28.ろうそく作り |
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| [目的] | 廃油からろうそくを作る。 |
| [領域] | 化学:油脂 |
| [準備] | 廃油 廃油凝固剤 ティッシュパーパー ガラス瓶 |
| [操作] | |
| 廃油を温め廃油凝固剤を溶かしてガラス瓶に入れ、こより状のティッシュパーパーを芯にして固める。 |
| [留意点・工夫点] | |
| ・ | 廃油の温度が80℃以上になったら廃油凝固剤を入れる。 |
| ・ | 廃油100mlに付き廃油凝固剤は約3gが適当である。 |
| ・ | ガラス瓶はジャム瓶など口の広いものがよい。牛乳パックを利用してもよい。 |
| ・ | ティッシュパーパーは1〜2cmの幅で裂いて数回縒りを入れる。 |
| ・ | 芯となるティッシュパーパーを割り箸などで垂直に立てて支えるとよい。 |
| ・ | 廃油凝固剤の主成分は植物油脂の脂肪酸(ヒドロキシステアリン酸)であり、凝固剤を油に入れると、温度が下がる過程で網目の三次元構造を作り、液状の油脂がその中に閉じ込められて、固まった状態となる。油自体が化学変化をおこしているわけではない。 |
| ・ | 凝固剤の量が少ないと網目構造がまばらで動きやすくなるため固まらない。温度が上がると網目構造が壊れ、再び液状に戻る。 |
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