[留意点・工夫点] | |
・ | 市販されている樹脂液、触媒液、促進液3種類を調合して使用する。 |
・ | ガラス枠は液漏れしないようにきちんとつくる。セロテープをとめた後、ホットメルトガンなどでガラスをくっつけるとよい。 |
・ | ガラス板の替わりにポリプロピレンでできたプラスチック容器(プリンカップ、製氷皿など)を使用すると取り出しやすい。 |
・ | 標本はよく乾燥させたものを使用する。乾燥が不十分だと色落ちする。 |
・ | 標本の表面にスチレンモノマーをむらなく塗ると樹脂液になじみ、空気が入らず美しく仕上がる。 |
・ | 標本を乗せるタイミングは少し沈むくらいでやや硬化し始めたときがよい。完全に硬化してしまうと残りの樹脂液を入れる際に標本が浮き上がってしまう。この際、標本ラベルを一緒に封じ込めてもよい。 |
・ | 標本が浮くようであれば、数回に分けて樹脂液を入れるとよい。慌てずにタイミングをはかる。 |  |
・ | 1時間くらいで硬化するが、空気に当たっているところは完全には硬化しない。 |
・ | 研磨は耐水性研磨紙600cwで磨き、次に1000cwで磨くとよい。表面に細かい傷がつくが、気にせずに滑らかになるまで磨く。その後プラスチッククリーナー、カーワックスなどを布につけて擦ると、再び透明な表面が出てくる。 |