12.水素の燃焼と爆発

もくじへ
[目的]水素と酸素の反応における化学エネルギーは、熱と光のエネルギーに変わることを体感する。
[領域]化学:気体

1.発生させた水素を使って燃焼、爆発
[準備]ペットボトル 亜鉛Zn 希硫酸H2SO4 マッチ
[操作]
1)底を切り取り、キャップの中央に5mmくらいの穴を開けビニールテープで封をしたペットボトルを作る。(捕集装置)
2)水素を発生させ捕集し、点火する。
[留意点・工夫点]
発生装置のぺットボトルには、ビー玉30コくらい入れ重石にもする。穴は底の部分にも開けておく。
亜鉛は、華状は細かくなった分が落ちるので、粒状がよい。
捕集用ペットボトルで破裂の心配はない。底が開いているので爆発の逃げ道があり、危険が少ない。
充分に水素がたまったら発生を止め、捕集容器のテープを取って点火すると、はじめは静かに燃えている。中の水素が少なくなり空気と混合してくると爆発する。

2.ボンベの気体を使って爆発
[準備]水素 酸素 ホース 傘袋 種火ライター バケツ
[操作]
1)傘袋に水素と酸素を2:1に入れる。
2)5mのホースの先を水の入ったバケツに入れ、もう一方から傘袋の混合気体を送り込み袋を取り外したホースの口にチャッカマンを取り付ける。
3)ホースを持って着火する。
[留意点・工夫点]
ホースとチャッカマンの間から気体が漏れないようにする。
爆発の衝撃がホースを伝ってバケツまでいく。ホースを持って体感する。
傘袋の混合気体の容積と5mのホースの容積はちょうどよい比率である。
もくじへ