31.静電誘導

[目的]静電気の性質を知る。
[準備]はく検電器 エボナイト棒 ガラス棒 絹布 毛皮 回転台 電気振り子
[操作]
[留意点・工夫点]
はく検電器の取扱い・箔の修理・片付けの留意点は一般編第3章-基本的な物理器具53参照のこと。
毛皮は、毛100%の布でも代用できる。
回転台は、針と台の接触部分がすり減ってくる。ガラス管の先をなめして肉厚にしたものを接触部分として取り替える。
バンデグラーフ式静電高圧発生装置による演示実験もある。
電気振り子の製作
 
  • 4〜5mm角アルミホイルに瞬間接着剤で糸を付けた物 2個
  • 直径1.5mmの発泡スチロール球に糸を付けた物 2個
手作りはく検電器
 
  • 容器・・・牛乳ビン・ペットボトル
  • 箔・・・アルミ箔2枚など
<参考>
 静電誘導
導体の近くに帯電体を近づけると、帯電体に近い側には帯電体と異種の電気が現れ、帯電体に遠い側には帯電体と同種の電気が現れる。このような現象を静電誘導という。
      
<参考>
 帯電列(摩擦電気系列)
 摩擦帯電の正負はこする相手との組み合わせで決まる。
プラス(+)に帯電 マイナス(−)に帯電
猫皮・・・エボナイト
スチロール・・・猫皮
アクリル・・・猫皮
ガラス・・・猫皮
アクリル・・・スチロール
エボナイト・・・ポリエチレン
・・・ポリエチレン
アクリル・・・ポリエチレン
スチロール・・・ポリエチレン