千光寺
千光寺は先山の頂上にある真言宗の寺で、千手観音を本尊とする。先山は淡路富士と呼ばれる淡路で5番目に高い山で、登山道が数多くあり、奥細道にはメグロチク(県指定文化財)という珍しい竹が群生している。千光寺の本堂の前には狛犬ならぬ猪が向かいあって置かれている。猟人の忠太が白いイノシシに矢を射かけると、矢が刺さった観音様に変わり、それを見た忠太が心を改め出家したという縁起にちなんだものである。また、弘安6(1283)年の銘がある梵鐘(国指定文化財・重文)は淡路で最も古いものである。鉄製の多宝塔には文保2(1318)年の銘がある。三重塔は幕末に高田屋嘉兵衛が修築したという。
山頂からは四方に眺望が効くが、特に南側は展望台が設けられており、素晴らしい景色が堪能できる。現在は細いながらも道路が整備され、山頂まで自動車で行くことができる。
山頂からは四方に眺望が効くが、特に南側は展望台が設けられており、素晴らしい景色が堪能できる。現在は細いながらも道路が整備され、山頂まで自動車で行くことができる。
※サムネイル画像をクリックすると下の画像が切り替わります