穴をいくつも開けて、缶のプルタブに軸を付け、微細ゴム管などでモーターと繋ぐ。ザラメを入れて加熱し、溶けてきたらモーターを回して穴から出てきた綿菓子を巻き取る。
[留意点・工夫点]
缶の大きさは容量135mlのものが使いやすい。
穴は詰まりやすいので、釘などでやや大きめに開けるとよい。
モーターはプラモデル用を使い、電池を逆に入れ、逆向きに回すと、ゴム管がはずれにくい。
ザラメは薬さじ2〜3杯ぐらいでよい。入れすぎると穴が詰まる。
穴から綿菓子が出てきたら割り箸などで巻きつける。
出来た綿菓子が周囲に飛び散るので、プラスチック円形水槽などの内面をアルミホイルで覆ったり、てんぷらガードを使うと周囲が汚れず後片付けが便利である。
大量に綿菓子を作る時は2〜3予備の缶を作っておく。穴が詰まってきたらお湯につけておくとザラメが取れやすい。
長時間使用すると、モーターが焼ききれてしまうこともあるので注意する。
アルコールランプやガスバーナーの中がザラメで汚れるので使用後は汚れをとる。
転化糖を含まない砂糖を加熱し、繊維状にしてから冷やすと、糖線が結晶化して綿菓子ができる。
砂糖に転化糖が含まれていると、糖線は吸湿して溶けてしまい線状にならないので、ザラメを使用する。
ペットボトルのチップを使って同様に、プラスチックの繊維を作ることができる。

[参考文献]「総合食品事典」 桜井芳人編著 (同文書院)
[関連実験]プラスチックを知ろう
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