21.ガラスを作ろう

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[目的]模造宝石やネオンなどさまざまな用途に使われている鉛ガラスを作り、ガラスの性質を理解する。
[領域]化学:無機化合物の性質 ケイ素
[準備]二酸化ケイ素SiO2(石英砂) 四ホウ酸ナトリウムNa2B4O7(ホウ砂) 酸化鉛(U)PbO
[操作]
二酸化ケイ素と四ホウ酸ナトリウム、酸化鉛を混合してすりつぶし加熱する。全て溶けて気泡が少なくなったら取り出して冷やす。
[留意点・工夫点]
四ホウ酸ナトリウムを加えるのは融点を下げるためである。
かなり高温にならないと融解しないので、るつぼやマッフルなどを使う。いきなり強く加熱するとるつぼが割れるので除々に温度を上げていく。
透明にしたい時は、材料が溶けた後に微量の塩化コバルトを、着色したい場合は、塩化コバルト(紺色)や塩化銅(緑色)、酸化マンガン(W)(紫色)、硫酸ニッケル(黒色)、クロム酸カリウム(緑色)などをすこしずつ加えるとよい。班で薬品を変えると違う色のガラスが仕上がり比較できる。
できたガラスを急冷すると、収縮し割れて飛散するのでゆっくりと冷やす。かなり高温なので素手で触らない。
作製したガラスは1〜2ヶ月で表面が白くなるので、防ぐためには透明マニュキュアなどを塗って表面を保護するとよい。
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